独り言


2016.01.30  あっという間の1か月
暖冬と言われて油断していたらすっかり騙されてしもうた感じです。
しかし、今週は朝、自宅を出るときにはまだ暗いのですが、クリニックに着いて玄関周りを掃除するころにはかなり明るくなっていることから、着実に日が長くなってきていることが実感されます。
このまま雪も降らずに時が過ぎてくれれば・・・。

早いものでもう1月も終わりです。正月ののほほーんとしていた日々から既に4週間が過ぎてしまったんですね。(あぁ、戻りたい)
そして、来週からは2月。
2月と言えばキャンプ。
キャンプの後はオープン戦、ペナントへ。
同じ趣味を持つ娘とスケジュールの打ち合わせをしてチケットを取る算段をしながら春を待ちます。
時間がたっぷりあるお嬢は、初のキャンプ巡りとなり、僕にとっては羨ましい限りです。

学生時代は時間はあるけどお金がない、社会人になったら自由になるお金はあるけど時間がないときてますから、困ったものです。
あと20年もすれば時間もお金もあるけど体力がないという状況に陥るかもしれません。
全てが充足するという時期って人生の中で、ほんの一瞬、もしかしたら全然ないのかもしれませんね。

しかし、そういう時期、そういう状態を夢見ることで、毎日を生きていくことができるのではないかと思っています。
だって、すべてが満たされ、何不自由ない状況ってかえってつまらないんじゃないかな?って。
不足しているピースを埋めるために努力して、不平不満を抱えているような何か満たされない気持ちっていうのが人間を成長させるのではないんだろうか?
僕は根が貧乏性ってこともあって、そんな風に考えているんでしょうね。


2016.01.24  好ゲーム
ラグビートップリーグの決勝戦が秩父宮で行われておりました。パナソニック vs 東芝の家電メーカー対決だったのですが、これが非常にいい試合でした。
前半を終えて17-14とパナがリードして折り返し。
後半もパナがPGと1トライ1ゴールを決めて27-14と勝負あり、と思われましたが、東芝が1トライ1ゴールを返して6点差。
残り5分を切ってもパナが相手陣内でボール支配を続けて、このまま試合終了と思われていました。

しかし、終了直前に東芝ボールのスクラムになってしまい、ここでホーン(タイムキーパー制で40分経過したことを告げる音)が鳴って最後のワンプレー(タッチを切るとそこで試合終了となる)。
当然東芝はボールをキープしてトライを取りに行くわけですが、バックスの働きによって大きくゲインして、左隅のゴールラインまであと少し。
ラックから右に展開して連続攻撃するところでちょこんとキックパス。
思わず、「えっー」って思いました。なぜって、キックすると相手にボールを渡す危険性が高く、ラックやモールの方がボールをキープしやすいのに・・・。
しかし、ボールの跳ね方が東芝に味方して右中間にトライ。これで1点差。
ゴールが決まれば28-27で大逆転、というシーンを作りました。
パナの選手はもうがっくり肩を落としているし、東芝の選手は勝ったも同然といった感じ。
右45度くらいでしたのでスタンドの殆どの観客は決まると思っていたでしょう。しかし、蹴ったボールは無情にも途中から大きく左に逸れて逆転ならず。(ここでユーミンの「ノーサイド」が頭の中で流れる)

結局、パナが27-26で勝利。
ラグビーは大差がつくケースも多いのですが、実力伯仲のチームの対戦は非常に面白いです。

来週は再び青(パナソニック)対赤(帝京)の戦いとなりますね。
学生王者の帝京がどこまで抵抗できるかが見どころでしょうか。

2016.01.23  大寒だから?
今週は寒い日が多かったです。
週の初めは雪で首都圏(千葉、茨城は除く)は大荒れで、週末は再び寒波襲来だそうで。
昨日のニュースではお天気キャスターからいらぬお節介が幾度となく聞かされました。
「大雪になります」
「不要不急の外出は避けるように」
「3日分の食料を確保しておくように」
「水道管の破裂にご注意を」 
「路面の凍結には十分気を付けて」
等々。

そこまで国民をいたわってくれているのか?それとも、そこまで言わんと国民はわからんのか?
何だか母親が小学生の我が子に言い聞かせるかのような過保護っぷりに敬服してしまいます。

そもそも危機管理能力っていうのは自分の体でなんとなく体得していくもので、他人からああしろ、こうしろと言われて身につくものではないと思っています。
失敗して初めてわかるということが人間を成長させるのではないかと思うんですね。
まあ、一人の失敗が他人に迷惑をかける(社会的損失を増やす)からそいつに失敗させないように手を打つという策も有効だという意見には黙って頷くしかありませんが・・・。

しかし、最近はこういった転ばぬ先の杖というものが、公的な機関などからしきりにアナウンスされてきているのにはちょっとイヤな感じを覚えます。
全体主義と言っては言い過ぎでしょうが・・・。

この情報の受け手(国民)が、
「お上の言うとおりにしとけばまずは安心」
というような自分で考えることをしないような思考停止状態になるだけでなく、
「言うとおりにして、何か問題が起これば責任はお上に言えばいいから」
というような責任回避思考になることも危惧されます。

情報は量、質ともに充分で正確であることに越したことはありませんが、自分の皮膚感覚を鍛えず、情報を咀嚼することなく丸飲みすることに危機感を覚えます。

また、言う側(お上の方)にとっても、「こちらは警告したんですよ、従わず被害を受けたのはおたくのせいですよ」という免罪符にしてる節もあったりして。

この背景にあるのは、責任はできるだけ取りたくない、自分の責任は果たしたっていうポーズはとるけど、あとは知らん。
そんな風に見えてしまうんですよね、今の社会って。

2016.01.17  ドライブ
首都高から東名なんていつ以来だろう?
自分の車ではなくレンタカーだったので、幾分緊張しながらの運転。車線変更やら加速のタイミングなんかはどうもぎこちなく、いつもより安全運転に努めました。
出発の時間はある程度決まっていたので、いつもと同じ時間(5時)に起きて8時半までクリニックで仕事して出発。
娘を恋人役に仕立てて助手席に乗せて・・・、久々に女性とのドライブは心ウキウキ。

向島の渋滞もなく、渋谷から用賀へのほぼ直線道路もスムースで、横浜町田から相模原へ。
普段、田舎道しか走っていませんのであんな都会の道を走ると脈拍が20くらい早くなってしまいます。
都会のビルの間を走りながら、これから始まる大学生活の心構えやら自分の大学時代の話やら聞かせていました。
帰ったらどっと疲れが出てしまい、酒を飲んで早々と寝ることにします。

今週の出来事として、スキーバスの事故がありました。
うちにも同じくらいの息子がおりまして、やはり同時期に1泊3日みたいなスキー(スノボ)ツアーに行っておりました。
大学生ともなれば、親に「いつ、どこに、誰と行きます」なんて言わないですから、実は密かに心配しておりましたので、生存確認の連絡をもらった時には一安心でした。
しかし、この件については以前にも何度も同じことを書いているので省略。

娘に「ものには適正な価格というものがあるので、安いからといって飛びつかないように」と重々言い聞かせてあるのですが・・・。
返ってきた言葉は、
「夜行バスってそもそも嫌いだから大丈夫」

言いたいのはそういうことじゃないんだけどなあ。

2016.01.16  聞こえてる?
新聞でも書かれていましたが、インフルエンザが流行期に入ったそうです。当院でもインフルエンザの患者さんが増えてまいりました。
先週比で3倍ってとこでしょうか。

先日、蕎麦屋に行った時の事。
隣の席のおじさんと店員さんとのやり取りを紹介します。

客「天ぷら蕎麦をください」
店員「かけですか?せいろですか?」
客「?」
店員「かけですか?せいろですか?」
客「??」
店員「かけですか?せいろですか?」
客「???」

ここでやっとで、店員は
「暖かいお蕎麦ですか?それとも冷たいお蕎麦ですか?」
と尋ねました。
客「冷たい蕎麦で」
ようやく会話が成立しました。

コンビニやファミレスではよくあることですが、店員はマニュアル通りの質問をしがちです。
相手が聞こえていないのであれば、同じフレーズを繰り返すのもありですが、相手が理解できていないのであれば、理解できるように表現を変えてみるという工夫が必要と思うんですが・・・。
何事も「臨機応変」、「ケースバイケース」、「柔軟な対応」、「融通を利かせる」なんてことが重要だと思っています。

外来でも耳の遠い患者さんの場合、一度言ったことが単に聞こえていないのか、理解できないのか迷うケースがままあります。
二回目は違う表現をするようにしていますが、「やっぱり聞こえてないだけか」ということもたびたび。


今日、明日は大学のセンター試験です。
うちのスタッフのお子さんもこれに臨んでいますが、朝からお弁当、送り迎え。夕方まで仕事ですが、気が気じゃないと思いますね。
うちの子もそのはずでしたが・・・。受ければいいのに。一生の思い出になると思うけどなあ。

2016.01.10  久々
今シーズンはここまでインフルエンザの流行もなく、なによりです。
原因として、暖冬と適度なお湿りがあるからだという分析です。確かに、今年は寒風吹きすさぶような天候の日はあまりなく、過ごしやすい日が続いているので非常にありがたいです。
でも、「ワクチンが効いているんじゃないの?」という声は聞かれません。
誰もワクチンの予防効果には期待していないってところでしょうか。

センター試験も近いし、私立高校や私立大学の試験ももうすぐ始まりますので、何とかこのまま流行せずに行ってもらいたいものです。
ちなみに当クリニックでの発生状況は、
昨年12月中にごく局所的にA型の小流行がありました。
年が明けてここまで4日間の診療で、4-5人のインフルエンザ感染者がおりました。B型が1人で残りはA型。

巷では正月明けての3連休、なかなか本調子が出ないのではないでしょうか。
そういう自分も、今週初めは患者さんとちょっとちぐはぐな会話になってしまうことがありまして・・・。
来週からは大丈夫でしょう、多分。

今日は久々に山手線の上の方へ。(いつもは上野からは東京方面にしか行きませんから)
行き先は池袋。
かつて、田舎坊主の僕は埼玉に住む叔母に連れられてサンシャイン60に連れて行ってもらいました。高速エレベーターで展望台に上り、東京の景色を見せてもらったのでした。
多分、サンシャインができてまだ間もない時期で、商業施設も殆どなく、ただエレベーターで60階に行くことだけが目的だったと記憶しています。(今から35年くらい前なのかな?)
そして、今日はそれ以来の池袋訪問でした。
駅の雑踏に少しめまいを感じながらサンシャインシティへ。
構内の案内表示を見るためにどうしても視線は上方に向いてしまいますし、キョロキョロしていますので、傍からは明らかにお上りさんに見えたでしょうね。
駅を出てからもひどい混雑ぶりで、おじさんには結構辛いお散歩でした。
ちょっと行けば「乙女ロード」なる場所もあったのでしょうが、またの機会ということで。
無事目的も達せられ、早々に池袋をあとにし、常磐線に乗り込むとようやく心も落ち着いてまいりました。


明日はシティーマラソンのため交通規制が敷かれますので、午前中は大人しくうちで過ごすことにしましょ。

2016.01.05  非現実から現実へ
世間では昨日から仕事を始めているようですが、うちは今日までお休みでした。
予想していた通り、昨日から数多くの電話が鳴りましたが、残念ながらやっておりませんで申し訳なかったです。
今年のお正月は本当に暖かくて、ハワイに行ったわけでもないのに日焼けした姿をお見せできそうです。(笑)

専ら食べては寝て、寝ては食べて、間にテレビを見て・・・、という怠惰な生活をしておりましたため、曜日の感覚もなく、1月2日あたりに長谷川式の認知症スケールをやったら27、8点くらいだったのではないでしょうか。
また、体重も予定通りのプラス2キロ。
これから節制の日々が始まります、多分。

僕にとって、年末から年始の約1週間はどこか非現実世界に放り込まれているような気分で過ごしておりました。
インターネットもなく、特別番組ばかりのテレビと新聞、時折かかってくる患者さんからの電話が外界からの情報で、あとは40年前にタイムスリップしたかのような家族団欒の毎日でした。
家族団欒とは言っても、年老いた両親と妹とただ一緒にいるだけでしたが。

今回も昔育った街を一人ドライブしましたが、アベノミクスの影響はそこにはありませんでした。
パチンコ屋とチェーンの商業施設、電気屋、その周辺だけの賑わい。しかし、少し離れると、どこか朽ち果てた感のある風景。
もう誰も住んでいない壊れた空き家、昭和30年代に建てられたやけに屋根の低い市営住宅。かつてはこの風呂もない市営住宅で僕らは育てられました。
そして多くの子供たちが自転車を走らせていた、車が離合できないような狭い道をゆっくりとドライブしながら、幼馴染がひょいと家の前に出てこないかと淡い期待をしつつ・・・。

テレビは相変わらず、スポーツと相棒を中心に見てまいりました。

まずはスポーツ。
「箱根」については青学の強さばかりが際立ち、真剣に走っている学生に罪はないのですが、レース自体は非常につまらないものになってしまいました。
他に見るものがないのでチャンネルはそのままでしたが、何か消化不良な感じがしてなりませんでした。ただ、学連選抜の好走はよかったです。
また、ニューイヤー駅伝も見ましたが、あれだけ優秀な人材がいながらどうしてマラソンでは全く通用しないのかという疑問も沸いてくるわけで・・・。
駅伝が盛り上がるのもいいのですが、大学の指導者には是非ここから一流のマラソンランナーを育ててもらいたいなあと思った次第です。

サッカーの天皇杯については、ご贔屓のチームが出ておりましたのでそっちに肩入れしながらハラハラドキドキしながら試合終了まで見守っておりました。
最後の方は一方的に攻められていましたから・・・。
ラグビーは東海と帝京が実力通りの戦いを演じまして、決勝に駒を進めました。
大東は頑張っていたんですが、いかんせん、帝京とは選手層の厚さが違っていました。帝京は後半に出てくる選手が皆元気よく、先発メンバーと遜色ない動きをしていましたね。
一方の大東は選手の入れ替えがなく、疲れた先発メンバーがずっと出続けていて、見ていていたたまれなくなってしまいました。

次にバラエティー。
相棒ですが、今年のストーリーはイマイチ。
あれだったら、大食いを最後まで見るんだった。
紅白は・・・、僕以外のメンバーが見ておりました。僕は本を読み、お酒を飲み、早々と就寝。

非現実の世界からいざ現実の世界に戻る時というのは他にもあるわけで、電車でネズミーランドに行ったときの帰りの電車で感じる違和感(特に山手線や常磐線に入ると)や、
国内旅行や海外旅行から帰ってきたときに成田や羽田、そして常磐線で感じる寂寥感みたいなものでしょうか?
これは僕だけの心象なのかもしれませんが、「明日から仕事だ」という前日の夜に帰宅の途についたときは一層その寂しさを感じてしまいます。
ですので、その寂しさを和らげるためリハビリ期間を設けるようにしていて、今日は現実の世界に身を投じて、あちこち出歩いたり、クリニックで仕事をしておりました。
これを帰省先で妹に話したところ、「わたしゃあ、全く感じんわ」と一蹴されましたが・・・。

というわけで、明日は仕事始めと行きましょう。





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