独り言


2014.05.25  束の間の解放感
5月もあと少しで終わります。
窓を開け放しておくと裏の林から鶯の鳴き声も聞こえ、何とも言えない風情を感じられる季節です。
東電さんには夏、冬と大変お世話になっておりますが、この季節だけはちょっとだけ勘弁してもらっております。
6月になると「ドライ」モードになってしまいます。

先日、新しい祝日「山の日」が決まったようです。
うーん、喜んでいいものやら・・・、心情的にはちょっと複雑

こどもたちは夏休み中ですから無関係。問題は我々大人への影響ですね。
お盆休みのある職業の方にとっては11日が休みだと嬉しいかも。

もともと日本では813日から15日は休む習慣がありましたので、11日が休みになると12日に有給を入れれば11日から15日まで連休にすることが可能になります。
ここに土、日なんて入れば
1週間くらいの夏季休暇になりますし。
うちなんかもこれに該当しまして、数年前までは職員には
3日間のお盆休みプラス数日間の夏季休暇を与えていました。
そうすると、お互い様とはいえ、休みの人のカバーが結構大変になること、一人ずつ連続した長い休みが取れないなどの弊害も出ましたので、最近はお盆の周辺を連続で休むことにしました。
となると、うちの場合は811の祝日はあまりメリットがない、ってことになります。もともとそこは休む予定だったから。

お盆休みなんて関係ないよっていう職業の方にとっては熱い夏に祝日があれば少し嬉しいかな。

日本ほど祝日が多い国はないという意見もありますが、日本人は有給消化率が低いので(うちのスタッフも御多分に洩れず)祝日で強制的に休ませるのもいいのかもしれません。

2014.05.17  広すぎ
整形さんが引っ越してはや2週間が経っています。
かつてはびっしりと埋め尽くされていた駐車場は今や閑散としています。
うち1軒で使い放題、独り占めです。
これが患者さんにはなぜか好評で、
「余裕で停められます」、「空いてて良かった」
などという自分としてはちょっぴり悲しい声が聞かれますが、ここは明るく
「良かったですね、ぶつける心配もないですよねぇ」なんて言ってます。

そう考えると、内科クリニックの駐車場なんて10台分もいらないことがわかりました。
(家賃交渉に使えるかな?)


今日で漸く1週間が終わりました。
GW明けのためかずいぶん長く感じまして、午後の診療を終えた時は、「やっと終わったぁ」と心の中で叫んでいたような・・・。
そして、わずかな休息の後に再び仕事になります。(ふぅ)
例年、うちのクリニックではこの時期は健診が多く予定されていまして、来週あたりから朝はバタバタしてきます。
予防接種の時期でもなく、風邪が流行るわけでもないので健診向きの季節ではあるんですけど、ちょっと気を使いますね。

たまの休日はゆっくり休めばいいんですけど、何か勿体ない気もする今日この頃です。(一人旅へ出かける予定)
残りの人生が少なくなったと自覚しているせいかも・・・。

2014.05.06  GW終了
今日で終わってしまいました。
休みの並びが分散型ということもあったので、今年は長期遠征することもなく、わりと大人しくしておりました。

うちのスタッフも、みんなそこそこの年齢の方ばかりですので、
「GWはどこか行くんですか?」なんて聞いても、
「特に予定はありません」とのこと。

また、最高齢のスタッフは孫の子守りを頼まれたり(押し付けられ?)していましたので、
慰労の意味も兼ねて、有志何名かを誘って『シャトーの地ビール祭り』に行ってまいりました。
当日は雨が降って、肌寒い中、数種類の地ビールを堪能しました。
しかし、あんな雨の中でもかなりの盛況ぶりでしたね。

僕自身、何年か前に、一人でふらふらとこのイベントに参加したことがありましたが、一人じゃあまりにも寂しくってすぐに退散した覚えがありまして。
今回は仲間と一緒っていうのが良かったですね。

そして、連休最終日は、自宅でコーヒーを飲みながら読書をして、ラジオを聴きながら洗濯をしたり、掃除をしたり。
そこそこ充実したGWだった、と思う。

さあ、これから夏休みまで仕事モードに切り替えです。

2014.05.02  大学で学ぶこと
先日見たテレビの中で、ある私立大学がビジネスに参画して研究費を稼ぐというものがありました。
大学も国からの補助金が減らされて研究費を捻出するのが大変だということはわかりますが、個人的にはやはりなんかいやーな感じがしました。
この「いやーな感じ」というのは、そもそも大学というものは勉強、教育をする場であって、そこにビジネスの論理を持ってくるのは好ましくないと、僕が考えているからでしょうね。

マグロやウナギなどの売れ筋の魚が完全養殖され、それを市場で売ることによって多くの研究費が手に入ることになるでしょうが、その大学はいずれ、
「金にならないような研究はやらない」という方針になると勝手に予言します。
そして学生たちは学問の面白さより金儲けの面白さを学ぶことになるでしょう。
なんでもかんでも市場原理主義、世の中金がすべて、稼いだ奴が偉い、と考える人間は教育や医療の世界に土足で踏み込んできてほしくないですね。

教育現場の崩壊、医療現場の崩壊というのはこういうビジネスマインデッドな風潮も一因ではないかと思っております。

さて、大学の役割ってなんだろう?
国家資格を取るような学部に進んだものにとってははっきりした目標が定められていますが、それ以外の学部に進んだものにとっては、就職のための予備校のようなところと化しているように感じます。
面接でアピールするためにバイトに精を出し、コミュニケーション能力を高め、サークル活動を行う。
そして、企業の即戦力となるように在学中からスキルを磨き、グローバルな人材であることを誇示する。
しかし、グローバルな人材っていうのは、いつでも誰とでも取り換えの利く使い捨て可能な駒でしかないんじゃないの?と思っています。
グローバルスタンダードなんてくそくらえだぁ・・・。

こんな内容を、子供の通う学校に提出する、「親の仕事観」みたいな作文として提出したことがありますが、
英語教育に力を注いでいる学校の先生にはちょっと問題のある親として認識されたことでしょう。
「うちの学校は、世界に通用する人材を育成することを目指しているのに、この子の父親はとんでもない奴だ」、なんて。

大学は本来、政治や企業の論理などとは関係なく、高度な知識人を輩出するための組織であるべきだと思っています。
決して金儲けの上手い生産性の高い人材を育成するばかりが大学の役割ではないと確信しているわけですが、
企業は大学の事を、入社してすぐに使える即戦力を生み出してくれる下請け工場と考えているようで、これだと自前で新人を育てる必要はなくとっても便利な存在になっています。


自分の大学時代は決して誇れるようなものではなかったので、大それたことは言えませんが、今思えば、もっと勉強しておけばよかったと後悔するばかりです。
当時は、できるだけ少ない努力でちゃんと単位をもらおう、という気満々でしたから。(最低の学生ですね)
折角の1年間の暇な教養課程の時に社会学、哲学、自然科学などを取っておけば・・・。

2014.05.01  ピンポン
4/28-5/5まで代々木の体育館で世界卓球が行われていまして、これをなぜだか観てまいりました。
テレビではテレ東が放送しておりますが、うちでは僕にはチャンネル権がないものですから、わざわざライブで観に行った、というわけではないのですが・・・。
スポーツの国際大会はこれが初めての観戦チャンスでしたので、娘の付添いとして観てまいりました。

男子も女子も世界ランキング上位ですから、1次リーグ戦は楽勝かと思いきや、男子は初戦でギリシャに苦杯を舐めてしまいました。
女子は順当に勝っているようでなにより。
ここには世界から多くの国が参加していて、同じ体育館では韓国、中国、台湾、北朝鮮、アメリカなども同時刻に試合しているんですね。
応援席には当然日本人が一番多いのですが、国際試合らしく、外国からのお客さんも結構目にしました。
試合の構成はさすがに主催国がメインコートを使用し、タイムスケジュールも日本中心で、会場のアナウンスも日本中心(バレーほどではないですが)。
応援を指揮する係もいて、グッズが事前に配られて、手拍子や掛け声も日本応援団仕様。
変なタップダンスグループによって応援の練習をさせられたはいいのですが、いざ試合が始まってみると、その教わった応援ではなく、
「○○(選手名)、チャチャチャ」、「ニッポン、チャチャチャ」、「頑張れ、頑張れ、○○(選手名)」みたいな応援になってまして、
オープニングセレモニーでのタップダンサーの苦労は一体なんだったんでしょう。

この日気づいた点がいくつか。
1.日本人選手は他国に比べてちっこいです。ヨーロッパの選手と比べては可哀想なのですが、同じアジア人である中国選手に比べても小柄で・・・、可愛いです。
2.応援の時、選手がミスをした際に、「あぁ」なんてため息をついちゃダメなんですって。
これはテニスのクルム伊達さんの件で話題になっていましたが、彼女だけがあんなに気にしているのかと思っていましたが、今回も応援席では係の方がボードで注意を促しておりました。
長いラリーが続いて、ミスをしちゃった時なんかは思わず出てしまいますけどねえ、ため息。
3.観客席の上の方は自由席になっているのですが、ここに赤い軍団が。旗を振り回して統制の取れた応援スタイル。
むむっ、これがまさしく北朝鮮応援団。僕は初めての経験でしたが、一種異様な光景でした。





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