独り言


2013.12.28  良いお年をお迎えください
今年も今日ですべての診療が終了しました。
例年、最終日はそれほど混雑しない傾向がありまして、今日も比較的スムーズに進みました。
理由としまして、かかりつけの方の多くは、あらかじめ早めに受診してくれていますので、今日受診されるのは殆どが急性期疾患の方ですから。

インフルエンザワクチンに関しては、最終日には無くなっていることが多かったのですが、今年は何とか持ちました。

午後はみんなで掃除、片付けをしましたが、今年は初めてポケットマネーでお弁当をスタッフに振舞いました。
これまでは最後の診療が終わると、掃除して帰るまでなんだかんだで3時ころまで院内に拘束していました。
昼ごはんも食べないで仕事をやらせるのは、今流行の「ブラック企業」とのレッテルを張られる恐れもあったものですから・・・。

「一区切りついたら食事にしましょう」
と言って、食事にしたのはいいものの、
「先生もご一緒に」
と言ってくれる優しいスタッフは誰一人おらず。
診察室で黙々とお弁当を食べました。

お餅やみかんを持ってきてくれる患者さんもいて、そして診察室を出る際には、
「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。」
という丁寧なご挨拶をいただき、大変恐縮しまして。

皆様、どうか良いお年をお迎えください。

2013.12.23  ラスト
今年も残すところ1週間余り、診療も今週で終わりますので、掃除をしたり書類をまとめたりしています。
自宅でも窓拭きや雑巾がけをしたり、あと忘れてはならない仕事としては年賀状です。

昨年までは郵便局にお勤めだった患者さんのノルマ達成に少しばかり貢献していましたが、その方は今年辞めてしまわれました。
診察の時に注文するとクリニックまで持ってきてくれていましたのでこちらとしても非常に助かっていたんですが・・・。

昨日、久々にデパートなる所へ買い物に行ってまいりました。
目的は実家へ持って帰るものを買いに行ったわけですが、長年使ってきた手袋に穴が開いてしまい、ついでに手袋も購入したときの話。
デパートの紳士服売り場という場所にはここ数年足を踏み入れたことがなく、(スーツやネクタイを買うのはもっぱら量販店ですから)やや緊張した面持ちで品物を手に取っていますと、すかさず、
「これなんか、いかがでしょう、洋服の色と合いますよ。」
「今年はこれが人気ありますよ。」
なんて声をかけられまして、ドギマギ。

レジに持っていくと、「プレゼントですか?」
男物の手袋をなんでプレゼントですかって聞くのかなあ、もしかしてそっち系の人と思われてる?
「いえいえ、自分用です」と必死に否定しましたが、
よく考えてみたら、別に父親や息子にプレゼントするために買うこともあるよなあ、と反省しました。

2013.12.19  英語教育
中学校での英語授業も英語で行うというような方針を文科省が打ち出したようで・・・。
教わる生徒も拷問ですが、教える先生にも同情してしまいます。

「今日の体調はどうなの?」に対して「うーん、ビミョー」とか、無言のまま母親の顔を見るような
コミュニケーション能力の不自由な最近の中学生に対し、英会話を主とするような英語教育が果たして可能なのでしょうか?

英語より前に母国語を何とかしてくれという声は諮問会議の中では出なかったのでしょうか?
目的は国際的に活躍できる人材を育成することらしいのですが、最近の英語教育はなぜかオーラルコミュニケーションを重要視してるようです。
外国の人と英語で会話できることが重要であれば、それこそ石川遼くんの推奨する「スピードラーニング」をやらせれば知らず知らずのうちに英会話ができるようになるはず。(ですよね)

個人的な意見ですが、国際的に活躍できる人材は一握りで良いんです。
全員が英語がペラペラで世界を股にかけて飛び回るようなグローバルな人材、アメリカナイズされた人材、想像するだけで恐ろしいです。
英語を母国語としない国民が英語を教わる場合、オーラルコミュニケーションという手段では永遠にネイティブスピーカーよりも知的能力は劣ります。(外国人の絶対的優位性)
しかし、読む、書くという手段を使えば、優秀な生徒は論理的な思考により先生より優位に立てる可能性があります。
オーラルコミュニケーションで英語教育する手法はなんだか植民地化されるような危険性をはらんでいるように感じるのは気のせいでしょうか?

日本の文化、歴史、国語の文法や古文、敬語の使い方など、学ぶべきことはたくさんあって、それが祖国を愛する心(愛国心)を育むことになると思うんですけどね。
なにも道徳を必修科目にしたり、起立して君が代を歌うことを強制することが愛国心を植え付けることにはつながらないような・・・。
日本にはこんないいところがあるんだ、日本人って意外といいじゃない、日本人で良かったなと思えるような感情っていうのが愛国心の一つかな。

再び、英語の話。
英語が解る、会話できることと、国際的に活躍できることは必ずしもイコールではないと思っています。
いくら話ができても自分の考えがあやふやだったり、論理的な知識が欠如していれば、ただ日常会話をするだけのちょっと英語をしゃべることのできる日本人です。
英語はあくまでも表現するツールであって、基礎となる人間の能力(学問的な知識、社会的常識など)の方が重要だと思っています。
日本人であれば日本語オンリーでも十分やって行けるのですから。

あっ、楽天やユニクロに入職される方はこの話は読まなかったことにしておいてください。

2013.12.12  今年の漢字
「輪」だそうで。
毎年恒例の清水寺での発表でした。
五輪の輪、ほかに想像がつかないなあ。復興への輪(そんなんありました?)というのも何か違うような気がするし、
もしかして、「笑っていいとも」の終了に伴って、「友達の輪」へのオマージュ?

今年一年を総括するような文字を一つだけ選ぶということはもう限界なんじゃないかと思っています。
流行語大賞も四つも選ばれたし、
「輪」って、何かとってつけたような印象がしてなりません。
それに猪瀬さんでミソをつけてしまって。

その猪瀬さんですが、
落選したら明日の生活費にも困るようなお方が、知事の給与を1年間にわたって返上するなんて・・・。
もう論理が破たんしてます。

僕は東京都民でもなんでもありませんが、
「本当のことを言う」というのが本当の責任の取り方だと思うんですけどね。
報酬はいりませんから、これに免じてどうか許してください、っていうのは卑怯やね。

企業の不祥事でもそうですけど、役員報酬を返上してあたかも責任を取った風にしていますが、
真実を公表し、原因究明と再発防止策をきちんととることが責任者のやるべきことで、
頭を丸めたり、土下座なんてものはただのパフォーマンスにすぎません。

インフルエンザもちらほら出てきておりまして、ウイルス性胃腸炎も流行ってきています。
いつも通りの年末の様相です。

2013.12.07  微かな記憶
昨日、ラジオを聴いておりましたら、ゲストやパーソナリティーの、「最初に見た映画」の話題がありました。
初めてのデートで見た映画、友達と初めて見に行った映画などの中で、ゲストの挙げた映画タイトルになぜか心動かせられるものがありました。

僕の場合、初めての映画(テレビやってた淀川長治さんの日曜映画劇場の類は除く)というのは、小学校の体育館で見たものですね。
昭和40年代後半、僕ら貧乏な田舎者にとっては映画館で映画を見るなんてことはまずありませんでした。
年に一度くらい全校生徒が体育館に集まって、体育座りをして2、3本の映画鑑賞をするという機会がありました。
うちのスタッフのうち、同年代の人は同意してくれましたが、3〜4つ下の人は、「えー、そんなことありましたか?」なんて言ってましたけど。

通常、1本目はアニメ系(低学年向け)、2本目もしくは3本目は感動系という構成でして、多分文部省推薦の映画だったんでしょう。
少年の冒険ものなんかが多かったかな。

そして、
「父ちゃんのポーが聞こえる」

ゲストの挙げた、この映画、もしかして。
映画の筋は今となっては詳細には思い出せませんが、汽車(蒸気機関車)の煙、汽笛の音など、印象深い映画として記憶の片隅にあったものが蘇ってきました。
今見ても泣いたりはしないとは思いますが、当時は全校が泣いた。(んじゃないかな?)

因みに友達と初めて見に行った映画は、
「翔んだカップル」(鶴見辰吾、薬師丸ひろ子)です。
若気の至りということで。

もう一つ白状しますが、最近泣いた映画(それほど最近のものでもありませんが)は、
映画館で見た
「最強のふたり」
DVDで見た
「新しい人生のはじめかた」
が挙げられます。

2013.12.01  借用書
猪瀬さんの公表した借用書、「たった今、作ってきました」感にあふれていました。
だって、凄く綺麗でしたもの。
大事に金庫の中に保管していたのかもしれませんが、もう少し皺をつけるとか、黄ばみをつけるとかの工夫が欲しかったですね。
あれを、「どうだ!」と言わんばかりに報道陣に見せつけた時の顔は、五輪招致が決定した時に見せたのと同じものでしたね。

猪瀬さんのこれまで(副知事時代まで)のイメージは、どちらかと言えば反体制かな?と思っていました。
オリンピック招致なんて真っ先に反対するのではと思っていましたが、先頭をきって活動していました。
組織委会長の人選も安倍さんと対立姿勢を打ち出していますし、もうやる気満々な様子です。

そして、徳洲会の件。
都知事選の前に5000万ですから、選挙資金として提供されたと考えるのが普通(小学生でもそう考えます)。
しかし、本人は個人的な借金ということですが、これから議会やマスコミがどう攻めるかが見ものです。
猪瀬さんは人を攻めるときは歯切れがよく、勇ましいのですが、守勢に回ると意外としどろもどろになってしまうようで、
彼のバックでシナリオを書いてくれる人の手腕が問われてきそうです。

この事件は元々は徳田議員の公職選挙法違反に端を発したものだったのですが、今や猪瀬さんの方に飛び火してこっちの方が燃え盛っているという状況です。
徳田議員(小者感がしてなりません)よりも猪瀬さんの方が知名度が高いと言っては国会議員に対して失礼ですが、徳田さんは今のところラッキーですね。

今年の変わり雛では五輪関連ものが登場するはずでしたが、結局出せなかったそうです。
お雛様は滝川クリステルさんでした。お内裏様はもしかして、猪瀬さんだったから?


今日は国立競技場へユーミンのノーサイドを聴きに行くはずでしたが、ネットで購入しようと思った時には既に良い席がなくて、仕方なくテレビ観戦となりました。
明治が押していたんですけど、数少ないチャンスを生かした早稲田に軍配が上がりました。





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