独り言


2010.03.22
「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸も過ぎまして、桜の開花のニュースも聞こえてきました。
いつの間にか選抜も始まって、プロ野球も開幕して、確実に春なんですね。
昨日、今日はクリニックに行って、健診の結果を書き込んだり、掃除をしたり・・・。

先日、休みの日に受診した患者さんから、「4月はお休みの予定はないんですか?」なんて聞かれましたが、一応、4月はありません。
予防接種は大体昼休みで、学校健診も木曜日の午後に予定を組んでもらったし、できるだけ臨時休診を作らないようにしています。
ただ、ゴールデンウィークの時はまだ流動的です。5月1日の土曜日は午前のみになるかも・・・。
4月30日、5月1日を休むと大型連休になるんですけど、なかなかそれはできないですね、職員は願っているかもしれませんが。

2010.03.20
昨日の午前中は休診でしたが、ご存じなかった患者さんが結構いらっしゃったようで、午後一番にお叱りを受けてしまいました。
(しかし、昨日の午後は忙しかったなあ。)
僕も親として、卒業式に出てきました。式が終わって、校門で待っていて子供と一緒に学校をあとにするという感動的なシーンはなく、すぐに往診へ出かけて、午後の診療にあたったんですね。
卒業式では次に進む中学校の制服を着ますので、それから推測すると地元の中学校に進むのは卒業生全体の約3分の2くらいだったかな?中高一貫の私立や県立(並木)に行く子、親の仕事の関係でここを離れてしまう子もいます。地元の公立中学も決してレベルは低くないのですが、上の子のときより私立の子が多かったように感じました。

相変わらず、送辞、答辞はみんなで一言ずつ叫ぶパターンでして、あれっていつごろからなんでしょうか?在校生代表、卒業生代表を一人だけ決めるのはいろんなところからクレームが来てしまうからなんでしょうが、やはりあまり好きになれません。わが子が目立たない普通の子で、答辞を読まなくても、それを可哀相だ、不憫だなんて思わないし、授業参観で全く発言しなくても、まあ、それがこの子の性格なんだから、って思います。今の授業参観ではほとんどの生徒に何かしゃべらせていまして、子供より来ている親に対する授業参観っていう感じがしてなりません。
僕の幼いころは、クラスには学級委員長がいて、児童会という組織には児童会長がいて、何かというと児童会長が生徒代表で何でもやってまして、僕らは羨望の目で眺めているだけでした。しかし、決してそれを妬むなんて感情はなく、まあ当然だなって感じていました。(ちびまるちゃんの丸尾君、ドラえもんの出来杉君みたいな存在でしょうか?)今では小学校では学級委員長、児童会長なんて役職もなくなっているみたいで・・・、それぞれに能力の差はあるし、それを認め合うことは必要だと思うんだけどなあ。勉強は凄くできるけど運動はからっきしの子、勉強はイマイチだけど運動会ではヒーローの子、リーダーシップがあり生徒会長に立候補するような子、全てに抜きん出ている子、何においてももうちょっとの子、そういうのを全てひっくるめての公教育だと思いますが・・・。機会は平等であっても結果は差がついてしまうのは仕方のないことでしょう。今の教育は結果の平等ばかりを目指しているからおかしなことになるんじゃないのかな?
ただ、機会の平等というのは厳密には違うかもしれません。塾やお稽古ごとがなかった僕の幼少時なら機会は平等だったんですが、今は親の教育に対する考え方、お金の使い方によって雲泥の差がついてくるのは明白でしょう。そう考えると、学校の中ではできるだけ差を目立たなくするように苦心しているのかが窺い知れます。先生も大変ですね。

2010.03.16
この前、NHKの番組で新薬が出ない、2010年問題っていうのをやっていました。
何だか突っ込み不足という感が否めず、どうも消化不良でした。
特許切れに絡めてジェネリックの台頭、先発メーカーの収益低下、新薬の開発費が出ない。
っていうストーリーが出るかと思っていたんですが・・・。
ジェネリックメーカーは新薬を開発しなくてもいいんだから安売りできます。先発メーカーは15年くらいで特許が切れるのでそれまでにできるだけ開発費を含めた収益を上げる必要があるわけで。
薬の開発は本当に確率の低いものですので、どうしても大きいホームランを狙ってしまいます。(大体は三振するんですが)
そして、収益を上げるための薬は、どうしても患者さんの多い疾患を狙うほうが良いに決まってます。
一発当てれば大きい収益を上げられる疾患といえば、
1.高血圧、2.糖尿病、3.高脂血症 ですね。
これらに対してはどんどん新薬が出ます。
珍しい病気に対する薬(イコール使ってくれる患者さんが少ない薬)はどうしても儲けが少なくなるので開発にも力が入りません。
これは営利を追求する企業ならば当然の考え方で、「こちとら慈善事業でやってんじゃないんだぜ!」っていう声が聞こえてきます。
最近の薬屋さんのトレンドは従来の薬同士の合剤の販売です。
新薬の開発ではなく、血圧の薬と利尿剤を併せたもの、血圧の薬と高脂血症の薬を併せたもの、血圧の薬同士を併せたもの、これを新薬として売り出しています。
これだと、開発費も安く済みますし、安全性に関しても従来のデータがありますので、それほど予想外の重篤なものは出てこないだろうと考えられます。それが新薬扱いで薬価も高いとなると、おいしい商売になるわけです。
新薬の開発というハイリスクなことに対して相応の対価があれば(これは薬価ですが)いいのですが、薬価はすぐに引き下げられてしまい、その後はジェネリックメーカーが虎視眈々と狙っていまして、現在ではあまりハイリターンではないようです。
動物実験、臨床試験などを経て新薬は生まれていきますが、重い副作用一発でアウトっていうリスクも孕んでいたり、別に製薬メーカーの肩を持つわけではないのですが、新薬を開発するのは大変だと思います。
私企業で研究させるのもいいのですが、国でも新薬の開発を手助けする(特に稀少疾病に対して)なんていう施策が必要なんじゃないかな?なんて思った次第です。

2010.03.13
花粉症の季節になってまいりました。今日は気温も高く、風も吹いていて花粉症の方にとっては辛い日だったことでしょう。うちにも薬をもらいにくる患者さんが結構多かったようです。
花粉症の専門といえば耳鼻科ですが、うちでは鼻を洗ったりはできませんので専らお薬を出すのみです。
さくっと薬を出してもらうだけならうちなんかはうってつけかも?

2010.03.10
今日は午前中のみの診療にしました。
中学校の卒業式ということもあり、うちのスタッフも保護者として出席しまして・・・。
たまーに看護師さんがいない日っていうのがありまして、そのときは自分で採血したりするんですが、やっぱり緊張します。
大学病院ならいざ知らず、一般病院だと採血は看護師さんがやりますので、普通医者はやりません。採血するのは専ら動脈採血(血ガス)くらいで、点滴も看護師さんの仕事です。大学だとこれが医者の仕事なんですね。はっきり言って採血は苦手です。看護師さんの方がよっぽど上手だと思ってます。ただし、大学病院は例外かも。やっぱり、経験、数をこなせば上手くなりますし、医者の場合は静脈がだめなら動脈採血という手がありますので、最終的には何とかなるんですけど。
点滴を入れるのもセンスがものを言うんですけど、まあ、数をこなせばなんとかなるかな?自分の場合、IVH(中心静脈の穿刺)は割と得意にしていましたけど末梢の点滴は苦手でしたね。
今日は自分で採血して自分で伝票を処理して、自分でスピッツにシールを貼って・・・、いつもAさんやKさんがやってくれていることをやってました。

午後からは休診でしたが、午後から急な往診に行って点滴をしてきましたので帰りはいつもよりちょこっと早いくらいの時間になりました。この方とはながーい付き合いでして、たぶん最期までお付き合いするでしょう。上品なおばあちゃんで、娘さんも感じが良くっって・・・。
明日も点滴を入れてきましょう。

2010.03.04
連休が地域で分散化されるっていう法案が検討されているようですが、ちょっと待ってくれよぉってな感じです。
メリットっていうのもよくわかるんですが、デメリットがかなり大きいんじゃないのかな?
来てくれるほうの行楽地にとってはいいこと尽くめかもしれません、一ヶ月間ずっと連休料金設定で儲かるかも。分散化されるとどこもそんなに混まずにいけるかも。
しかし、関東では連休中なので、大阪の実家に遊びに行くとそこは通常通りで、友達は誰もかまってくれない。本社は通常営業なのに、北海道支社は休み中で大事な取引ができない、地方の工場はラインを動かしているのにこっちじゃストップさせていて効率が凄く悪くなる、なんてことは考えつかないのでしょうか?多分、全国展開している企業なんて、かえって休めなくなるんではないでしょうか。
余計なことをして混乱させるだけのような気がします。それより祝日の意味を忘れさせるようなハッピーマンデーをなくすほうがメリットあるように思っているんですけどねえ。
GWの渋滞なんて日本の風物詩の一つですからねえ。みんなで一緒のところに出かけて、「どうしてこんなに混んでるんだ?」、「自分たちが来てるからだよ」って突っ込まれながら、疲れて帰ってくるっていうのがいいんですよ。

自分の仕事においてこの法案を考えてみると・・・、うーん、別に関係ないかな?取引業者さんは県内だし、患者さんも地元の方ばかりですから影響はなさそうです。
結論。民主党よ、余計な事はしないでくれ。ただこれだけです。


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