独り言


2019.10.27  遠足
この土日は秋の遠足に繰り出しました。
1983年、18歳でこっちに来て出会った仲間+卒後に出会った仲間たちと、土曜日の診療後にちょっと北の方へ。
紅葉には少し早いけれど、北関東道から東北自動車道を北上すること2時間半。 

友人の一人が会員になっている、会員制リゾートホテルって言うんですか、とても立派なホテルへの宿泊のお相伴に与ったってな感じです。
男女
8人秋物語ってか。 
子育ても終わっているので、「子供がいるから行けないよ」という言い訳が通用しないっていうのも良いです。
食事をして、温泉に入って…。
男子部屋と女子部屋に分かれて、男子はアルコール+麻雀。 

 くだらない話で安らげる僕らは
 その愚かさこそが何よりも宝物   「愛のことば」 by スピッツ

日頃の疲れも癒されて、高原での散策。
ロープウェイから見える山の上の方は紅葉もキレイに色づいていました。 

明日からの診療に向けての鋭気を養って帰宅の途につきました。

2019.10.22  臨時の祝日
朝から冷たい雨。いつもよりちょっと遅く起きて始動。
午前中、クリニックにいましたら何件も電話がかかってきました。
「今日は休診です。」
「やっぱり?」
「一応、祝日なので。」

また、多かったのがインフルエンザの問い合わせでした。
何だかんだで10件以上。

そろそろ自分も打たなければならない時期かな?


ラグビーWCではベスト4が出そろいました。特に20日のウェールズ-フランス戦はとても良いゲームでした。
残念ながら日本は負けてしまいましたが、まるで大会そのものが終わってしまったかのような扱いです。
ここからの4試合(3位決定戦があるから)にも是非注目してもらいたいですね。

南アフリカとの準々決勝では、前半は押し気味に試合を運んでいただけに、あそこでリードして終わっていれば後半はもっと楽しめたのかもしれません。
ただ、南アフリカのディフェンスの出足が速くて、強くて、トライを奪うことができず、最終的には力の差が出てしまいました。
日本はこの敗戦を次の大会に生かして、今度はベスト4をめざしてもらいたいですね。
また、これを機に競技の裾野が広がって、競技人口が増えてくれるといいのですが。

ラグビーって見るにはいいけど、やるスポーツとしてはハードルが高いなあ。(痛そう、きつそう)

2019.10.19  早い出足
当院では今週からインフルエンザワクチンの接種を始めましたが、昨日、今日の混雑ぶりにはちょっと面喰らいました。オイオイって。
自分でも高をくくっていたんですね、本格的な接種のピークは11月に入ってからかな?って。

今週はプロ野球のドラフトもあって、楽しい一週間でした。
今年は阪神の戦略が去年の日ハムを踏襲したかのような素材型ドラフトとなっていました。
即戦力より将来性って、阪神に育てる技量があるの?って心配の方が先に立つんですけど。

もう一つの大きな話題は、オリンピックのマラソンと競歩を札幌に変更すると、「決めた」という話。
「打診」ではないんですね。

元々オリンピックには何の興味もないのですが、本当にダメダメ、グダグダの祭典になりそうです。 

IOCJOC、組織委員会などはスポーツ、選手に対して敬意というか、リスペクトする気持ちなんてないんじゃないかと思われる仕打ちではないかと。
真夏の東京が暑いってことは、もとからわかっていたことで、そもそも招致すること自体が無謀だったはずです。
「温暖でアスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」
って、どの口が言ったんだろう。 

バッハっていう人がトップダウンで決めたことを、
「仰る通りでございます、すぐに手配いたします」
「都にはこちらから言っておきます、なあに、もう決まったことですから文句は言わせません」
って、スネ夫みたいにジャイアンにすり寄っていく組織委員会も大概ですね。 

しかし、小池さんの皮肉めいたジョークはなかなか面白いと思ったのですが、これにはかなりバッシングが出ておりました。
あれをマジに取ろうとするほど〇〇正直な人があれほどいるとは…。

 札幌開催になっても費用は都が負担するべきだとか、何だかワケが判らんことになっていて、都民はそれで納得するんでしょうかねえ。
MGCっていう予行演習をやって、暑さ対策にもお金を負担した甲斐もあって沿道でタダで観戦できるという権利を手に入れたのに。
トンビに油揚げを攫われるような感じで札幌に持っていかれる悲哀を都民は感じているに違いないと思うんですけどね。
 

そもそも、マラソンという競技は案外重要視されていないように思います。
男子マラソンは最終日に行われ、花形競技然としていて日本ではとても人気があります。沿道には何重もの観客が声援を送ってますから。
しかし、商業オリンピックと化した現代では
2時間以上もひたすら走っている競技よりトラック競技のほうが視聴者受けしてテレビ的にも重要な存在となっているように思えます。

それにマラソンの有力選手はアフリカ勢で、アメリカ国民としては「誰それ?」です。

競歩にしてもどうも面白みに欠ける競技であることから、別にこれらをどこかに移してもどうってことないだろうっていう感じなんじゃないでしょうか。

真夏の東京で走る、歩く競技を少しでも涼しい場所へ移すことを否定するつもりはありませんが、どうしてそれを当事者であるJOCや組織委員会がIOCに対して進言することがなかったんでしょうか?
自分からは言い出さずに相手から言われるとすぐに言うことを聞くって、当事者としての自覚というか、責任感というか、そういったものが欠けているんじゃないかと思ったんですね。
 

「オリンピックを開催させてもらいさえすれば何でも言うことを聞きます」
って、アスリートファーストが聞いて呆れてしまいます。 

開催地変更に伴う混乱は色々出てきそうですが、組織委員会と国はそれを都に丸投げするんじゃないかと踏んでいます。
そこには国民や選手は存在しません。メンツをかけた争いや誰に負担を押し付けるかの綱引きが一層激しくなるでしょう。

2019.10.13  台風、その後
朝起きたら各地で凄いことになっていました。
川の氾濫、堤防の決壊による大被害はこれまでにないほどの広範囲に渡るもので、被害を受けた方々に対しては心が痛みます。

自然に囲まれて豊かな自然を満喫していた生活が、ある日突然に一変してしまいました。
復旧までに時間がかかるとは思いますが、何とか元の生活を取り戻して欲しいと願っています。

昔習った地理の知識では、河川の氾濫については日本の地形もこういう大きな被害をもたらす原因ではないかと教えられた記憶があります。
河川の勾配が急峻であること、長さも短いこと、天井川となっていることなどが挙げられます。

あと、上空からの映像を見ると、三日月湖になっているようなところにも集落があって、ここが洪水の被害に遭っている様子も見られました。

こういう大災害は日本の自然、国土を失うだけでなく、国民の財産の喪失も伴います。
復旧には多大なる国費を投ずることになり、その財源は税金です。

消費税を上げたばかりで、これ以上国民から搾り取る手立てはなさそうですが。
建設国債の発行を増やすかな?

ラグビーはあれよあれよという間に全勝でグループリーグを勝ち抜けてしまいました。
素晴らしい。予想は外しましたが嬉しい誤算です。

2019.10.12  台風
久しぶりに大きな台風を経験しました。
かつては台風銀座と呼ばれていた県のお隣で生まれ育った身としては、「台風はこうでなくっちゃ」という気もしましたが、これだけの風、雨はなかなかのものです。
近隣のクリニックは土曜日を休診にしているところもあったようですが、うちはなぜか通常営業。しかし、午後は早めに切り上げてしまいました。
だって、誰も来ないから。流石にあの暴風雨の中、来れないですよね。

余程具合が悪ければ嵐の中でも受診するんでしょうが、不要不急の外出を避けるように言われていましたので、ちょっとした風邪くらいじゃ受診しません。
職員には申し訳ないことをしましたが、地域医療を守るためには仕方ないことだよって(自分に)言い聞かせながら来る当てもない患者さんをお待ちしておりました。 

帰り道、お店はどこも閉まっていて、開いているのは、ファミマ、ミニストップ、そして自宅近くのセブンだけでした。
連休だったのでDVDでも借りようかと思ったら、やっぱり閉まってました。 

昨日からテレビはこれ(台風情報)ばっかりで、通常番組が吹っ飛んでいます。
台風の影響を受けている東日本方面は重大なニュースでしょうが、あんまり関係のない西の方の人々に対しては果たしてどんな番組を放送しているんだろうかと非常に気になっています。 

実家の親は心配して電話をくれましたが、東海や関東に親族の居ない人々は内心「ふーん、大変だねえ」って感じではないのでしょうか。
それを日本の一大事のようにNHKをはじめ民放各社がずーっと放送しているかと思うと…。
こういうときこそ関西では是非お笑い番組をやっていて欲しい。 

恐らく、明日、台風が関東を抜けると東北地方のことは扱わずに関東の被害情報に明け暮れることと思っています。
関東ローカルならばそれでいいですよ、でも、全国ネットで延々とやることじゃないって常々感じていることなんですね。 

この台風の影響はこの休みのイベントにも出てしまい、明日の一人旅はオジャンとなってしまいました。
台風の後始末、掃除に充てることになりそうです。 

いよいよ来週からはインフルエンザワクチンが始まります。

2019.10.05  諸々
先週から今週にかけてインフルエンザが流行っています。
やけに早いんじゃない?って皆が思っていますが、学級閉鎖も増えています。 

予防接種はこれからなのに、さてどうしたものでしょうか。
というのも、一度罹った人に予防接種をするかどうかってことです。
A型に罹ったけどB型に罹るかもしれないので念のためにワクチンを打っておくべきか。
ワンシーズンにA型とB型の両方に罹るケースもありますので無駄とは言えませんが、心情としては「今年のワクチンはもういいかな」となるのではないでしょうか。 

また、予防接種の効果発現までには一定の時間がかかりますので、今流行っているからといって今打ってもあまり効果はないでしょうね。 


この日曜日に生まれて初めて空手を観てきました。(国体だったから)

「型」と「組手」の競技だったのですが、観ていて面白かったのはやはり「組手」です。
「型」は一言で言うと、演技ですね。
決めポーズを作って、歌舞伎みたいに「にらみ」を利かせて、カメハメハーって感じでアピールする…、と言っては身も蓋もないのですが、会場から見ているとそんな風に感じました。
審判受けするのは美男美女、特にキリリと締まった顔つきの人が有利なんじゃないかと、よう知らんけど。 

一方、「組手」は相手との戦いですからわかりやすいです。
パンチより蹴りの方が高得点となるようで、廻し蹴りがきれいに決まると会場から拍手と喝さいが沸き起こります。
会場は結構混んでいましたが、こんな機会でもなければ絶対に見に行くこともないスポーツが気軽に観戦できたことは国体もなかなかいいものだと満足して会場を後にしました。 

「死人に口なし」
何だか全ての責任を元助役に押し付けて、さも自分たちが被害者だと言わんばかりの会見でした。

そして、不祥事自体はもっと以前からわかっていたのに、彼が亡くなるまで公表せず、少しほとぼりが冷めた頃に発表したように感じます。 

単なる企業と地元との関係での金銭授受の問題なら、どうして地元が企業に金品を贈与するのかが不思議に思ったのですが、元助役の関係している会社が関与しているのであれば十分あり得る話となります。
受注に便宜を図ることで関電と元助役はウインウインの関係となるわけです。 
もし、元助役が生きていれば事実関係がかなり詳細に判るんでしょうが、もう亡くなっているので関電の描いたシナリオ通りになるのではないかと思います。

その上、監督官庁の経産省も事実究明には及び腰になるだろうと踏んでいます。
話が原発に纏わることだから? 

ただ、この件に関しては大阪の松井市長が関電を攻撃していますので、そこに一縷の望みを託したいのですが、誰かさんに何だかんだと言いくるめられて矛を収めてしまうかもしれません。
(維新の会特有のパフォーマンスに終わらなければいいなあ)
 

そして誰も責任を取らずに、亡くなってしまった元助役が黒幕ってことで、メディアも次の面白そうなニュースを追いかけることになるっていうのがこの頃の日本の景色です。

最近の日本の組織(企業、お役所など)は不祥事が起きてもトップは責任を取って辞めることがなくなってしまいました。
「ご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」
と、口では言います。
しかし、「事態を解決、原因を究明するために責任を果たす所存です」って。

あなたがいたら問題は解決しないんですけど。

役職を解かれて報酬や天下り先がなくなったり、名誉が傷つけられることを恐れているとは思えません。
それより、自分以外の誰かが問題をほじくり返して不都合な真実が明らかになることを恐れているんじゃないかと勝手に推測しています。
だって、第三者委員会って名ばかりの調査機関で事実解明されることは滅多にありませんもん。 

このままだと元助役の親族らは末代まで犯罪者の身内の者との汚名を着せられることになるんですが、反撃の一打はないのでしょうか。  


「手土産」という文化。
お世話になった方に対し何某かの心づけ、不手際があった際に謝罪の言葉と同時に渡すもの、これから良いお付き合いを願う際に挨拶の言葉と同時に渡すもの、等々。 
その多くは定番のお菓子だったり、そこの名産品だったりします。
僕も先日頂きましたし、逆にお渡しもしました。

最近では企業のコンプライアンスが厳しくなり、そういったものはできるだけなくすという風潮になっているそうで、個人的にはどうも好きじゃないんですね。
便宜を図ってもらおうとか、特別扱いしてやろうとか、そういった邪念はありません。 

外来をやってて、腰の曲がったおばあちゃんが、「先生、今朝取れたトマトを持ってきたよ、皆で食べて。」
って持ってきたら断れません。
「いらないよ、持って帰ってください。」
なんて言えるはずないじゃないですか。 

「この前はお世話になりました、ほんの気持ちです。」
ってお菓子を持ってきたらありがたくいただきますけどね。 

僕も自分の健康診断をしてもらったり、診断書を書いてもらったりすれば必ず手土産を持参しています。
何故か?
やはり感謝してるから。
サービスと金銭との交換以外の何かってとても大切だと思っています。 

お菓子の下に山吹色が入っていることは、多分ないけど。


最後に。
長年、定期的に通院されていた方がお亡くなりになることはどうしても避けられません。
病状の進行とともに死期が近づいて、ある程度予測(予想)されている場合は心の準備もできますが、ある日突然、という場合はやはり平常心ではいられません。

今回は持病が悪化したためのものではなく、全く予想だにしていなかった原因での突然死を知らされ、非常に驚いた次第です。



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