独り言


2014.07.27  検査
いつもは施行する立場ですが、被験者となって胃カメラを受けてきました。
うーん、暫く振りです。開業する前に受けましたので、かれこれ10年振りくらいになるんでしょうか。
初めて受けた時は口からの太いカメラでしたが、嘔吐反射はさほど強くなかったので、「検査は口からでも良いです」と伝えたのですが、
「鼻からやりましょう」という半ば強引な勧めで鼻からとなりました。

のどの違和感は多少ありますが、苦しくないですね。
鼻からキシロカインビスカスを入れて、これがのどを通過するときにピリピリした痛みを感じますが、検査自体は楽に行えました。
涙は出ますけど。
胃癌じゃなくて良かった。


脱法ドラッグが「危険ドラッグ」という名称に決まったなんていうニュース、何かいまいちなネーミングな気がしてなりません。
「母さん助けて詐欺」も浸透してないようですし・・・。
その昔、「E電」という何ともおまぬけなネーミングがありまして、今、E電なんて呼んでいる人はこれっぽっちもいないでしょう。
E繋がりで、Eテレっていうのもありますが、これは定着するんでしょうか?
兎角お役所が付けるネーミングはどうもセンスが・・・、いっその事小林製薬にでも丸投げして決めてもらえばいいのに、なんて思ったりします。

2014.07.24  チャイナリスク
期限切れ鶏肉の件、ちょっと前の毒入り冷凍ギョーザの件、食の安全という面でまたもや問題が発生しています。
人件費が安い、物の値段が安いというだけで中国産に飛びつく姿勢はどうかということはこれまでも散々言ってきていますので、
個人的には、そんなに驚く事案でもなかったです。

ただ、ファミマの社長が、「中国で信頼できる相手を探す」などとコメントしている記事を読みますと、
「この人は(この会社は)解ってないなあ」と悲しくなってしまうのはなぜでしょう。
どうせ、自分が食べるものじゃないし、日本人がどうなろうと知ったこっちゃない、って心のどこかにあるような作業員がいるような国と
果たして信頼関係は築けるのでしょうか。
コストだけで勝負したら中国、タイ、ベトナムなどには絶対に勝てないって。
「わが社は少々高くても、品質のいいもの、安全なもの、しっかりしたもので勝負します」となぜ言えないのかな?

「商品を安く売ることが最大の顧客サービスである」と考える経営者のもとで働く従業員、ちょっと可哀想に思えます。
安く売るためにはそれ相当の努力(コストカット)が必要で、それは原材料であったり、流通コストであったり、そして人件費でもあるわけで。

安い=善、高い=悪、というのはそろそろやめたらどうか・・・、と思うわけです。
全部が全部「安かろう悪かろう」というわけではないのでしょうが、安すぎるものにはそれだけの理由があるだろうと疑う目を持つことが必要だと思っています。
消費者にも責任があるとは言いませんが、「賢い消費者」って言うのは、何でも安く買ってくる人ではなく、
安全なもの、確かなものを見極める目を持っている消費者だと思いますね。


労働者は同時に消費者でもあるので、労働者の賃金を上げることで、物が売れ、多くのお金が循環し経済が回っていきます。
富裕層にお金が集まっても、土地や金や株になるだけですが、低所得層や中間層は消費者としての役割を果たしてくれます。
経済学には疎い自分としては、今のグローバル企業的(アメリカ的)な新自由主義経済には否定的な感情を抱いております。

2014.07.20  夏休み
そろそろ梅雨も明けようとしています。
子供の頃はもっと早く梅雨明けしていたように記憶しているのですが、こっちに来てからは海の日あたりが梅雨明けの時期になってます。

ここからの1ヵ月間は、僕にとって1年のうちで2番目に好きな季節です。
自分の抱いている夏の風景というものにノスタルジーを感じるからでしょうか?


先週、業者さんによるワックス清掃を行いまして、院内はツルツル、ピカピカになっています。
今回も、伊集院光を思わせる男性、ちょっと気の弱そうな青年、見習い風情の女性の3人組。
もう何回もやってくれていますので、手順も手慣れたもので、以前は3時間ほどかかっていた作業も2時間あまりで完了。
買い物や銀行に行ったり、休憩室で弁当を食べたりしている間に、
「終了しました」の声。
また、半年後に。

ベネッセの個人情報流出の件、うちの子も進研ゼミをやっていたり進研模試を受けたりしていますので、情報は漏洩しているんでしょうね。
うちも企業健診を頼まれたりしております関係で、個人情報の管理にはかなり細かくチェックを強いられています。
「え、こんなことまで?」と思われることもチェックシートに記載してあり、1年に1度提出しています。
医療機関の場合、カルテは個人情報がたっぷり詰まっていますので、当然の事なんでしょうけどねえ。
部外者がカルテ棚やパソコンをいじることは考えられないのですが・・・。

あの事件でわかったことは、悪意を持ったサーバー管理者であれば、個人情報を流出させることは容易いということです。
これは電子カルテでも起こりうることなのかなあ?とふと思った次第です。

2014.07.15  嵐の週末
先週は3日間も休診、特に8日は数多くの電話がかかってきておりました。
生憎、飛行機やら電車やらで移動中のため電話に出ることも叶わず、着信の数だけが増えていました。

11日は通常の診療を行ったあと、12日の土曜日は半ドン。
午後から翌日にかけては身内の用事にかまけておりました。

普段の移動は、車での自宅とクリニックと往復だけですが、この土日は電車で東京への往復、それも夜遅くまでとなり、かなり疲れてしまいました。
東京への通勤、通学を余儀なくされている人たちのご苦労が身に染みました。
日曜日は常磐線が止まって、約束の時間に遅れるし・・・、帰りは寝てしまって、危うく乗り過ごしそうになってるし・・・。

そういえば、先週は台風も来ていました。
沖縄あたりでは過去最大級とか散々煽られていましたが、関東に近づくにつれ評判倒れな感も。
W杯のどこかの代表みたいとでも言いましょうか(不謹慎ですね)、しかし、蒸し暑さを置き土産に去っていきました。

そんなこんなで今週は通常モードでやっていますが、来週はまた連休。
子供たちは夏休みに入りますね。

既に掲示もしてありますが、当院の夏季休暇は、
8月9日(土)午後から8月17日(日)まで
となります。

2014.07.05  新年度
通常、世間一般では新年と言えば1月、学校、会社だと4月ですが、うちは開院したのが7月でしたので、7月も一つの区切りとなります。
気分も新たに・・・、と意気込んで臨みましたが、まあ、普段通りの火曜日でした。
ただ、出入り業者さんからお祝いのお花や、お言葉を頂戴しまして、大変感謝したり恐縮したり。
おかげさまで待合室はいつもよりちょっとばかり華やいだ状態になっていました。

しかし、一番感謝しなくてはならないのは、うちみたいなクリニックに来てくださっている患者さんに対してですね。


ここからは診療の話。
当院で最近流行っている疾患を挙げるとすると、それは
 慢性C型肝炎 です。
流行っているというと語弊がありますので、正確に表現しますと、
「慢性C型肝炎に対するインターフェロン治療を希望される患者さんが多くなってきている」ということです。

今年の春から毎月1人、2人ずつくらいのペースで治療を開始しています。
こんなケースはこれまでにはなかったことで、これまでより格段に有効で副作用も従来と変わらない治療薬が出たことによる賜物と思われます。
1型高ウイルス量の慢性C型肝炎の患者さんに対する標準治療は、従来の2剤併用療法(48週間)ではよく見積もっても半数の患者さんでしか効きませんでした。
しかし、今回の3剤併用療法(24週間)では約9割の方で効くという結果が出ています。
治療期間も短くなるし、効果も高いとなると、過去に治療して効かなかった方が再チャレンジしています。
そして、これまで躊躇していた方も治療を受けることに踏み切ってくれたことで、インターフェロンの患者さんが増えているといった状況です。
また、治療費に関しても助成金制度が確立していますので、インターフェロン治療は高いというイメージはかなり払拭されています。

今回の3剤併用療法の当院での成績についてですが、個人的には好印象を抱いております。
まだ、24週終了した患者さんはいませんが、開始1ヶ月(4週終了時点)で、全員ウイルスは消失しています。
これが最後まで続いてくれると患者さんも、僕も非常に嬉しいです。

来週はちょっと忙しくしており、診療も休みが多くなります。



戻る