独り言


2018.11.24  満員電車並だったでござるの巻
今日は予想以上に混乱しました。
「どのくらい待ちました?」、「何時に来られたんですか?」
と、何人かの患者さんにお尋ねしたところ、大体2時間は待っておられたようです。
立ちっぱなしだし、スリッパもなく本当にお疲れさまでした。

200人分くらいは準備していたんですが、10時半くらいで受付終了になっていたようです。
4人の事務スタッフで処理できる仕事量を遥かに超える接種希望者がそれもごく短時間で来られました。
あたかも幅の狭い川に上流から多量の水が押し寄せてきたような感じでしょうか。靴が玄関の外まで溢れていたという声も聞かれました。

スタッフ達もいつもより遅くまで残って事務処理をして、疲労の色(一体何色やねん)を残して帰宅の途についたわけで・・・、「お疲れさん」。
これに懲りず月曜日も出勤してね。


今日、2025年に大阪万博が開催されるというニュースを目にしました。
何かの冗談だろって思いましたが、本当なんですね。

大阪からどんなメッセージを発するんだろう?
「儲かりまっか?」、「ぼちぼちでんなあ」っていう経済的な話しか思い浮かびません。
なにかこう、「わくわくする」、「どきどきする」、「何か新しいもの」っていうものが、あのメンバー(松井知事、世耕経産相、榊原さんら)からは感じられないんですね。
そもそも関西の人々が諸手を挙げて歓迎しているのか、一致団結して協力体制を構築し、盛り上げようとしているのか、関東にいるものとしてはようわからんのですわ。

一方、経済界はどうなんでしょうか?
「万博が来て儲かるんだったら協力しまひょか。」くらいなものじゃないかと。

開催するための経費は国、自治体、企業が分担するんでしょうが、そこには当然国民の税金もつぎ込まれることになります。
経済効果が1兆、2兆といわれていますが、「捕らぬ狸の皮算用」で、国民にどれだけの恩恵があるのか分かったもんじゃありません。
また、オリンピックを見てもわかる通り、予想される建設費はどう見ても安く見積もられています。多分、当初の3倍から5倍へ膨らむと見ていますがどうでしょう?

恐らく、ここにカジノも誘致されることになるでしょう。
そして人手も不足している折、大阪ならではの日雇い労働者や今度成立しそうな法律に基づいた外国人労働者たちの劣悪労働環境問題がクローズアップされると予想しておきます。

東京はオリンピックで、大阪は万博で儲けさせてくれよって。お祭り好きの方々(ある業界)にはこの上ないイベントになることでしょう。
何だか非常にがっかりしたニュースでした。


心身ともに疲れた夜、僕は「スピッツ」を聴きます。
癒されながら・・・、
「猫になりたい」

2018.11.22  足りる?
ゴーン会長の事件から。
僕の中では、コストカットの名目で大量の従業員のリストラや工場閉鎖を行ったうえで、業績をV字回復させただけの分際で(と言っては申し訳ないのですが)私欲を膨らませてきた、というイメージでした。
だから日産に対してはあまりいいイメージはないし、外国人経営者全般に抱くイメージも良くありません。
グローバルな展開をするためには外国人経営者を高額報酬でヘッドハンティングする必要がある、と言われても素直に同意することができないんですね。

リストラされた元社員の怨嗟や無念など、そう簡単に晴れるはずもないと思いますが・・・。

彼の手腕が豊田社長より数倍も優れていれば、あれだけの高額報酬にも納得できたのかもしれません。
しかし、彼の場合、「剛腕」というより「強欲」でしかなかったと言わざるを得ないでしょうから、ここは潔く退場していただけるものと思っています。

「足るを知る」、「足るを知る者は富む」と言う諺(老子の言葉)があります。
母親からの教えでして、「果てなき欲望を持つことなく、それなりに不自由しない生活ができれば心も豊かになれるんだろう」ってな解釈をしています。


「平成最後の」というフレーズ。
来年の4月で「平成」も終わります。
だから、何事につけても「平成最後の」という冠をつけて特別感を醸しだそうとしている節がありますね。
しかし、何にもない今日の日だって、「平成最後の11月22日」、明日だって「平成最後の11月23日」です。
何を言いたいかというと、その日は唯一の一日であって、わざわざ「平成最後の」と銘打つ必要はないんじゃないかと思うんですね。

次の元号が何になるのかわかりませんが、来年の夏は「〇〇最初の」とわざわざ特別扱いするんだろうか?

年号の件でもう一つ。
僕だけじゃないかもしれませんが、今年は「昭和93年」なんですね。
なぜか?
患者さんの年齢を把握する際、平成生まれの人は平成30年からそのまま引き算をしますが、昭和生まれの人は93からの引き算になります。
昭和28年生まれならば65歳(93-28)、昭和46年生まれならば47歳(93-46)という風に。
大正生まれの人はまた別の方法(大正に11を足して今の西暦から引く)があります。以前は明治バージョンもありましたが、今は使うことはありません。

来年は昭和94年と平成31年と二つのバージョンで年齢計算をすることになります。


最後に。
今週月曜日から今日までにインフルエンザワクチンの問い合わせの電話が数多くかかってきました。また、接種希望の患者さんも数多く来院されました。
しかし、その全てをお断りして、24日のみで対応することになっています。
多分、混乱することでしょう。そして長い待ち時間になることでしょう。

もしかしたら途中で用意した本数がなくなってしまう可能性もありますが、その時はご容赦ください。

注射は足りないけれど、駐車場は沢山あるんだよなあ。

2018.11.18  恒例のワイン
15日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日だったわけで、スーパーで買ってきて自宅で飲みました。
毎年、キャッチコピーが出るのですが、毎年のように、「最高級の出来」みたいな評価をしてくるんですね。
2012年は例外的に「不作」みたいなことを言っていましたが、今年も「素晴らしいヴィンテージ」らしいです。
昨日食べたごはんの味も忘れてしまうような僕にとって、1年前のワインと今年のワインの味を比べろって言うのは到底無理な相談ですが。

元々、ボージョレ・ヌーヴォーは寝かせて飲むものではないので、同じ日に年代の違うものを飲み比べようとすること自体、無理(ナンセンス)だと思うんですね。
どうせ去年や一昨年のワインの味なんて誰も覚えてないんだろうから、毎年、「今年は最高」って言ったところで罪にはならんでしょ、ってな具合ではないかと。


さて、今日は埼玉の方までロングドライブ。
子供の部活の応援も圏央道のお陰でとても便利です。
地理(地名)には割と詳しいと自負している僕ですが、日高市なんて子供の行事がなければ一生知ることも訪れることもない町でした。

行くのは昨年に続き2回目でしたので、インターを下りてからもスムーズ。
今回は事前に昼食の場所までリサーチしておきましたので、去年の様にコンビニのおにぎりで空腹を凌ぐこともせずに済みました。
また、車も去年と違っているので、腰への負担が非常に軽く、とても楽なドライブでしたね。

学生スポーツはとてもいいものです。
男子だけですが、試合後のエールの交換も各大学に個性があって・・・。
変な掛け声に笑わせてもらい、波乱の結末に涙している姿も美しくて。

これで一週間の疲れも取れたような気がしてますが・・・、帰りの運転はちと疲れたかな?

2018.11.11  
アメリカの中間選挙の話題も少しばかり。
上院は共和党が過半数を維持し、下院では民主党が勝利。
トランプさんは勝利宣言をしましたが、本当のところはどうなんだろう?
反トランプの意思が少しばかり示されたようですが、多分、彼は選挙結果なんて何とも思っていないんでしょうね。
これまで通り、自分のやりたいことは強引に進め、うまくいかなかったら民主党のせいにすることになると予想します。 

Make America Great Again
トランプさんのキャッチフレーズですが、どの時代のアメリカをイメージしているんでしょうか?
勝手に想像するに、自由と繁栄を誇っていた20世紀前半から中盤までの時期ではないかと。
時々BSで古いアメリカ映画をみることがありますが、とても面白いです。
 

彼の熱狂的な支持者層は一般的に、白人男性、低所得者層、低学歴層とされています。
建国の理想は、「自由」、「平等」、「民主主義」であり、機会の平等が保証され、自分の努力により富や成功を収められる、「アメリカンドリーム」を手にすることができる、
あの頃を夢見ているノスタル爺たちの支持を一身に集めているんだと思います。
 

さて、「アメリカンドリーム」とは、どんなものでしょうか。
僕がイメージするのは、
一般家庭に生まれても、郊外にプール付きの一戸建ての邸宅を持つことができ、退職後は悠々自適の生活ができるというものでしょうか。
犬を飼い、休日は庭の芝を刈ったり友人とバーベキューをしたり、ガレージにはアメ車が置いてある、みたいな。 

さて、こんな夢物語みたいなアメリカンドリームを実現できた人は果たしてどのくらいいるんだろうか。
ある調査によれば18%ほどに過ぎないとのことです。
「今は貧困層にいるけれど、努力すれば将来は階級を超えることができる」、と思っていれば今の格差を受容できるのでしょうが、それが困難な状況になっています。
現在のアメリカ人のほぼ70%がアメリカンドリームの実現は難しいと答えています。 

だから真面目にコツコツと働いても親の階級を上回ることはないし、一生プール付きの邸宅に住むことも叶わない。
どうしてこうなった、悪いのは誰だ。ってことになるんでしょう。
そこにトランプさんがでてきたわけで。 

翻って「ジャパニーズドリーム」はあるんだろうか?
「アメリカンドリーム」と違って、明らかなイメージを抱くことは困難ですが、親より学歴も高く、収入も良く、引退後は一年に一度くらい夫婦で旅行に行くっていうのがジャパニーズドリームだとすれば
それを体現しているのはやはりごく一部に限られてしまうのかな。
恐らく、今の
60代後半から70代の人々の多くはこれに該当するのではないでしょうか。
多分、団塊ジュニア以降の若者には夢を持ったり、語ったりするのはかえって空しいと思わせるものかもしれません。

しかし、「ジャパニーズドリーム」を「ある」と信じている人にはある程度の可能性はあるけど、「ない」と思っている人には全く訪れないと思っています。
確かに以前より報われる可能性は下がっているように感じていますが、努力は必ずしも報われないけれど、努力しなければ可能性はゼロでしょ、やっぱり。
努力できることも才能のうちですから。

2018.11.10  日テレ離れ
秋真っ盛りです。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、そしてワクチンの秋です。

今日も多くの方がインフルエンザワクチンの接種に来院されました。
去年と同様、ワクチンは少ないです。来週以降、こんなペースで打てるという保証はできません。
なくなったらそこで一旦終了となりますので、その際はご勘弁を。


日テレの「やらせ」疑惑問題。
バラエティー番組だから演出の範囲内なんじゃないかな?と思っていたのですが、そうでもないような扱いですな。
あの番組に限らず、これまでも数多くの「やらせ」はあったんじゃないのでしょうか。
社会問題化するような深刻なものではないように感じています。
だったら24時間テレビを具に調べてみれば色々出てくるかもしれませんよ。

今後、文春と日テレの戦いがヒートアップしてくるのを野次馬気分で見守っていきたいと思います。

個人的には、売りたいがためにデータを捏造したり、怪しげな専門家を引っ張り出して解説させるような健康番組やサプリメーカーが作るようなテレビショッピングの方が悪質だと思っているんですけど。
健康被害が出ないまでも騙されて経済的な損失を生じさせるのは詐欺だと思っています。
ただ、「鰯の頭も信心から」と言いますから、プラセボー効果があるのかもしれませんが。


今回、改めて日テレについて5分ほど考えてみました。
昔は沢山の日テレ番組を見ていたのですが、今では1週間で2番組しか見なくなってしまいました。それは「遠くへ行きたい」と「所さんの目がテン」です。

見なくなったワケ。
いつの頃からかジャニーズべったり、エンタメ中心の騒々しい番組ばかりになってしまったからでしょうか。
ニュースを見ていると思っていたら、グルメ情報やら芸能情報ばかり・・・、自分は情報の受け手には想定されていないんだなって感じるようになったんですね。

今やテレビを見ることは娯楽ではなくなり、そして土曜の夜、忙しかった今週の外来を癒してくれるのはお気に入りのサウンドと映像となっています。

2018.11.04  外国人労働者
人手不足のため外国人を入れたいという法案の件
これは産業界からの強い要請であることは明らかなのですが、彼らの外国人労働者への期待は単純に「労働力」のみでしょう。
そこには日本での生活者という目線はこれっぽっちもないように感じます。
日本人が嫌がるような仕事を、低賃金で文句も言わずにやってくれて、必要がなくなったらすぐに母国に帰ってくれるような便利な若者をイメージしているんでしょうか。
日常会話くらいの日本語が話せるともっと便利ってな具合で。

外国人も人間ですから、感情があります。そしていつも健康であることはありません。
日本に来て恋愛することもあり、そこで結婚や出産をするかもしれません。病気や怪我で働けなくなる可能性だってあります。
他の人に比べ給料が安いことで不満を抱き、転職したいと思うこともあるでしょう。
それが叶わずに逃げ出すこともあるかもしれません。もしかしたら犯罪の片棒を担ぐようなブラックなバイトをやるかもしれません。
そんな条件の悪い業界では入ってきては辞める、辞めては入れるという悪循環になりそうです。だから人数に上限を定めないなんて言うのでしょうか。

仕事以外の時間は地域で生活します、当然ですよね。会社の寮なんかに閉じ込めて、一歩も外に出さないってことはありえませんから。
ごみも出すし、買い物もする。遊びに行くこともあれば、酒を飲んだり喧嘩もすることもあります。
彼らは一人の住民として自治体や地域住民とも係わり合いを持つことになります。
一人の人間としての生活の場が日本という異国になるわけで、経済界だけの関与で済ますことはできない問題だと思うんですが・・・。
国会では法務大臣が答弁をしているようですが、懸念材料が多すぎて来年4月から始めるにはちと厳しいのではないかと思っています。
 

とりあえず外国人労働者を入れろ、発生した問題はあとで考えるからっていうのが見えるだけに始末が悪いですね。
あとで考えるのは決して経済界ではありません。

そのお鉢が回ってくるのは各自治体、法務省や総務省や厚労省などになるんでしょうか。

問題は外国人だけに留まらず、一緒に働く日本人労働者にも及ぶと考えます。
まずは、給料面ですが、確実に下がります。
だって、雇用主は同じ仕事をするのに日本人も外国人もないって考えますもん。
それに需給関係を考えても、人手が少ないから給料を高くしなければ人が集まらなかったのに、十分な労働者がいれば給料を上げる必要がなくなります。

最近では日本人同士でもコミュニケーションが取れなかったりするのに、日本語をあまり理解できない人とのコミュニケーションが果たしてうまくいくのかな?
また、日本人であれば分かり合える微妙なニュアンスだったり、気遣いだったり、忖度だったり・・・。
「そんなもん全く必要ないよ」っていう職場なら・・・、まあ、問題ないんでしょうけど、介護や福祉の現場では多くの摩擦が生ずるのではないかと思っています。


解決策?難しいのですが、
取り敢えずはダウンサイジング(国力に応じて)を図ったり、少しだけ不便な生活を甘受することかなあ。
便利さ、早さを追い求めないってことが、長い目で見ると組織や共同体を長持ちさせる秘訣なのかもしれないなあって思っております。

2018.11.03  学会
今日は朝早くから神戸へ。
専門医維持のためには参加せざるを得ない出張です。
今回は土日の連休だったため、神戸で宿を取ろうと画策したのですが、ホテル代が余りにも高くて断念、仕方なく日帰り、とんぼ返りの出張となりました。
のぞみ、シャトルバスの中では何件と電話が鳴ったことでしょう(当然マナーモードですが)。
今日は祝日ですので、病院やクリニックはどこも休診で、そのための当番医制度があるんですけど・・・。

流石に電話のたびにデッキに出て電話に出ることはできませんでした。

昼食は「孤独のグルメ」を真似して三ノ宮へ。

事前に「るるぶ」で予習していましたが、方向音痴のため三ノ宮周辺で迷子状態になってしまいました。
「腹が、減った」
と佇んで、明石焼きの店と神戸牛の店が並んでいるところで、「ホテル代をケチったから、ここは神戸牛だ!」と、鉄板焼きをチョイス。

入ると、店主から、「一人ですか?」
「はい」

カウンター席のみで他のお客さんは20代後半から30代前半と思しき女性一人。

マスターはどことなく「おねえ」な感じの方。目が可愛くて、しゃべり方が女性的で・・・。
カウンターの女性客は「これからライブなんです」、「しっかり食べなくっちゃ」と言いつつご飯のお代わりを頼んでいました。
このライブっていうのが、二次元的なものらしくって、なかなかついていけない自分がいました。

「お客さんは観光ですか?」
と聞かれたのですが、
少なくとも観光ではなく、仕事か?と言われると必ずしも仕事でもないしなあ・・・。
結局、「仕事の一環です」って答えていました。

食事に関しては全く文句なしに美味しくて、特に赤だしが良かったです。淡路島のタマネギも良かったですね。また機会があれば行ってみたいですね。


次の話題はハロウィン。
あの場に集結するのはサッカーで集まる若者と同じ人種だと勝手に解釈しています。
仮装をしている分、もっと悪質な輩でしょう。
ハイタッチならぬパイタッチをする、集団心理を利用してやりたい放題。

解決手段は
1.メディアが無視する。
2.警察が違反者を粛々と取り締まる。顔写真と実名報道も必須。
かなり効果的だと思うんですけどね。

イベントプランナーみたいな業界が、金儲けのため、経済効果至上主義のもと、いろんなイベントを立ち上げて、一般市民を焚きつけるだけ焚きつける。
そして、「後は野となれ山となれ」
こんな状況が現在の渋谷のハロウィンだと思います。




戻る