独り言

2016.11.26  ネーミング
積雪に久々の地震に津波、祝日もあって、今週はあっという間に過ぎて行った感がありました。
東京に雪が降ったり台風が来たりすると大騒ぎする風潮はいつごろからのものでしょうか?
「2cm積もりました。5cm積もったところもあります。」、「転んで病院を受診した方が多数でました。」、「交通機関に遅れが生じています。」等々。
東北、北海道、北陸の人々はあれを見て、「こちとらメートルの単位で雪が積もるんだよ」って馬鹿にしてるんじゃないかと思っています。
関東ローカルの話題を全国ニュースでやるという感覚がちょっと・・・。

先ごろ年金制度改革法案が衆議院厚生労働委員会で審議されていました。
今月僕のところにも「ねんきん定期便」が届きましたので中身を見てみると、65歳からの年金支給の予定額が記載されていまして、
「果たしてこれだけで生活できるかな?」、「持ち家があって、借金がなければ、そして倹約すれば大丈夫かな?」
という金額なんですね。
勤務医の頃は厚生年金でしたが、今は保険料の安い国民年金になっているので、貰える年金額は意外と少なくなります。
改正法は「年金カット法案」なんて揶揄されていますので、このままでは孫になんでも買ってやれるような太っ腹のおじいちゃんにはなれそうもありません。
従って、ずっと国民年金の方にとっては年金だけで生活するのはちょっと難しいのではないのかなあ、って案じています。
また、就職氷河期に正社員になれず非正規雇用に甘んじている30代40代の人々にとって、親が亡くなった後の彼らの老後というのは非常に厳しくなると予想しています。
今みたいに制度を弄りまわしてばかりいると、高負担低福祉に一層拍車がかかるように思います。

「ブラックフライデー」なる怪しげなものが日本にもやってまいりました。
感謝祭の翌日の第4金曜日がそれにあたるとのことで、商売人はあの手この手で消費者の購買意欲を駆り立てようとします。
キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝う、ハロウィンで騒ぐ、これに飽き足らず感謝祭にまであやかろうと。
このままでは「日本全国酒飲み音頭」ばりに毎月毎月いろんな商戦が繰り広げられるようになるかもしれません。
1月は正月
2月は節分、恵方巻、バレンタインデー
3月はホワイトデー、ひな祭り
4月は花見
5月はゴールデンウィーク
とざっと挙げても何かしらのイベントがありまして、
6月、7月も探せばいくらでも出てきそうです。

しかし、あまり安売りしてると正規の値段で売れなくなったり、大量購買の反動が出たりして、日銀のインフレターゲットが益々遠のくことになるかも?
12月に入るとクリスマス商戦が始まり、お正月、福袋、そして冬のバーゲンと続くわけで、11月のこの時期にセールをしてどれだけの消費者がついてこれるでしょうか。
これが東京だけの盛り上がりに終わるのか、地方も巻き込んで全国的なムーブメントになるのか、ちょっと興味を持って見守ることにします。

余計なことですが、ブラックというと日本ではあまりいいイメージがありませんが、このネーミングでいいのかな?

2016.11.20  こんな場所で?
午前中にやることを済ませて午後から国際会議場へ。
たまには寄席も良いよね、ってことで見に行ってまいりました。
二つ目さんの前座から始まって、雀々さんの落語は本当に面白かったですね。
浅草で聞いている寄席よりも一人当たりの持ち時間が長いせいか、まくらが長めでこれもいとをかし。
一方で、日曜の夕方に出ているピンクのお方はちょっと僕の趣向とは合わず。
栃木出身の漫才コンビは・・・、もともとあまり好きじゃないもので。ちと退屈な感じ。
会場は後ろの隅の方を除けばほぼ満席で、やはり年配の方が多く、自分もその一人なんですけどね。
そもそも落語や漫才って市民ホールやホテルの宴会場なんかでやるもんだと思っていたんですが、国際会議場もそれほど違和感はありませんでした。


今朝は霧が深かったのですが日中はとても暖かく、これぞ「小春日和」といった天候でした。(今年最後の小春日和になるんでしょう)
こんな時には窓を開け、空気を入れて、掃除機をかける。そしていつも通りに洗濯をして夕方にはアイロンをかける。
そんな日常を繰り返しているうちにまた一つ年を取ってしまいました。
昨日はスタッフには歌を歌ってもらい、「何を年甲斐もなく」なんて思いながらもロウソクの炎を一気に吹き消しました。
でも、一年でたった一度の僕がもてなされる側にたつ日でしたから、道化に徹しておりました。


どの国のトップよりも早く新大統領のもとに馳せ参じる、しっぽを振りながら、「いざ、トランプタワー」とばかりに駆け付けた我が国の首相は何だか哀れに見えてしまいました。
「付かず離れずの態度」、「是々非々で物事に臨む」なんてことは許されないんでしょうか?
「一蓮托生」、「踏まれても蹴られてもついてゆきます下駄の雪」ってフレーズが思い浮かぶシーンでもありました。

2016.11.13  天気がいいので
そうだ、洗車をしよう!
と200円を握りしめて出かけようとしたら、
「うちでやるんでしょ」
と後ろから声がかかったので、仕方なく・・・。


昨日、今日と好天に恵まれました。
今日は絶好の選挙日和でもあり、娘の自転車を借りて投票所へ。
雨ざらしの自転車も持ち主が遠くに行ってしまっていますので、漕ぐたびにキコキコとうるさく、ちょっと可哀そうな状況です。
市会議員選挙や市長選挙というのは一番住民に密着しているはずなのになぜか全く個人が見えてきません。
住居はそこにあって、インフラも利用しているのに。
仕事の場は隣の市ですので、そこの前市長さんとはお会いしたこともあるし、一言、二言会話したこともあります。
自治会の役員をやったり、市との事業に絡まない限りは地元の市会議員さんや市長さんとは交流もありません。
夜から朝にかけて自宅で過ごし、日中は別のところで仕事をしているような人にとっては、市内で抱えている問題なんて全く耳に入ってこないし、入ってきても実感がないのだと思います。
そうなると、4年に1回の選挙で初めて名前を聞くような候補者を、「えいや!」って選ぶことになってしまいます。
市の広報や市議会だよりみたいなものは定期的に入ってきますので目を通してはいますが、どの候補者がどんな考えを持っているのかはなかなかわかりません。
「優しい」、「思いやりのある」、「希望が持てる」なんてフレーズがオンパレードの公約にどれだけの実現性があるというのか甚だ疑問ですが、そんな雑多な中から選ぶのはとっても難しいです。

知りたければ候補者のHPなんかを見て自分でアプローチする、賢い市民はそうあるべきなんだろうなあ。
結局、「えいや!」って決めちゃいました。

2016.11.12  ちぇんじ?
米大統領選挙の話。
隠れトランプ支持者が思いのほかいたとか、ヒラリーに入れるくらいならトランプに入れるというヒラリーヘイターが予想外に多かったとか、色々後付けで選挙戦を語ることができますが。
イギリスのEU離脱の際にも感じたことですが、二者択一というのは非常に危険を伴うものと思い知らされました。
51対49、もっと細かく言えば50.1対49.9でも多数決で決まればそれが全体の意思として決定されてしまいます。
良識派とされる意見より、ポピュリズムに流された大衆の意見が多数を占めれば・・・、怖いものです。
トランプがダメと一概に批判するのは早計で、もしかしたら凄い手腕を発揮するかもしれません。ただ、選挙戦での言動を見れば疑問符が付くのは仕方ない人ではあります。


エスタブリッシュメントの代表とされたヒラリーさんでは何も変わらないと思うのは、遠く離れた日本に住む僕でも感じていることでして、鬱積した不満を抱えている中間層、貧困層においては切実だったかもしれません。
それならばいっそのことトランプにしてみよう、と思うのは仕方ないのかもしれません。
格差、貧困、差別が渦巻く米国ではその受け皿はヒラリーでは荷が重すぎたのでしょう。しかし、トランプがこれを解決できるという保証はこれっぽっちもないのですが、何も変わらないよりもましってことなんでしょう。
ただ、米国の属国みたいな国にとってはヒラリーさんの方がやりやすかったんでしょうね。

日本だって人のことを言える立場ではないように思っています。
ただ、一度チェンジしたら失敗だったことがトラウマになっているみたいですけど。

トランプさんがこれからどんな政策を打ち出していくのか非常に楽しみ(不安)ですが、まずはTPPに反対という公約だけでも実行してもらいたいところです。

Yes we canと言ってChangeした世界はあまり大きくは変わらなかったけれど、今度は大きく「ちぇんじ」しそうな感じがしています。
果たしてどんな未来が待っているのか、米国は今以上に格差の広がった暗黒の世界かもしれない。
日本はもしかしたら米国から本当の独立を迫られる試練を与えられるかもしれない。

ただ、日本の米国通と称される人々は、トランプさんが意外とヘタレで、共和党主流派に丸め込まれるように願っているんじゃないかと思っているんですが、さて。


次にポケモンGOと運転の話。
運転中にポケモンをやっているから運転中は操作できないようにするっていうのは、別に反対というわけではありませんが、何か本末転倒というか、何か違うような感じがしてなりません。
歩きスマホで事故が起こっても、歩いているときはスマホを操作できなくなるようにはしません。
自転車走行中にメールをしていて事故を起こしても、走行中にメールが打てなくなるようにするっていう話はありません。
もっと極端な例では、カーナビを見ていたら事故を起こしたのでカーナビを見ながらの運転を避けるように指導が入ることは絶対にありません。
なぜ、ポケモンだけが悪者になるんでしょう?
ポケモンのソフトが悪いのではなく、扱っている人が悪いんじゃないの?って考えないんだろうか?
他のゲームソフトが出て、同じような事例が出れば同じように規制するのかな?

悪いのはピカチューじゃないピカー!!

2016.11.05  小旅行
11月に入って初めての土曜日の今日は予防接種デーとなりました。
半ば予想していたことではありましたが、普段の土曜日の3割増し。
それでも予防接種の出足は昨年に比べると遅いらしいです。(スタッフはその辺のことはよく覚えているものでして)
今年はまだインフルエンザの流行の話題もなく、どちらかと言えばマイコプラズマが流行っていましたから。


その日は日差しも暖かく、海から吹く風も穏やかでした。
朝も暗い時間に家を出て、のぞみに乗ってやってきたのは神戸。
新神戸から会場まではシャトルバスが出ているので、楽ちんです。
当初から日帰りの予定でしたので、忙しいものです。
休診日を取れば泊りがけでゆっくりできるのですが、検査や診察の予定はずっと前から入っていてずらせませんでした。
履き慣れない革靴を履いて、一張羅のスーツを着て、ハイカラな街を闊歩する、たまにはこんな非日常もいいものです。
三ノ宮から数駅離れたところまで足を延ばして散歩したりして、日帰り小旅行はあっという間に終わりました。
年に一度の学会への出席も果たし、とんぼ返りで戻ってきたのは日もとっぷり暮れた頃でした。

スタッフにしてみれば休診にしてもらった方がありがたかったのかもしれませんが、残念ながら祝日を利用しましたので院長の疲れた顔がお土産になってしまい誠に申し訳なかったです。




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