独り言


2013.10.27  食品偽装
根っこはみんな同じだと思いますが、心の底には「ばれなきゃいいや」、「まじめにやってたら儲からない」、「うちだけじゃない」という気持ちが流れているんでしょう。
そしてコスト削減、経営努力というのが、消費者軽視、安全管理軽視と引き換えになっているようです。

大阪のホテルのメニュー「誤表示」だか「偽装」の問題について。
記者さんらは突っ込みませんでしたが、あれは「真っ黒」ですね。
誤表示なんて弁解しても誰も信じちゃいません。
それに上層部は責任を現場に丸投げしている様子が伺えますけど。

仮に、現場が食材の仕入れに関して責任を任されていたとします。

しかし実はういう感じではなかったのでしょうか。(※あくまで妄想です)

支配人「うちは一流のホテルや、ミシュランの星ももろうたし、外国からもぎょうさんお客が来るんやで。ええもんつこうて、高級感あふれるメニューを作らなあかんねん。
厳選された食材とか、手作りとか、お取り寄せとかいう言葉も入れてな。」

料理長「へい、かしこまりました、早速食材を手配します。各地の特産品や海外からも空輸で仕入れますよって。」
いざ、メニューが完成。

料理長「支配人、できました。けど、いいものをつこうたんで、このディナーコースの価格設定だとあんまり儲けが出ません。」

支配人「おいおい、それじゃこっちとしちゃ困るねん、君らの給料も払っていかなならんからもう少し材料費を抑えられへんか?」

料理長「しかし、いい食材は結構高くて、品数も限られるんですわ。それに今年は天候も不順でしたんで、安定してものが入ってこんのですわ。
フランスからの輸入品もこのところの円安の影響で去年よりたこうつきましてなあ。」

支配人「そこを何とか工夫するのが現場をやってる君らの腕の見せ所とちゃうのんか?」

困った料理長は現場に持ち帰ります。
スタッフと相談。

スタッフ「丸ごとだとばれちゃうけど、料理にしちゃえば元の食材がわからなくなるし、味付けでなんとか判らなくできるかもしれませんよ、
いまじゃ回転寿司屋でも深海魚を使ったり、国産と称して中国ものを使ったりしてるじゃないですか。一般人なら余程の事じゃなきゃ判りっこありませんって。」

料理長「そうかなあ?それってお客さんを騙すことにならんのかなあ?」

数日後

料理長「支配人、何とかできそうです。しかし、メニュー表示はどういたしましょう。コストを抑えるためや、足りない本来の食材は一部別の素材で代用したものもあるにはあるんですが・・・。」

支配人「やればできるやないか、食材の方はきみらがええようにやってくれればええよ、あんじょうやっといてや。」

てな具合に。

僕は1000円のワインと1万円のワインの区別はつかないし、関さばと普通のさばの違いもよう判りません。
それなりの高級店で高級感のあるお皿に載せてある料理ならたとえそれがレンジで温めただけの冷凍食品でもありがたく頂くタイプです。

味音痴の人は店を信頼するしかないですからね。
店と客の信頼関係で成り立っているので
もし、偽物をつかまされた、食べさせられたと判ったらもうそこには行かなくなるのは当然かなと。
それを敢えて、騙された、騙されたと騒ぎ立てるのも自分の恥をさらすようで大人げなく見苦しいし、自分の至らなさを反省するとともに縁を切るだけです。


誰が悪いと犯人探しをして、役員の報酬を返上したり、処分をするのはどうぞご勝手に。
それにレストランを利用した人に返金するっていうのは自ら悪事を認めたことではないんでしょうか。そして食べてないのに返金をせがむ人まで出たりするかも。

ホテルの信用が失墜するのは自業自得ですが、他に重要なことがあるのではないかと思う点が一つ。
それは、今後どうするの?という点。
本来のメニュー通りに料理を提供するのか?
それができれば、社内の人事や給料のことはどうでもいいことだと思います。
そのホテルがそういう(安いものを使ってごまかそうとする)体質だと思われることが一番のデメリットだと思います。
今後、きちんと正直に適正な価格で本来のものを提供していくと約束、実行すれば、お客はそのレストランを利用すると思います。

以前からもたびたび書きましたが、ものには適正な価格というものがあります。
「こんなにいいものが、なんとこのお値段で」なんていうキャッチコピーは眉に唾をつけてみる必要があると思っていまして、個人的にはあまり信用していません。
高く仕入れたものを安売りする商売人はまずいませんから、安いのには何か裏がありますって。

2013.10.20  秋雨
先日の台風から始まって今週も雨が多くなりそうです。先日の台風では伊豆大島で甚大な被害が出ましたが、また同じような台風が襲来するとの予報も出ていまして、
大島の方々は泣きっ面に蜂というより往復びんたを食らうような感じなのでしょうか。
自分が昔住んでいた地方では、梅雨は雨が多かったのですが、秋にはそれほどでもなかったように記憶しています。
しかし、関東に来てからは秋に雨が多いような気がしてなりません。
ほんとかな?と思ってちょっと調べてみたら、やはり関東、東海あたりは1年のうちで9月の降水量が最多となっていました。
学生の頃は自転車通学で、梅雨時期ともなれば必ずカッパにカビが生えていましたし、カッパの内側が常に濡れていて、腕を通すのが非常にいやーな感触でした。

今日の雨はかなり強く、雨量も多くて運転時はかなり気を使います。
轍に雨水がたまってハンドルを取られるわ、隣の車からのはねた水しぶきがフロントガラスにかかって前が見えなくなるわ、わやでしたわ。

先週、うちの近くの日本最大手のコンビニチェーン店が閉店していました。週に1度は利用していたのに残念です。
自宅の半径500メートル内にそこのチェーン店だけで4店舗、ファミマやサンクス、ちょっと足を延ばせばローソンもあり、ちょっと乱立気味でした。
違う系列店との競合だけならまだしも、同じ系列店とも戦うっていうのはきついです。
以前、コンビニのオーナーとお話ししたことがありましたが、24時間やるっていうのが最もきついらしいです。
夜間バイトの人材をキープすることが難しく、居なければ自分や奥さんが出るしかないんだそうで、ちょっとばかり売り上げが良くても休めないのが苦しかったそうです。

翻って、うちもちょっとばかし人材不足になってしまいましたが、週明けから新人さんが入ってくれます。

2013.10.14  読書の秋
この連休は絶好の行楽日和だったにも関わらず、引きこもっています。
クリニックで書類を書いたり、子供の送り迎えなどのお仕事も仰せつかったりもしますが、基本的にうちでゴロゴロ。

今日は、たまには読み終わった本の整理でもしましょうと、書斎(実際は子供の勉強部屋)の本棚の整理をやっていました。
普段は読み終わると適当に棚に置いていくので、作家も本のサイズもバラバラになってしまっていまして、
入りきらなくなると棚と本の隙間に挟み込んで収納していました。
これじゃ見た目にも格好悪いので、ちょこちょこっと並べ替えたり、古いものを屋根裏部屋(ロフトって言うんですか?)に持っていったり。
屋根裏部屋では以前は子供が遊んでいましたが、今では物置と化しています。
そこで、ここにニトリで買ってきた本棚を置いてどんどん収納するようになりました。
将来はここが僕の書斎兼寝室になることでしょう。

作者別に並べると、綾辻、有栖川、貫井、歌野、森さんらの本格推理ものが多かったですね。
本格とは言えないものでは東川作品も数多く読んでいました。
中でも最も多かったのが東野さんの作品で、ほぼ全作ありそうです。
一方、一時期はまった京極さんの作品(一作品がべらぼうに長い)は途中で脱落してしまいました。

このほかには新書系もカラーボックス2個分くらいはありそうです。

最近(でもないか)、電子書籍というものもありますが、恐らく自分は死ぬまでこれを利用することはないと思っています。
ページを捲ってこそが、「本を読む」という行為だと認識しています。
さっき主人公は、あんなこと言ってたよな、あんなことしてたよな、とページをもどって確認したり、
推理小説にありがちな登場人物の人間関係、家系図、密室の部屋の構造、家の見取り図などは本を読んでいく中で何度も確認する必要があります。

電子書籍一つあれば、家に本を置くスペースもいらず、持ち運びにも便利で、いつでも好きな本が読める。
良いことづくめのように言われますが、家に本がある、ないというのは実は重要なことではないかと思っています。

昔、友達の家に遊びに行ったときに、本棚にどんな本があるかによってそのうちの教養、教育環境っていうものがある程度推測できまして。
図鑑や百科事典の類、童話全集やリーダースダイジェストや科学と学習なんて本も置いてある家庭もあれば、マンガや雑誌ばかりという家庭もありました。
子供向けの本ばかりではなく、親が読んでいそうな難しそうな本がずらーっと並んでいると、そこのお父さんに挨拶をするのにもちょっと緊張しました。
家に本がないというのは「この人は本を読まない人なのかな?」と思われはしないだろうか?
本棚の本は部屋の装飾品の一部にすぎないのだけれど、その人の趣味、趣向、思考を判断する材料になり、ちょっと知的な印象を抱かせるにはもってこいのアイテムだと思います。

2013.10.12  残暑厳しき折
今日もまたお暑うございました。
「エアコンがなくてはやってられまへんなあ」、なんて言いながら診療していました。
しかし、夜になってざぁーっと雨が降りまして、そこからはちょっと涼しくなっています。
予報によれば明日からは秋めいてくるらしいのですが・・・。
しかし、今年はとても短い秋になりそうです。

また、この季節になりますと、隣のお宅から金木犀の良い香りが漂ってきて、朝、新聞を取りに行くついでに思う存分深呼吸してきます。
目で感じられる秋としましては紅葉がありますが、これまでで最も印象的だった紅葉風景は、晩秋の京都のお寺巡りでした。
個人的には春の桜より紅葉や楓の葉が色づいている道を歩く方が感傷的な気分になれて好きですね。

紅葉の時期と言えば思い出されるのが、高校時代の掃除の時間です。
玄関のロータリー付近の担当になりますと、箒で掃くことになります。
落葉の時期ともなりますと、掃いても掃いても葉っぱが落ちてくるわけで、賽の河原で石を積み上げてるのと同じ状況になってしまいます。
ずるい大人になった今なら、何か工夫をするんでしょうが、当時は無垢な少年でしたので、真面目に掃除をしていました。

いよいよ来週からインフルエンザワクチンの接種を開始します。
10月に入ってから、問い合わせの電話が多くかかってきていまして、事務さんも大変そうです。
昨年は注射が痛いという声が多かったように記憶していまして、自分も接種しましたが、やっぱり痛かったです。
最初はうちのスタッフに意地悪されているのかと思いましたが、患者さんも異口同音におっしゃっていたので、僕にだけわざと痛くしていたわけではなかったようです。

今年はどうかな?

2013.10.05  
早いもので今年もあと3ヶ月。
あまちゃんも半沢直樹も終わって、季節も気持ちもすっかりさびしく、冷たい風が吹いている諸兄もいることと存じ上げます。
実は、僕、どちらも見てないので、あまロスなんて言われてもピンとこないんですね。
あまちゃんの方は夏に帰省した折に1週間だけ見たくらいで。
甲子園の応援ソングで多くの学校があまちゃんのテーマを演奏してたなあ、くらいの印象です。
また、各種メディアであまちゃんの持ち上げ方も凄かったので、夜の再放送でも見ればよかったんですが・・・。
後追いで流行に乗っかるっていうのは自分のポリシーにどうも合わんということで、結局、夏以降は一度も見ませんでした。
思い起こせば朝の連続ドラマは、「おしん」くらいしか見てないような・・・。

もう一方の「倍返し」ドラマ。これまた1分たりとも見ませんでした。
テレビを見るという習慣がもうすでに無くなってしまったのかもしれません。
毎週、同じ時間に同じ番組を視聴することに疲れてしまったんだと思います。
録画して後で見るというパワーもなければ執着心もなく、このままAMラジオオヤジになっていくんでしょうね。
若者の○○離れではありませんが、テレビ離れ(卒業)しつつあります。(例外はニュース&スポーツ)

先週末は、珍しく2日間の臨時休診がありまして、数多くのお叱りの電話を頂戴しました。(冗談)
電話に出ることができない状況っていうのもありますから、すみませんでした。

来週も一度休みがありますので、悪しからず。




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