独り言


2019.08.31  掴むのであれば藁じゃないものを
今日は半ドンでした。
事前にアナウンスしているせいか、それほど電話もかかってこなかったのですが、その中でちょっと困ったものが。

昨今、疾患に対する治療は「ガイドライン」というものが定められています。
標準治療っていうものですが、病期によって、重症度によって、選択すべき(推奨される)治療法っていうのがあります。
しかし、現代では患者さんはインターネット、口コミ、雑誌などで多くの情報を集めることができます。
手術、抗癌剤、放射線治療ならばいいのですが、怪しげな免疫療法や変な水素水、祈祷なんてものに走ってしまうこともあります。
それかと思うと、一切の治療を拒否、薬は副作用ばかりだから飲まないとか。
まあ、今日の午後にそんな雰囲気のある問い合わせと言いますか、難儀な電話がかかってきました。(ワクチン療法ですね)

以前、進行癌の患者さんから、海外からの直接輸入の馬鹿高い薬剤(免疫治療だったと思います)を投与してくれと依頼されたことがありましたが、
「やめときなさい」と諭したことがありました。

有効な治療法であれば、とっくの昔に保険適応になって、ガイドラインにも載るし、推奨度も上がるんでしょう。
しかし、いまだに自費でしか認められないっていうところから考えると、治療法としては有効ではないと考えられます。(サプリやトクホのようなもの)

ただ、昔、僕はある患者さんに対して、やってあげた経験があるんですね。
薬は患者さん自身が取りに行って、注射だけはこちらで実施するというもの。但し、副作用が出ても責任は負わないという了承を取り付けて。
かれこれ20年近く前の事で、果たして効果があったのかもう忘れてしまいましたが、その薬の名前を耳にしたのは本当に久しぶりでした。

今日の患者さんが標準治療に戻ってくれることを祈っています。


8月も今日で最後。
大瀧師匠の「EACH TIME」は夏の終わりを感じさせるアルバムです。今晩はこれを聴きながら過ごしています。

2019.08.24  卒業
今週、一人のスタッフが卒業しました。
辞めさせたわけでもなく、嫌になって辞めちゃったわけでもなく、新たなステージへの転身。
とてもめでたいことで、喜んで送り出すことになりました。
人員の補充はしない予定ですので残ったスタッフのシフトが少しタイトになることになりましたが、みな優秀なので大丈夫でしょう。(本当かな?)

来週から専門学校の学生さんが研修にやってきます。
毎年夏休みや春休みに実習に来てくれて、クリニックの雰囲気を感じ、実際に患者さんとの関わり合いを通じて将来の医療従事者になるための勉強をします。
今回は4週間と長い期間、事務さんの卵が勉強していますのでよろしくお願いいたします。

2019.08.18  夏が終わる
一週間の夏休みが終わります。
例によってかるーく夏を振り返ってみようかと。

8月11日、朝早く南へと飛び立ちました。

目的地は火の国、熊本。くまモンも待ってるし。

益城町にある空港から熊本城へ。
そこは復旧作業中だったので、外からしか見学できません。数多くの作業員の方々が、あの暑い中を黙々と働いておりました。
観光客も結構いましたが、僕は余りに暑くて早々に退散。





水前寺公園にも行こうと思ったのですが、キャンセルして最終目的地でもある天草へ。
天草ではイルカを見るというプランを立てており、ナビでは余裕の時間配分。
しかし、上天草市から天草市への道が大渋滞。
全く動かん。
お盆休みの渋滞がこんな田舎道で起こるなんて…。
着いた時にはもう最終受付時間を遥かにオーバーしておりました。
仕方ないので、食べることに専念。赤ウニ、車エビ、その他諸々、お一人様で堪能してまいりました。




天草諸島と宇土半島を繋ぐ5本の橋が一望できるスポットからの一枚ですが、右側は切れてしまいました。

翌日も天気が良く、阿蘇を横目に見ながら南小国町、黒川温泉あたりの美味しい蕎麦屋さんで昼食を。



綺麗なお店で、味も非常に良かったです。
「そば街道」には他にもいくつかよさそうなお店がありますが、一度に何か所も行けないのが残念です。

今回のレンタカーはオーディオの調子が悪くてAMが入らず。高校野球を聞くことができず、雑音交じりのFMを聴きながら山道のドライブ。
まだ地震の影響で通行止めの箇所が多くて渋滞があちこちにできておりました。 



「〇〇のマチュピチュ」っていう単なる田舎の山村の風景ですが、帰り路に寄ってきました。

14日から15日にかけては、大型の台風10号がやってくるとかで、僕の携帯に避難指示のメールが頻繁に入ってきました。
雨が断続的に降ってはいるものの、風は全く穏やかで、
「メールが来てるけど、避難する?」、「避難場所ってどこか知ってるの?」と聞いてみました。
「いいよ、大丈夫でしょ」
との返事でしたので、そのままテレビを見ておりました。
多分、逃げ遅れる人ってこういう感じなんだろうなって思っていました。でも、本当に大した事なかったんだから。
窓を閉め切っていると、防災の放送は聞こえてこないし、外に出ても何言ってるのかわからないし。 

毎日毎日自宅で本を読んだり、テレビを見て(殆どが高校野球)過ごしておりました。
ここまでのベストゲームは星稜対智弁和歌山でしょうか。
事実上の決勝戦といってもいいようなハイレベルの試合でした。
3回戦で当たるのが勿体無い、しかし、両者消耗した後での対戦では本当の実力が出せないというジレンマはありますので、このあたりで当たるのが良かったかもしれません。
ただ、この試合は丁度移動日だったため、殆ど見れなかったんですね。
途中までは空港のテレビで見ていましたが、試合終盤から延長戦の場面は機上でした。 

メディア的には奥川くんをヒーローにしたいでしょうが、履正社が空気を読まずに奥川君を攻略するんじゃないかと予想しておきます。
その前に中京学院大中京の5番の子がやってくれそうな気がしていますが。

そして夏が終わっていきます。

「遠くまで うろこ雲 続く 彼はもう 涼しげな 襟もとを すりぬける」�
「またひとつ夏が終わる 音もたてずに 暑すぎた夏が終わる 音もたてずに」  by スピッツ

2019.08.10  休みに入ります
夏休み前の最後の外来でした。
休み中にお薬が切れないように少し早めに受診してくれたことで、今日はいつもより余裕の外来でした。

明日からはみんなそれぞれの夏休みになります。
旅行に行く人、初盆で実家に行かねばならない人、どこに行っても混んでるから家で過ごしますっていう人。
こんなに暑いのによりによって南の方へ行かんでもよかろうもん、と言う制止の声を振り切って僕は帰省するわけで。

意外と涼しいんですよ、海辺は。
凪の時間帯は蒸し暑くてしゃーないんですが、開けた窓を海風が吹き抜けると、風鈴の音、蚊取り線香の匂いと相まって非常に風情のあるものです。
そして、西の地方の夏はいつまでも明るくていいものです。関東より季節が一か月ほど戻ったような感覚に襲われます。

今日、初めて取手の花火を見ました。

とても綺麗で、壮観なものでした。たまたま子供が取手にいたもので、彼のマンションから観ることができたんですね。
残念ながら写真をアップすることはできませんが、とてもいい気分でワインを飲むことができました。



進次郎議員とクリステルさんが結婚するそうです。
なにも首相官邸で、マスコミの前で発表する必要もないと思っていますが。

それにも増して、このことに対しマスコミは何の疑問も呈さないっていうところが、不思議な感情を覚えております。

彼が総理大臣であれば官邸で発表するのは当然のことと思いますが、単なる国会議員の一人ですから、FAX一枚で済ませてもいいわけですね。

そもそも彼は大臣経験者でもなく、閣僚の一員でもなく、選挙のための客寄せパンダ(失礼)レベルでしかないわけで・・・。
何だか非常に気持ち悪いニュースでした。


もう一つ。全英で優勝した渋野選手の扱いはいかにも日本らしいというか、なんちゅうか。
彼女の偉業は素晴らしくて、文句のつけようもありません。
ただ、可哀そうな気がしてくるんですね。
もう少し、長い目で見れないものか、もう少し静かに見てあげられないものかと。
大阪さんの時にも感じましたが、絶頂期には持ち上げるだけ持ち上げて、ちょっと不振に陥れば叩く、っていう扱い。

彼女が一発屋で終わらなければいいと願っております。今後の活躍を期待して已みません(決して「いません」ではないですよ)

2019.08.03  
兄「なんだよ、急に殴ってきて。」
弟「元はと言えばそっちが蹴ったんだろ。」
兄「その時はちゃんと謝っただろ。」
弟「そんなの形だけじゃん、僕は許してないんだからね。」

兄、弟「お母さんに言いつけるから。」

母「兄弟喧嘩はしないの、二人で話し合って解決しなさい。」 

兄、弟「絶交だ!」 

ってな感じでしょうか。 

外交が得意な総理に任せておけば万事うまくいくんでしょうが、全く解決の糸口さえ見出せていません。 

ロシアとも交渉したけど、2島すら返ってきそうにないし、北朝鮮との交渉はトランプ頼みで、めぐみさんのお父様は生きている間にめぐみさんと会うことも叶わなくなってしまいそうな感じです。
そして、イランには何しに行ったの?と言われる始末ですが、彼に任せておけば大丈夫なんでしょうね、多分。
だって、みんなが選んだ総理だから。 

今週やっと梅雨が明けましたが、無理やり真夏の世界へと連れてこられた感じではないでしょうか。
僕も片足はまだ梅雨に置いてきている状態ですので、何だかこの猛暑に戸惑っています。 

いつもなら、患者さんには「食事と運動ね」って言ってますが、
今週は、「食事、頑張ってね」です。 

高校野球の組み合わせも決まり、夏本番です。そして夏休みまであと1週間。
高校野球と言えば、大船渡の佐々木君の話題に触れないわけにはいかないかな?

僕は彼の投球を見たことがないけど、もし彼が甲子園に来れたとしてもそれ程勝ち上がれないのではないかと思っています。

昨年の金足農の例もあって、彼の力で勝ち上がる可能性はあるのかもしれませんが、いくら速い球が投げられても、速球だけなら甲子園常連校は簡単に攻略します。
勝ち上がるには、直球と2つ以上の変化球を投げられる投球術(コンビネーション)、絶妙なコントロール、打者との駆け引き、そして相手ベンチにいる老練な監督との駆け引きが必要となります。
あとは観客やマスコミ、そして審判をも引き込む物語性も重要なポイントとなります。

これまで大舞台に出たこともなく、そのスピード(163キロ)だけが注目されている彼は甲子園には出てこれなくて良かったのではないかと思っています。
そしてプロで活躍するのであれば、変化球のキレ、精度、牽制やフィールディング、クイックのうまさも必要となります。
いくら160キロを連発しても打者は簡単に打ち返し、足で揺さぶられて、崩される。

連投できない投手はそもそも甲子園には不向きだと思います。基礎体力をつけるとか、打たせて取って球数を少なくして連投に耐えられる工夫をするとか。
そんな投球術を磨けば晴れの舞台に出られたのかもしれませんね。

予選の早い段階で190球も投げた試合がありましたが、あれこそが彼をそしてチームを苦しめたんだと思っています。

プロに行くならば育成がしっかりしている球団でないと、厳しいでしょうね。在京の人気球団や関西のあの球団では無理だと思います。 

今年は相模、智辯和歌山、履正社、星稜に注目します。近江、徳栄、明石もやれそうですが、初戦から潰し合うのが残念です。
高校四天王の一人、星稜の奥川君には頑張ってもらいたいのですが、星稜はどうも勝ち運がない、試合運びが上手くないのがマイナスポイントです。
履正社にもそんなイメージがありますね。
前橋と仙台の両育英、光星は安定した力がありそうです。ダークホースは愛知を勝ち上がった誉で、初戦で光星を食っちゃうといいところまで上がれるような気がしています。
習志野は春の印象が非常に悪くて応援する気は起こりません。



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