独り言

2017.10.29  またも雨
晴れていたら秩父宮にでも行こうと考えていた日曜日は大雨となりました。雨なら雨でプランBがあったのですが、それ以上にやるべきことが目白押しの日曜日。
頼まれていた書類、買い出しなどであっという間に休日の午前が吹っ飛びました。

一人で料理を作って食べるのも悪くないもので、フライパン片手に野菜炒めや餃子を調理して。
スーパーに行けば大体のものは揃っていて、ちゃんと一人分の食材で野菜もカットされているので非常に便利です。
ビタミンも取らなくちゃってことで、果物も買って。あとはBGMでyoutubeのオルゴールメドレーを聞きながら読書。
インドア派にとっては何とも有意義な休日の過ごし方ではないでしょうか。

2017.10.28  舌の根も乾かぬうちに
先週、インフルエンザワクチンの接種が少ないと言いましたが、今日は、「何なんだ、これは」ってくらいの人数で、午前外来はちょっと辛かったです。
まあ、ワクチンに余裕がありましたので大丈夫でしたが、来週以降がちょっと心配やな。

今週はあっという間に過ぎて行った感じがしています。多分、選挙、台風、ドラフトなんてイベントがあったからでしょう。

1.選挙
自分は期日前投票を済ましていましたので、びしょ濡れにならずにすみました。
当日は娘が、「投票に行く」と言うので付き合ってやったのですが、かなり濡れてましたねえ。
投票所では出口調査なるものをやっていたそうですが、自分だったら絶対に本当のことは書かないと思うんだけど。
最近の選挙報道(特に情勢報道)っていうのは選挙そのものを白けさせる原因だと思っています。
途中経過みたいな事前予測(予想獲得議席数の発表)は敢えてしない方が面白いと思うんですけどねえ。
今回も、与党が余裕で300議席を超す勢い、希望は失速なんて情報は、これから投票する人の投票行動を左右するでしょう。
「もう、行かなくても結果がわかってるよな」、「いっちょ、弱そうなところを応援してやるか」、「勝ち馬に乗ろうか」とか。

選挙速報っていうのもどこも横並びでして、どうせ明日わかるものをどうして一分一秒を争って報道するんだろう?

希望の党の敗因は、民進が合流するときの小池さんの言葉と結論付けられているようですが、多分それも一つの要因だと思っています。
しかし、もっと大きな要因は、かつてここでも言及したように、小池さんや細野さんら中心メンバーから党の理念が語られなかったことなんじゃないかと思っています。
安倍さんの「美しい国」っていうのも、「なんじゃ、そら」ですが。

「政権を取りたい、取らせてください。あとは自分らに任せてください。」
というお願いでは多くの有権者は納得できないでしょう。
「おたくら、それで何したいの?」、「リセットして何を目指すの?」

2.ドラフト
一年に一度のイベントで、例年テレビでじっくりと見て、インターネットでも逐次チェックしていくのですが、今年は時間がとれずほぼ結果だけ。
ファンとしてこのドラフトの日というのは非常にワクワク、ドキドキするものです。
その年の有力選手が何人かいて、自分が入ってほしい選手と自分の応援しているチームの一位指名選手が一致するかどうかがまず一つ。
一致した場合、ちゃんと獲得できるか、競合した場合に引き当てられるかどうか。その瞬間は目が離せません。
二巡目、三巡目で予想外の選手を指名したり(おいおい、それでいいの?)、欲しかった選手がライバル球団に指名されたりして一喜一憂するのがドラフトの醍醐味でもあります。
今年は全体的にちょっと小粒だったかな?という印象が拭えませんでした。清宮クンは一年目からの活躍はちょっと厳しいかもしれませんが、いつかはWBCに選ばれるくらいの選手になってもらいたいですね。

また、例年、ドラフトで指名された選手、指名されなかった選手の裏話みたいな番組が流されるのですが、あれはどうもいけません。
一度も見たことがないのに批判するのはどうかと思いますが、もともとが天邪鬼な性格なものでして、ああいったお涙頂戴ものは虫唾が走るほど毛嫌いしています。
これと同列なものとして、戦力外通告された選手のドキュメンタリー番組があります。

作り物感、わざとらしさ、感動押し付け感とでも言うんでしょうか、24時間テレビのドラマとどこか似た匂いを感じてしまうんですね。(見たことないけど)

ドラフトが終わってプロの選手となったら、あとは本人の実力と少しの運でできるだけ長く、その世界で活躍することを期待しています。
応援しているチームに入った選手は特に期待しています。

2017.10.21  雨ばっかり
秋の長雨で洗濯が大変なことになっているご家庭もあることでしょう。うちもそうでして、部屋には生乾きのシャツやパンツがつるしてあります。
せめてもの救いと言えば、こどもがいなくなっているので洗濯物の量が少なくなっていることでしょうか。
今日の夕方、帰って洗濯物を触ってみると、どことなく湿っぽい。しゃーないので乾燥機の助けを借りて一気に乾かしています。

最近、ロードサイドに大型の洗濯機を備えたコインランドリーが増えています。
以前は、「なんて不経済なことをするんだろう、自分ちの洗濯機で洗えばいいものを、なんでコインランドリーなんて使うんだろう」って思っていました。
僕の勝手なコインランドリーに対するイメージとしては、深夜に一人暮らしの学生なんかが一週間分の洗濯物を一気に洗って、マンガ本を読みながらじっと待っているという、何だかわびしい印象を抱かせるものでした。
しかし、今では一般の主婦が自宅の洗濯機では洗えないような毛布やシーツなどを持ってきて洗っているようです。
雰囲気も明るく、清潔なもので、一つも後ろめたさは感じません。

家でやれるものは自宅の洗濯機、大物はコインランドリー、と割り切っている感じが見ていて清々しいですね。

僕の子供の頃の話をして申し訳ないのですが、毛布を洗う時には風呂場に大きなたらいがあって、風呂の残り湯を使って、足で踏み洗いしていました。
これは主に母がやっていたのですが、子供も手伝いをしておりました。絞るのにも一苦労だったように記憶しています。

秋の雨はなぜか寂しさを感じさせるものです。
どうしても冬の訪れを意識せざるを得ないだけに、「春雨じゃ、濡れてまいろう」というわけにはいきません。
ただ僕の場合、車から降りてクリニックに入るまでの短い距離で傘を使ったことは一度としてありませんので、春雨でも秋雨でも関係ないんですけどね。

雨だからというわけではないんでしょうが、出かける気にもならず、本を読んでばかりいます。
知識のアップデートにはもってこいで、読んでなかった雑誌もこの2週間でかなりはけてきました。


今週からインフルエンザワクチンの接種が始まっていますが、ここまでのところ出足は鈍いですね。この辺りではまだ流行の兆しもないのでまあいいでしょう。

2017.10.14  晩秋それとも初冬?
昨日からめっきり寒くなって、今日も一日中冷たい雨が降っていました。
今日からCSだったので、甲子園の天気も気になりつつネットで経過を追っていました。(阪神が先勝)
明日以降もずっと雨ならこのまま阪神が勝ち抜けとなるんですが・・・、もうそれでいいように感じています。どっちが勝ち上がっても広島にやられちゃうんだから。

今週からインフルエンザの予防接種の問い合わせが多くなっています。
新聞等ではワクチンが足りないだとか、既に流行が始まっているだとか、もう煽る煽る。
うちは来週から接種開始となりますので、窓口や電話口で「ごめんね」って謝っています。
一応、希望者全員に接種できるよう用意してありますので、ご安心を。

読書の秋ということで、本屋さんで面白そうな本を物色していた時のこと。
店主が電話で話している内容が聞こえてきたのですが、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ関連の本がバカ売れだそうで、
「なんでもいいからカズオ・イシグロの作品を入れてくれ。」
「芥川賞や直木賞の時とは全然・・・、一桁違う。」
だそうです。

僕がレジで支払いをしようとした時、その店主が話しかけてくるんですが、
「にわかファンには困ったもんだねえ、ブームが終わればいくらでも手に入るのに。」
「熱が冷めたらじっくり読めばいいんだよ、良いものかどうかの評価もその時に自分の目で確かめればいいんだから。」
だそうです。

春樹さんは今年も受賞を逃しましたが、彼は本当に取りたいと思ってるんでしょうか?
永遠のノーベル賞候補として勝手に我々を期待させ、そして失望させ続けてくれること、これが季節の風物詩となってくれればそれで充分な気がしています。

2017.10.09  休日当番
久々に巡ってきた休日当番医、牛久市は9時から12時までの3時間だけで、割と気楽なおつとめです。
巡ってくる頻度も1年半に1度くらいでしょうか。
やる時期によって忙しさには大きな差ができるのですが、冬季や大型連休あたりでは休む暇もないくらいです。(半日で40-50人っていう時もありましたから)
しかし、今日はとても暖かく、絶好の行楽日和でしたので患者さんも非常に少なく、こちらとしては肩透かしを食らう羽目になりました。

半ドンでしたので帰りにどこかで昼飯でも食べようと思ってラーメン屋に寄ったら、店の外まで行列。別のもう一軒も行列。
仕方なく、コンビニに寄って・・・。


今年、庭に金木犀の木を植えました。まだ30cmくらいのものですが、小さいながらも花を咲かせています。特有のいい香りはまだですが、何年か後の秋に期待しております。

2017.10..07  今週の冷や汗事例
昨日のことでした。
朝、いつも通りスタッフに朝の挨拶をして、各自持ち場での準備作業を行っていた時、
「先生、パソコンが動きません(立ち上がりませんだったかな)」

正確には「パソコン」ではなく、「レセコン(レセプトコンピューター)」のことで、受付の心臓部を担っている機械ですね。
これがなければ僕らは手足がもぎ取られたようなものです。診察はできても診療の点数計算ができず、お会計もできなくなります。

小池さんじゃないけれども「リセット」を何度しても、レセコンは立ち上がりません。
業者さんに電話したところ、「水戸から向かいますので2時間待ってほしい」とのこと。
「おいおい、今は8時だぜ。高速を飛ばせば1時間で着くだろ」って心の中では悪態をついていましたが、立場が弱いものですから、
「お願いします」と言うしかないですね。

困った表情を浮かべる事務さんと顔を見合わせて、
「仕方ない、今日は休診にしよう」と決断。

「玄関に臨時休診の案内を貼って、今更キャンセルができない検査予約の方はやりましょう。お会計は後日ってことで。」
「それと、手書きの処方箋は出せるから、事情をお話しして後日必ずお会計に来てくれるって了承してくれる方は診察しましょう。」
と決めて、診察スタート。
こういう時に紙カルテは便利ですね。

幸いにも患者さんはいい方ばかりで、「また次の時にまとめてお支払いしますよ」と言ってくださりました。

水戸からの待ち人は意外にも早い到着で、サクッと修理完了、復活しました。
当初の予想では午前中一杯ダメかと思いましたが、10時過ぎには完全に通常モードへ。

そろそろ新機種を導入する時期に来ているのかな?


10月に入り、朝晩がめっきり冷えてきました。
さすがに短パンにTシャツでは寒いので徐々に冬モードになっています。
しかし、今熱いのが衆議院選挙でしょうか。

緑のタヌキの女史はいよいよ化けの皮が剥がれてきたかの印象を抱いております。
「寛容な保守」どころか「排除の論理」を振りかざす独裁者の様相を呈していまして、集まったメンバーを見てもどうも胡散臭さプンプンで、共感できるところがありません。
ある程度の議席を取るんでしょうが、期待外れに終わるような気がしています。


最近の政治家や評論家の言葉の中で思うこと。
はっきりと物事を語る、自分の意見を断言するのは非常にいいことだと思いますが、その根拠となる理論がどうも怪しかったり、独りよがりの理想論だったりするのは勘弁っていうことが多いです。
そもそも、「完全に一致」、「100%」、「絶対」なんて言葉を簡単に使う人は信用しちゃいかんっていうのが昔からの言い習わしです(本当?)。
容易く「絶対」なんて言葉を発して、もし何か反証することが出てきた場合、どう落とし前を付けるんだろうって思わないんでしょうか?
「トランプ大統領は信頼できると確信した」、「アメリカとは完全に一致だ」っていうのを聞いていると、「ああ、日本はアメリカの属国なんだな、51番目の州なんだな」と思ってしまいます。
「完全にコントロールされている」って大っぴらに公言して、あんな有様なんですが。
言った本人はどんな気持ちなんだろうってこっちが心配してしまいますが、多分何とも思っていないんでしょう。

ハーボニーのSVR12達成率は100%だって言われていましたが、やっぱり違っていました。
治験段階では100%でも、多くの患者さんに使ってみると、効かないケースも出てきますので、薬の効果が100%っていうのはなかなか難しいものです。
だから、「著効率100%と言われていますが、ウイルス変異があって、効かない場合もあるんですよ」っていうのが正しい説明の仕方です。

「絶対」とか「完全」という言葉を使う人より、「多分」とか「恐らく」っていう言葉を使う人の方を、僕は信用します。
「逃げ」を用意しているずるい奴ではなく、正直で思慮深いんだろうって思っているからです。
一方で何でも断言する強い言葉を発する人は、相手を否定し、反論を許さないタイプが多いように感じています。若しくは詐欺師。
「奥さん、絶対に損はさせませんから。必ず儲かりまっせ。」



戻る