独り言

2018.04.28  連休前
某国営放送ではGWとは言わずに頑なに「大型連休」と表現しています。
GWっていうのは映画業界の作った言葉で、これを天下の国営放送が使うのは業界の宣伝になるからっていうのが理由だそうです。でも別にGWと言ってもいいじゃない、と思うんですけどねえ。

うちは完全にカレンダー通り、中型連休です。医療機関で8連休、9連休としているところはほとんどないんじゃないかと。
よほど余裕があるところくらいかな?羨ましいとは思いませんが。(決して負け惜しみじゃないですよ)
この連休中は休日当番にも当たらずに、暇を持て余す羽目になりそうです。
「どこに行っても混んでるから」と言っては家でゴロゴロしているんでしょうね。


インバウンド需要でカジノを含む統合型リゾートを誘致みたいな話題がありまして、そのことについての私見を。
カジノの話を大っぴらに国会議員や経済界のお偉方が検討すること自体、あまり気持ちのいいものではありません。なんとなく「下品な感じ」がするからでしょうか。
 

外国人観光客から有り金を巻き上げてやろうっていう計画を国を挙げてやっている姿がどうにも気に入らないっていう心情でしょうかねえ。
ついでに日本人からも金をふんだくろうって。ギャンブル依存症対策は形だけで。
 

じゃあ、競馬やパチンコなんかも否定するのか?っていう突っ込みが来るのは承知していますが、これに関しては明確な根拠を示すことができないっていうのが苦しいのですが。 
JRA
は従来競馬が有していた少し後ろめたいギャンブルとしての競馬のイメージをCMによって変えてきました。
しかし、競輪や競艇はまだ賭け事のイメージが強いですね。
パチンコやスロットは依存症が社会問題化してからというもの、以前よりCMも少なくなり、統計上も遊戯人口は確実に減少しています。
個人的にはギャンブルに参加する人口、金額が減ることは国のことを考えれば好ましいと思っています。しかし、全面的に禁止しろとは言いません。
物事を一つの基準でもって排除していくことは全体主義に向かう可能性があると思っているからです。
 

本来、ギャンブルっていうのは少し日陰の存在で、声高に「パチンコや競馬が大好きです」って言うのが憚られるような趣味ではないかと。
それは、仕事帰りや飲み会の席などで話すならまだしも、昼間から素面の状況でパチンコ談義や競馬談義をすると、周囲から眉を顰められるっていう感じではないのかと思っています。(自分だけかな?)
明るく、健全なカジノっていうのはあり得ないと勝手に思っていて、仮に健全なギャンブルであるとしたらそれは果たして楽しいんだろうか?

淫靡で猥雑で少しアンダーグラウンドな世界っていうのがギャンブルなんじゃないかと思ったりもしていて、これを積極的に誘致しようとする自治体があることにはちょっとびっくりします。
それなら競馬のウインズも持ってくればいいんじゃないかなあ。通常、ウインズの誘致話は地元住民の反対が強くて、悉くうまくいきませんよね。
パチンコにしてもギャンブル系は治安の悪化や子供への悪影響を危惧する意見があり、地域住民から猛反発を受けます。

カジノなら地域の経済活性化が図られ、ウインズがダメという理屈はどうも説得力に欠けると思うんですよね。 

もしかしたらカジノは「首相案件」だからでしょうか。まさかね。
やらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件、てなことを言われているわけでもないんでしょうけど。

まあ、国を挙げて誘致する(金儲けのことばっかり考えている)っていうのがどうも美しくないんですね。
 

まあ、男は黙って明日の天皇賞を買いなさいってことでしょう。(笑)

2018.04.21  遅れているのはそんなに悪いこと?
京都で行われた内科学会ですが、「京都なんかで学会を開催するもんじゃない」っていうのが正直な感想でした。
京都駅からのアクセスが非常に悪い。
観光客でごった返しているため、会場に到着するまでシャトルバスを利用すると40-50分かかります。
地下鉄だと渋滞はないのですが、烏丸御池で乗り換えが必要で最寄り駅から会場までは結構歩きます。
会場も狭く、ゆっくりじっくり勉強するって雰囲気になれません。(はなからそんな気はなかったりして)

年に一度の観光旅行を兼ねての参加であれば京都は良いところかもしれませんが、「こちとら真剣に専門医の単位を取りに来てるんだぜ」っていう日帰り組には日曜日の京都は辛かったです。
いっその事、この先ずっと有楽町の東京フォーラム固定でいいんじゃないかと思っています。
東京駅からも歩いていけるし、羽田からでもすぐですから地方の先生にとっても便利ではないかと。


4月に入ってからというもの、日曜日は全て潰れていまして、休日なし状態ですね。(21日連続勤務みたいなもの)
朝5時起床、6時過ぎに家を出て、夜7時帰宅みたいな。
それでも勤務医時代に比べたら体は楽なんですけどね。眠れてますから。


表題の件ですが、「キャッシュレス」という点で日本は世界からかなり遅れているそうです。
以前、何かの番組で、中国や韓国は何でもカード決済で、先進国はどんどんキャッシュレス化が進んでいる。しかし、日本は・・・。
っていう論調で紹介されていました。

若者や都会暮らしの人々、IT技術に明るく、スマートフォンを使いこなしている人々にとってはカード決済やスマホ決済に対するハードルは非常に低いんだろうと思います。
病院やクリニックでもカード払いができるようになっています。
現金を持たなければ強盗の被害に遭う危険性も少なくなるかもしれませんし。もしかしたらオレオレ詐欺の被害も減るかも?
しかし、田舎暮らしの高齢者、個人商店などの従事者、農家や漁師の人々までもが一様にキャッシュレスに対応できるとは思えないんですね。

中国の場合、お金(紙幣)に対する信用が非常に低いと言われています。偽札が蔓延るからという点からもキャッシュレスに移行しやすいとも言われていますね。
個人情報保護に関してもあまりナーヴァスじゃないってところも日本人とは感覚が違うのかもしれません。
一方、日本ではキャッシュへの信頼感は絶大なものがありまして、それに紙幣の偽造は非常に難しいときています。

カードへの信頼感が低い理由として、情報(ビッグデータ)漏洩、不正アクセスの問題、国に情報が管理される危険性などが挙げられます。

僕は自分でもアナログな人間だと認識していまして、ほとんどカード決済はしていません。
クリニックと業者との取引、個人ではチケット購入くらいのものです。
手持ちのカードは1枚のみ、これも仕方なく作ったもので決して外で使うことはありません。(ポイントカードは何枚か持ってますけど)

僕がキャッシュにこだわる理由は、
「手持ちの現金で買えないものは買わないで済むから」です。

これは親からの教えでもあるんでしょうか。

世の流れとしてキャッシュレス化が主流となるんでしょうが、キャッシュレスが善、現金主義が悪という考えにはちょっと異を唱えたくなります。
そしてキャッシュレス化が進んでいない日本は遅れているという論調にも、「それで、何か問題でも?」って言い返せればいいのですが。
日本は、「遅れている」って指摘されると、「何とか遅れを取り戻さねば、追いつかなくては」
って考えるんですね。
そして先頭に立つと落ち着きなくおろおろしてしまい、他に遅れている点はないのかって不安を覚える国なんですね。

2018.04.14  そうだ、京都へ行こう
いきなり思いついたわけではありませんが、ちょっと足を延ばしてきます。
実は、土曜日の午後外来を休診にして、京都に一泊するっていうプランも考えたのですが、旅行サイトでホテルの検索をしたら、目ん玉が飛び出るくらいに高いんですね、これが。
仕方なく日帰りです。
生憎、天気も悪いようで、これも日頃の行いのせいかと諦めております。

朝早く常磐線に乗って、10時頃には会場入りして、夕方には岐路に就くっていう算段です。
数年前に訪れた時は好天に恵まれ、湯豆腐とにしんそばを食して帰ってきたのですが、今回はどうなりますことやら。


今日、久々にインフルエンザ陽性の患者さんが出ました。
4月に入ってからはいくら検査しても空振りばかりでしたので、もう今シーズンのインフルエンザは終了と思っていました。
しかし、「周りにもインフルエンザの人がいるから」っていう言葉に惹かれ調べてみると、「A型」。

そういえば塩野義さんの新薬で、「ゾフルーザ」っていうのが保険収載されていますので、これを使ってみようかと薬局に電話をしてみると、「まだ置いてません」とのこと。
多分、次のシーズンではこの薬がファーストチョイスになるのではないかと思っています。
メリットは一回だけ服用(経口剤)するだけでいいんですね。
タミフルは5日間内服だし、イナビルやリレンザは吸入剤でしたから。



今週の週刊の経済紙では階級社会、貧困問題が取り上げられていまして、元になる書籍っていうのが橋本健二氏の「新・階級社会」でした。
この本は少し前に読んでいて、なかなか好印象を抱かせる良本でした。

社会学っていう分野は幅広く、奥深いものです。
経済学的なもの、言語・コミュニケーション的なもの、福祉・医療的なもの、階層・階級的なもの、ジェンダー的(上野千鶴子的ともいう)なもの、政治的なもの・・・、なかなか面白いです。
ある対象・事象をあらゆる角度、あらゆる立場から見て、統計をとり分析することによって人を納得させる学問は医学の臨床研究に通ずるものがあります。
これは厚労省の裁量労働制の辻褄合わせのデータ取りとは全く違いますから。

2018.4.12  ハリルジャパン
ハリルホジッチ監督が解任されたようです。
サッカー代表の監督はなぜか外国人が多いのですが、どうして日本人監督ではダメなんでしょうか。

今回は緊急登板みたいな形で西野さんが後任監督に選ばれましたが・・・。

岡田監督も加茂監督やオシム監督のリリーフみたいな感じで代表監督になっていましたが、まずはどっかから外国人監督を連れてくるっていうのが日本サッカー協会の原理原則なんでしょうか。

日本人監督と外国人監督とでは何が違うんでしょうか?門外漢の自分が分析するのは誠に申し訳ないのですが、少し気づいた点など書いてみます。
野球の場合、基本的に日本人監督ですね。かつて名を馳せた選手やある程度実績のある監督経験者が選ばれます。それが良いか悪いかは別として。
小久保さんや稲葉さんは監督経験がなくてもなぜか代表監督になれちゃうんですね。
監督としての手腕(作戦、選手起用)云々よりも選手からの信頼感、カリスマ性、話題性、マスコミ受けなんかが重要視されているように感じます。
周りでサポートするコーチ陣がしっかりしていれば、監督は誰でもいいってことかな?(身も蓋もない言い方ですが)

これに対してサッカーの代表監督っていうのは、監督としての手腕が一番重要視されているのは間違いないのですが、なぜか日本人監督は候補に挙がりません。
世界の指導者と比較して日本人監督は劣っているのか、世界では戦えないと最初から見くびられているのか、そのあたりが非常に疑問です。
年齢の下の方の代表監督はみな日本人で、世界大会にも出場して結果も残しているはず。
世界で戦えるようなチームを作る日本人監督を育てることなくどっかの外国人監督を三顧の礼で連れてきて、選手とのコミュニケーションが取れないとか、
成績が残せないとかでこの期に及んで解任するっていうドタバタ劇はあまりにも失礼ではないかと。
 

サッカー専門外の自分の目から見た外国人監督の良いところはこれに尽きる。
「空気を読まない。」「日本の文化や風土なんか気にしない。」「忖度もしない。」「日本語を学ぼうとしない。」

これが結構いいのではないかと思っています。

協会、メディア、そして選手のスポンサーの意向を忖度せずに代表を選ぶことができます。
日本人監督ではそうはいかないんじゃないかと思います。
有名選手にはスポンサーがついていて、有名選手を選べば視聴率も上がるし、代表戦で稼ごうとしているメディアや協会にとってもウインウインですから。
しかし、そんなの知ったこっちゃないっていう外国人監督だとあくまでも自分の意思で選手を選びますからね。
日本語を理解しないので周りの雑音もシャットアウトです。
日本にいるのは基本的に契約期間だけでしょうから、ダメ監督のレッテルを張られても日本を離れればいつか忘れられてしまう。

しかし、日本人監督ではそうはいきません。
ファンの多い、人気選手が代表から漏れれば、監督は針のむしろですね。(かつてのカズ、北沢を外した岡田監督を見るまでもなく)

どうしても協会の方、ファンの方、メディアの方、電通の方を見てしまうのが日本人監督ではないでしょうか。
それに失敗すると監督失格の烙印を押され、もう二度とどこのチームの監督もできないような状態になるのではないかと。
それが日本における代表監督なのかな?

今回の西野さんの立場は比較的楽でしょう。負けて元々、勝てば名監督の称号を得られそうですから。

果たして、西野さんはかつての有名選手(誰とは言いませんが)を代表に呼ぶんでしょうか?

2018.04.07  春本番
新年度が始まり、今週末は始業式、来週は入学式って流れになっています。
センバツも終わり、今週はマスターズです。

センバツは大本命の大阪桐蔭が優勝しました。大会はテレビでは全く見ることはできませんでしたが、インターネットのライブ映像で見ていました。
4強に残ったチームはいずれ劣らず良いチームでした。(三重があんなに強いとは)

高嶋監督の智辯和歌山、馬淵監督の明徳義塾、そして西谷監督の大阪桐蔭の3校をいつも応援していましたし、もうやめちゃったけれど、鍛治舎巧監督の秀岳館も好きでした。
他には中井監督の広陵や山下監督の星稜なども出てくれば見るようにしていましたね。
「末代までの恥」で有名な野々村監督の開星も密かに応援しているんですけど・・・。
挙げていくときりがないですね。

常連校と言われるチームの監督は往々にして毀誉褒貶相半ばしますが、やはり良いチームを作ってくるだけの手腕は評価すべきかなと思っています。

マスターズが始まっていますが、テレビで見るあの映像はまさしく春の到来を感じさせられます。
小鳥が囀る中、スイングの音が聞こえ、続いてボールが飛び出し、そしてパトロンの拍手、喝采。
例年、落ち着いた感じの戸張捷さんの解説を聞いていましたが今年はいないようです。
中嶋常幸さんがとても楽しそうに解説してくれるのもいいです。彼は出場している全ての選手をリスペクトしているように感じます。
日本人選手には頑張ってほしい、しかし、世界には凄い選手がいて、そんな選手の一流のプレー(ゴルフ)を見て欲しいっていう気持ちなんだと勝手に思っております。
個人的にはタイガーに期待したいですね。何とか予選は通過したみたいですけど、上位進出は厳しい状況ですね。


それに引き換えと言ってはなんですが、プロ野球で、あるチームのファンが相手チームに対して心無いヤジを飛ばしたっていうニュースが何日か前に流れていました。
まあ、球場内に3万人も4万人もいれば色んな人がいて、聖人君子みたいな人ばかりじゃないから下品なヤジを飛ばす人もいるでしょうね。
聞きたくもないヤジが聞こえてくるのは日常茶飯事ですが、ライブで見に行ってるメリットと引き換えだと諦めています。それが嫌なら大人しく家でテレビ観戦でもしてなさいってことですから。
今シーズンも娘と見に行くケースが多くなりますが、自分たちは自チームの応援をするだけ、相手チームを口汚く罵るようなヤジは恥ずかしい行為と認識しようと固く誓っております。




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