独り言


2014.04.26  GW
この前まで桜が咲いた、散った、と騒いでいたのに、もうGWになってしまいました。
うちは28日を休みにして前半の3連休と後半の4連休の分散型にしました。
先月の21日(春分の日)が休日当番で、職員は休日出勤となっていましたので、4/28を代休にした形ですね。
小・中学校で土曜日に授業参観を開催して、4/28を休みにしたのと同じ要領でしょうか。
休みだからといってもどこか旅行へ行くなんてことはなく、近場をうろうろするだけの毎日になりそうです。
決して日本の経済には貢献できそうにありません。
子供も大きくなると、家族そろってどこかへ繰り出すこともなくなりますので、たまった本を読んだり、映画を観たり、野球を観に行ったり、専ら単独行動となります。
晴れた日は神宮なんかがいいですよね。

今週、久々に救急車に乗りまして。
具合の悪い(入院が必要な)患者さんを病院に紹介しなくてはならず、酸素も吸って、点滴もしていたので、「これは、同乗せねば」と意気込んで乗り込んだわけです。
後で、「別に必要ないですよ」って救命救急士の方に言われまして・・・。まあ、確かに何かあった時のための救命救急士で、彼らは技術も持っているわけですからね。
まあ、一応、向こうの先生にご挨拶したり、外の空気も吸いたかったので。

相変わらず救急車の乗り心地は悪いです。乗せられている患者さんも車酔いしないか心配なくらい。
病院に着いて救急車を降りた時はちょっとフラッときました。
80歳を超えるとほんの2日前は大したことないと思っていても急激に悪化してしまうのが怖いです。

先週から今週にかけては韓国、アメリカ、それに絡んで中国の話題がふんだんでした。また、ウクライナ、ロシアの件も困難を極めていまして、娘に聞かれてもなかなか適切に答えることができずにいます。
韓国の沈没船のニュースに対しては、ある患者さんの反応が「いかにも」な感じで(ここでは絶対に書けません)、
彼ならそう言うに違いないと思っていましたので、思わずスタッフと顔を見合わせてしまいました。

2014.04.20  あと1週間
隣の整形外科がお引越しをします。
これでとうとう一人ぼっちになってしまいます。
最初に小児科が独立して、大通りの方へ。
あの通りにはどんどんお家が建って、医院、歯科医院、整骨院も並んでいます。
うちもそのうちに・・・、なんてね。
GW後はあの広い駐車場が独り占めになります。
これまでも患者さんに、
「駐車場が混んでたからてっきり混んでるかと思ったわ」
という、ちょっと寂しい言葉(ただ整形外科さんが混んでるだけです)をかけられたこともありましたが、
これからは駐車場の台数イコール内科患者さんの人数という解りやすい状況になります。

土曜日の昼休み、いつものように本を読んだり、数独をやっていると、03で始まる電話が。
まーた、賃貸マンションのセールスでした。ちゃらい感じのにーちゃんの電話でちょっと不機嫌になっていますと、
その5分もしないうちに、今度は042で始まる電話が。
今度は女性からで、少しからかってやろうかなあ、なんて思いながらもムカムカしながら対応しましたが・・・。
「先生の税金対策に」といった決まり文句が出てきて。
日本国民には「納税の義務」っていうのがあるんですけどねえ。
ああいった仕事をやらされている若者にも少し同情したりしますが、もっと生産的な、額に汗してやるようなことができないものなんかなあ。

どこかで仕入れてきた名簿を片手に片っ端から電話をかけてカモを見つけてつまらないものをつかませるっていうやり口。
自分の子供にはそういった職業にだけは就かせたくないですね。

今日は先週に引き続き上京。
4月というのに風が冷たく、寒かったです。皐月賞もありましたが、隣の室内競技場へ。
初回の流れから、「今日は長い試合になりそうやなあ」と危惧していましたが、比較的早い時間に帰還しました。
井端や小笠原が元気なことも確認できたし、久保の無事も見届けられました。
ドラゴンズは鳴り物の応援ができませんのでひたすら声援を送っていましたが、雰囲気は良いですね。
自分の隣の席の人はドラゴンズフアンでしたが、ちょっとアレな感じ。
自チームを応援するだけならいいのですが、相手チームや審判を蔑む言葉を連発、あんまりいいものではないですね。
前回、阪神の西岡が負傷した際には球場全体から「西岡コール」が沸きあがっていましたが、
いいプレーに対して敵味方問わず拍手をおくることができない人はちょっと残念な感じがします。

2014.04.12  久々の
明日は滅多に着ないスーツ(ほぼ一張羅)を身に纏い学会に行くことになります。
開業しますと、日曜日にしか時間が取れません。
京都や神戸でも日帰りですねえ。さすがに博多や札幌だと1泊になりますが、本当に慌ただしいスケジュールになっています。
以前は東京開催だと、何だか損した気分(非日常感が薄い)でしたが、今では本当に助かります。
朝、クリニックに寄ってから出かけられるし、1時間ちょっとで会場に着けますから。
たまの電車では少し贅沢感を味わうために780円を出してグリーン車に乗ったりして…。

昨日の話。
いつもお昼休みに往診をしている一人暮らしの高齢夫人のお宅にお邪魔した時のこと。
玄関でいくら呼びかけても、呼び鈴を押してもうんともすんともとも言わず。
「もしかして、中で倒れているかも・・・」と、よからぬ心配をしながら、
「○○さん、いらっしゃいますか?大丈夫ですか?」
などと言いながらお部屋に入っていくと、
陽光の降り注ぐベランダで、散ってしまったソメイヨシノ、まだ盛りの山桜をご覧になっておりました。
僕がいつもより早く着いてしまったせいか、とてもびっくりした表情で慌ててお部屋に戻ってきてくれましたが、救急車を呼ぶような状況じゃなくて良かったです。

そこの和室には大きなはめ込み式のガラスがあり、新緑の季節には緑の木々がキャンパスに描かれた絵のような景色として見ることができます。
滞在時間はほんの少しですが、心が和みますね。

もう一人、3年ぶりに単身赴任を終えて茨城に戻ってきた男性。
前の病院で入院の受け持ちにもなっていた方で、もうかれこれ15年くらいになるでしょうか。
懐かしいというか、久々にお会いしてみて、「ちょっと年とったかな?」
というのが第一印象。(自分も白髪が一杯ですから十分年を取りましたが)
紹介状を持たせて送り出した方もいればこうして戻ってくる方もいたりして、やはり4月はいい。

2014.04.06  新年度
4月になって初めての更新となりますが、あっという間に桜が咲いて、そして散ってしまおうとしています。
昨日、一昨日は花散らしの雨が降っていました。
「花散らし」は本来、全く別の意味があるのですが、通常は桜の花を散らす冷たい雨を表現しているようです。
そんなことを迎えの車の中でうちの娘に話しても全く意に介さず、スマホを見ておりましたが・・・。

4月はお正月と同じくらいに新たな気持ちにさせてくれます。
医療関係では2年ごとの診療報酬改定がありまして、病院や薬局は大変ですが、うちみたいな小さなクリニックではそんなに大きなメリットもデメリットもなく、淡々と業務をこなすだけですね。
高い梯子の上に大きな飴をぶら下げておいて、無理して上ったらその梯子を外すっていう魂胆が見えていまして、それにいちいち振り回されるのは勘弁です。

先週、思いついたことを徒然に書いていきますと、

その壱:インフルエンザが漸く峠を越えた感がしてきたこと。
なんと、先週末にインフルエンザを疑って検査をした方の中では陽性者は一人もいませんでした。
もしかしたらfalse negativeという可能性もありますが、明らかにインフルエンザは少なくなっていますね。
やっとかかりつけの患者さんと世間話ができるようになりました。

その弐:朝のテレビ番組が変わって難民と化していること。
朝起きて、家を出るまでのほんの30-40分の間に見るべきニュース番組がなくなってしまいました。
朝からAKB、スイーツじゃがっかり。
もともとみのさんか吉沢さんを好んで見ておりました。やじうまが終わり、井上君の朝ズバ一択となり、そしてそれも終わってしまいました。
新番組がめざましやZIPの2番3番煎じじゃ見る気もおきませんで、テレ朝かNHKしか残らない。
司会は置物でしかないし、井上君のニュース読みだけが救いかな。

朝はニュースでしょ。当然朝刊は読みますが、政治や経済をはじめとするニュースや事件を報道してほしいところに、あんな番組では・・・。
視聴率至上主義だとエンタメを中心にしないと見てくれないのでしょうか?
硬派な構成を好む人はNHKを見ろってか。

その参:人間ドック学会が血圧や脂質や肝機能などの基準値を変更(甘く)したという話題。
これは5日付けの朝刊に出ていましたが、個人的にはこれまでの基準はあまりにも厳しくって、
「病人を作るのが目的?」という風にも感じていました。
これまでの学会の意味を汲み取れば、基準を厳しくすることで、病気になる前に食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を行うことで健康的に長生きできるようにしましょう。
それが国民の医療費軽減につながると考えていたと思います。
しかし、今回の基準の見直しの数値を見てみると、これまで「高血圧」、「肥満」、「脂質異常症(高脂血症)」、「肝機能障害」とされていた人の多くが、
「正常」と判定されることになります。

会社の健診で、「コレステロールが高いから病院に行ってください」、「あなたはメタボです」などとされていた人からみたら、
「いったい今までの指導って何だったんだよ」と怒りが沸いてくると思うんだけどどうなんでしょう?

これって、高血圧学会や動脈硬化学会は何とも言わなかったんでしょうか?
いろいろなガイドラインを作って目標の血圧やLDLコレステロール値を設定したはずなのに、血圧が145/90でも正常、LDLコレステロール150でも正常って。

正常値を甘くして無理やり健康な人を多くして、できるだけ病院への受診を減らし、薬の使用を減らすことで医療費を削減しようとするという狙いなら、国もなかなかの知恵者ですなあ。
それでなくてもジェネリックへの移行が国策となった昨今、薬を飲まなくていいってことになれば製薬会社さんへの打撃も大きくなることは必至です。
もし、これによって病気が進行するまで病院にかからずにいると、治療期間が短くなることになり、以前、麻生さんが仰っていたように、
「老人はさっさと死ねるように・・・」発言が俄然現実味を帯びてくるようになります。

その四:これで最後です。外国人労働者の受け入れ拡大のこと。
いわゆる3Kとか6Kと呼ばれている職業に就く日本人労働者が少なくなっているために介護や建設の業界では人手不足になっているということで、
ここに外国人を入れようっていう話ですが、これは移民政策とも絡んできそうですね。
例えば、
オリンピックに向けて外国人労働者を雇う。
 ↓
2020年までにインフラは完成。よかったよかった。
 ↓
仕事がなくなった外国人労働者は国に帰るかな?

Noだと思います。
そうなると、
失業者が増える。
治安が悪くなる。
社会保障費が増大。
ドイツやイギリスの移民政策での問題を他山の石とすべきでしょうが、財界はあまり真剣に考えてないんでしょうか。
移民が多くなれば内需拡大につながる、労働力も増えて良いこと尽くめとでも思っているとしたら・・・、怖いですね。

また、外国人労働者を雇うメリットは、純粋に人材の確保という以外に、
「人件費が安い」ということに尽きると思います。
安い外国人を雇い入れることで、同じ仕事をしている日本人労働者の給与も抑えることができます。
「お前らも、同じ仕事なんだからこのくらいでいいよな」
といわれること間違いありません。
リストラされる時は外国人からになると思われますが、人件費の高い日本人が切られる可能性があるかも。

介護業界も外国人労働者を入れようという話が尽きませんが、日本の場合、コミュニケーションの問題が大きくなかなか難しいのではないかと思っています。
機械が相手であれば日本語がいまいちでも大丈夫ですが、人が相手となると、どうもいけません。
ただでさえ介護職の賃金は安いのに、外国人労働者が入ってくると賃金アップなんて夢のまた夢になりそうです。



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