独り言


2019.11.23  弾丸
毎年のことですが、関西くらいまでならば日帰り圏内です。
朝早く家を出て、のぞみで3時間弱。ちゃちゃっと用事を済ませて夜に帰還。

今年も神戸で学会が開催されておりまして、診療を休診する必要もなく、参加ポイントをゲットしてまいりました。

当初は金曜日のうちに神戸入り(大阪入りでも可)して、美味しいものを食べてゆっくり観光気分を味わって…、っていう算段もしていたのですが。
ホテル代が馬鹿にならなくて、今回も諦めてしまいました。

さて、今日一日を振り返るとしましょう。
朝、こちらは冷たい雨。
駐車場から駅まで位なら濡れても構わへんっていうことで傘も持たずに出発。(向こうは晴天という予報だったので傘を持っていくのが面倒だったっていうのが一番の理由です)
関東を抜けると絶好の学会日和で、新神戸からのシャトルバスに乗り込んで、いざ会場へ。

少しばかりお勉強をして昼休み。

朝から何も食べてなくて、神戸の街を散策しながら適当な場所で腹ごしらえしようと思っていましたが、なかなかよさそうな所を見つけられません。
「腹がペコちゃんだ。」
と、五郎さんのように呟きながら三ノ宮を彷徨っていました。
去年行った鉄板焼きのお店を再訪したら、閉店の憂き目に。(店舗は探し当てたのに看板が消えていました)

怪しげな路地に入ったり、地下に行ったり戻ったり。
寿司?鰻?うどん?牛?
なかなか決まらず、生田神社あたりをぐるぐる巡りながら。
そこで突然目に入ったのが、「本格タイ料理」

タイ料理なんて「トムヤムクン」しか知らないんですが、男性二人組が入っていくのを目にして、いざ勝負。

「一人ですが」

「そちらへどうぞ」
と日本人じゃない女性。(これは本格かも)

さて、メニューに目を通すと、タイ語と日本語の解説付きが併記されていてとても親切な感じ。
辛さも唐辛子が一つ、二つ、三つってな感じで表されていて、辛い物好きな自分としては好印象。

お姉さんに声をかけて、いざ注文。
「トムヤムクン」、「ガイヤーン(タイ風焼き鳥)」、「ポッピアトート(揚げ春巻き)」
と言うと、

「それはちょっと多すぎる」、「ポッピアトートはハーフがあるから」
とアドバイスしてくれまして。

タイカレーや麺類もいけるかも?って思ったんですが、流石に胃袋が厳しかったかな?
一人で食べるには限界がありますね。複数人で行って色々頼めば楽しいんでしょうが…。

帰りの新幹線は何とも言いようのない寂寥感、旅の終わりを感じさせられます。
東京に着くとそこは冷たい雨。牛久も当然雨。傘を持ってない自分は速足で車へ。

来年も神戸での開催が予定されています。ただ、休診にする必要のある日程です。

今日、世間は「勤労感謝の日」で祝日のはずですが、かかってきた電話は、なんと40件以上。
僕は電車やバスに乗ってるし、会場で講演を聞いてるし、電話には出られませんでした。
対応できたのは2割程度だったでしょうか。


今年の2月に帝国ホテルで同窓会がありました。立食パーティーではなく、宿泊もしなかったせいでしょうか、それに参加人数も少なかったせいでしょうか。
5000円では済みませんでした。
ニューオータニさんだと交渉次第でやれることがわかったので、次回の同窓会の幹事さんはさぞお喜びではないかと想像しております。

2019.11.16  
このところ朝晩と日中の寒暖差が大きくなっています。秋物が充実していない我が身としましては一気に冬物を引っ張り出すしかないわけで。
朝、寒い頃に家を出て、夕方も日が暮れてから帰る毎日ですから秋服を持ってなくてもノープロブレムです。
唯一、木曜日だけは何か気の利いた服があればなあって思ったりもします。

まあ、12月になれば冬服オンリーでオッケーですからもう少しの辛抱ですね。

先日、「1か月あたりの洋服代はいくらかかるか」っていうデータをチラッと見たのですが、
男性は4000~5000円、女性だと6000~7000円位だそうです。
ということは、男だと年間5~6万円ってことになるのですが、僕の場合は、精々3万円までかな?
スーツは滅多に着ないから新しいワイシャツもネクタイも必要ないし。

そう考えると、毎日スーツ着用で働く方々は大変だと思います。
毎日同じスーツやネクタイってわけにもいかないでしょう、それに夏用冬用を用意しなくてはならず、クリーニング代も馬鹿にならないし。
冬はカッコいいコートにマフラー、手袋も必需品ですもんね。
ワイシャツも数揃えなくてはならないでしょう、そして、靴。

翻って、「白衣はどうなのよ」ですか?
とても安いものです。有名ブランドのものもありますが、贅沢を言わなければ3000円から5000円くらいで買えますね。
勤務医だと病院にクリーニング済の病院用白衣が置いてあって、朝、棚から取り出して、帰りに洗濯籠に入れておけばいいっていう感じです。
白衣の下に着るスクラブっていう服も2、3着持っていれば大丈夫。朝洗濯すれば夕方には乾いてます。それにアイロン不要。
その上、丈夫なので5年以上もちます。(体形さえ変わらなければ)

しかし、女性用はなかなか男にはわからないものです。
白衣やユニホームには流行り廃りがありまして。長年着ていると傷んでくるし、色褪せたりもするし。
「買い換えていいよ」って言ってるんですが、遠慮深いんでしょうか、彼女たちは。


昨日だったかな、「経鼻型のインフルエンザワクチンが近々発売へ」というニュースを目にしました。
不活化されたもので、早ければ数年後に市場に出るという話。効果も高いそうです。
そうなれば、こんな痛い思いもしなくて済む、夢のような時代がすぐそこまで来ているんでしょうか。
あとは価格と供給量がネックでしょうか。
それと、花粉症の点鼻薬と同じように自宅で自分でやるのか、それとも病院でやるのかっていうところも興味あるところです。

2019.11.09  季節もの
ここ何年かこの時期の土曜日はどっと疲れる状況です。
先週の方がきつかったけれど、今日も。
昼休みがなくなるってことはないんですが、午前外来が延長してしまいます。
助っ人を配置しているんですが、それでも時間当たりの患者さんが普段よりも多くて待ち時間が長くなってしまいます。

それもこれも予防接種を予約制にしてないせいです。
予約制のメリットとデメリットを天秤にかけて、うちは予約制にしませんでした。

昨日の段階ではワクチンの在庫にかなりの余裕があったはずでしたが、今日一日で次の入荷までちと厳しくなってしまった感があります。
まあ、なくなったときはゴメンナサイです。
それを回避する手段として、
「接種の時間を制限する」
という手段がありますが、これは昨年非常に不評でした。
「午前のみ」、「曜日限定」みたいな感じで。
今年はそれをなんとか回避したいのですが…。


明日は天皇陛下の祝賀パレードです。天気も快晴が予想されており、とても良いパレードになりそうですね。
今日も皇居周辺では色々な催しが披露されていたようで、夕方のニュースでちらりと見ていました。
各県からの祝賀の踊りや出し物についてはお国柄といいますか、東アジアの国民性といいますか、どうも北朝鮮や中国の映像を見ているように錯覚してしまいました。
(もしかしたら僕がただ疲れていたからかもしれません)


今年も流行語大賞の季節がやってまいりました。
7、8割がた知っていましたが、「これって流行ったの?」って思ったのがいくつか。
また、おじさんには全く関係のないものがいくつかありました。

自慢じゃないけど、タピオカミルクティーって飲んだことないっす。
「パプリカ」って食べ物でしょ?昔、料理の鉄人で鹿賀丈史が齧ってたやつ。「アレ・キュイジーヌ」って言って。
違うの?
そうでしたか。

また、「令和」を流行語にするのはどうかと思うんですけどね。
「おむすびころりんクレーター」というのは今回初めて目にしました。「ニュース見てへんのか」ってお叱りを受けそうですが、全くの初耳でした。

大賞を予想しておきます。外れても知らんけど。
「ONE TEAM」です。

2019.11.04  代案
春もいいけど、こんな秋も悪くないです。
朝、メロンパンとクロワッサンを買って(なんでも専門店だそうです)、施設に入所している元患者さんにプレゼント。
帰りのエレベーターの中で、「御面会の方へ」っていう注意書きを見ると、
「食べ物の持ち込みはご遠慮いただいております」だって。

いいじゃん、固いこと言わなくても。

というわけで、今日もおひとり様を満喫。

蕎麦屋さんでは、
「相席、よろしいでしょうか?」って声を掛けられ、見ず知らずの方とご一緒に昼食を済ませまして。

相席っていうのは最初にいる人が何故か優位な立場になるもんですね。
今回、僕の方が先に座っていたんですが、後から来た人は何だか恐縮している感じで。
そこで、何か気の利いた言葉をかけるのがお洒落なんでしょうが、どうもうまくいきません。
「ここ、美味しいでしょ」とか、「ここ、よく来るんですか?」とか…。

例えば、新幹線や飛行機で隣に座った人に話かけるのに勇気がいるのとおんなじ。
大阪のおばちゃんだったら、「これからどこ行くん?」とか、「アメちゃん舐めん?」とか聞いてくるんでしょうけど。

よく行く球場のそばのお店だったら、カウンター席の人と話は弾みます。
多分、共通の話題があるからなんでしょう。

他にも待っている方がいたので、速攻で食べて店をあとにしました。

こういう日には布団を干したり、洗濯をしたり、草むしりをしたり、意外とやることが目白押し。
新聞や本も読まなきゃならないし、残りの時間が限られている身はちょっとの時間も無駄にできません。


オリンピックのマラソンが札幌に移転してしまい東京都は悔しさで腸が煮えくり返る思いだと察しています。
ここで、イタチの最後っ屁として東京マラソンをオリンピック期間中にやるっていうのはどうかと。
通常、2月に開催されているものを8月にやる。現実味はないけど、もともと警備なんかの準備はしていたんでしょうから。
オリンピックに出られなかった選手を一堂に集めて、暑さ対策は万全だったっていうことを証明しましょう。


2019.11.03  夕焼け
先週は秋らしい日が続いて、それでも悲しい出来事(首里城焼失)もあって、慌ただしく時は移り過ぎました。
少しでも早い復元ができるよう、少しばかりの援助もしながら祈っています。

インフルエンザの接種が始まって3週間が経過しましたが、結構早い出足で戸惑っています。
この分ではワクチンが途中で尽きてしまいそうな、そんな不安を抱えながら冷蔵庫の中を覗いています。


ラグビーWCは南アフリカの優勝で終わりました。
決勝戦は私用のため観ることができませんでしたが、本当に良い大会だったと思います。
日本チームが活躍したことも喜ばしいことですが、他国の試合にも数多くの観客が訪れていたことが大会の成功を物語っているのではないかと思っています。

他の競技(例えば野球)では自国のチームの試合では満員になるけど、他の国同士の試合だとガラガラっていうことがザラです。
競技に対する興味というより「ジャパン」に対する興味だけっていうのが寂しく映ります。

今回、「にわか」が俄然注目されましたが、どんなスポーツでもみんな「にわか」から始まります。
ルールも知らないし、選手の名前も顔も詳しくなくって。しかし、競技のことを好きなればもっと知りたくなるし、ルールも覚えようとします。
代表戦じゃなくても高校や大学、社会人の大会があれば、「見てみよう」って気持ちが芽生えてくるかもしれません。

できれば2年後、3年後、そして4年後に今の「にわか」が本物になって、新たな「にわか」にルール解説をしたり、
「この前のWCの時はなあ…」って蘊蓄を語れるようになっていて欲しいと願っています。


先週は他にも色々とニュースがあって、大学入試の英語の試験やオリンピックのこと、法務大臣の辞任とか。
「身の丈」については、彼の本音が正直に出たものと思っております。
文科省の中にいる人たちも皆エリート集団ですから、地域間格差、経済的格差に関してはあまり現実感(現場感)がないのではないかと。

小さい頃から恵まれた教育環境(有利な条件)に育ってきただけなのに、さも自分の努力だけで今の自分を形作ったものと誤解しているのかもしれません。
だから、「えっ、何か問題でも?」って。
格差の上位にいるものからしてみると、下剋上は非常に困る、下にいる者はずっと下にいて欲しいって考えがちですね。

経済格差、地域格差、そして能力の格差があるのは仕方ありませんが、その格差をできるだけ小さくしていくかが政治家や役人の仕事だと思うんですね。
グローバルな時代だ、全て自己責任だって言ってるのが今のお坊ちゃま世襲議員先生たちなのかな?

もっとも、これまでの国主導の入試制度を民間に任せることがなぜ必要なのかっていう根本的な理由が良くわかりません。
国が主導でやると何か問題があって、民間に任せるとずっと効率よく、生徒の評価が判りやすくなるというデータがあるのであれば是非知りたいですね。


最後に。
今週、夕方4時過ぎにふと外を見たら久しぶりに綺麗な夕焼けが目に入りました。

  遠くから近づいてる季節の影を忘れさせてくれる悲しいほどのキレイな夕焼け  「夕焼け」 by スピッツ

そんな夕焼けを見ながら秋が深まっていく10月の終わりでした。



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