独り言


2008.12.27
本日で平成20年の診療が終わりました。予想していたより比較的平穏に終わりまして、ちょっと拍子抜けかな?
午後からも、「今日はやってますか?」という電話も一本だけでして、スタッフが帰った後で一人で掃除、レセプトチェック、領収書諸々の整理をしていたら夕方になっていました。

今年一年を振り返ってみると、クリニックとしては昨年より着実に患者さんの数は増えてきました。特に10月以降は予防接種の人が多くて、待ち時間が長くなってしまいましたね。これはお互いにとってストレスのたまる原因となりましたので、来年は何か工夫をしなくてはならないでしょう。
今年、導入したものは「経鼻内視鏡」でした。メリット、デメリットはありますが、患者さんには概ね好評だったようです。ただ、2、3名の患者さんで鼻出血があったのが反省点です。
来年はまた新しい機器を導入する計画もありますが、こればっかりは先立つものとの兼ね合いになりそうです。
個人的に一年を振り返ってみると、人生も後半戦に入っているなあと感じたことでしょうか。40も半ばを迎えて身体のあちこちに変調を来たしており、健康のためにジョギングを始めたはいいけど、すぐに膝を痛めて断念したり、腰や肩のはりが強くてシップを貼ったりしてましたね。ダイエットにも挑戦して、これは今のところ成功しています。ピークの体重の10%減ですから。理想はもうちょっと減らしたほうがよさそうなので、これは来年への課題でしょう。

今年もまた、多くの出会いとそして別れがありました。
思い出深いのはやはり肝硬変で通ってくれていた方々ですね。スタッフや僕に野菜や果物を持ってきてくれて、アミノレバンの点滴のスピードを勝手に自分で調節していたOさん、癌の治療がなかなか上手くいかなかったSさん、Eさん、チョコレートやアメが大好きで診察日には必ず息子さんと外食をして帰っていた、自称グルメのWさん。
肝硬変以外の方では、インスリンの自己注射や血糖自己測定でスタッフや僕をとても困らせてくれたOさん、娘さんと一緒に来て、いつもにこにこして上品なおばあさんだったSさん。最期を看取ることが叶わないのが残念でなりませんが、在宅医療をやってない開業医としては仕方ないことかもしれません。

最後に、今年一年文句も言わずに(陰で言ってたかもしれませんが)こんな中年オヤジに付いてきてくれたスタッフには大変感謝しています。来年またクリニックで会いましょう。

2008.12.25
メリークリスマス。
うちの子供たちはサンタさんなんてもう信じちゃあいませんが、プレゼントだけは欲しがります。
サンタクロースの存在を信じなくなった時、それは大人の世界に少し足を踏み入れた瞬間なんでしょうか。

毎年、年明けに「うちの庭で咲いたものですけど。」と言って、凄く香りのよい蝋梅を持ってきてくださる老夫婦がいらっしゃいますが、「今年は、暖かい日が続いて、もう咲いたんですよ。」と言って、今日持ってきてくださいました。午後からは待合室一杯にその香りが充満しています。
しかし、来週から1週間はお正月休みになりますので、折角の良い香りを味わえるのもいつもより短くなってしまいそうです。

2008.12.21
今日は、ある製造業の会社の採用時の健康診断を午前中一杯かけて行いました。スタッフにも出てきてもらいましたが、休日出勤をお願いするのは非常に辛いです。昨日は忘年会だったし、家庭をもつスタッフには結構きつかったかも・・・。
しかし、期間社員や派遣社員を切っている製造業界で、どうしてそんなに採用予定があるんだろう?っていう疑問も沸くんですが・・・。健診にきてくれている方々には是非、採用されて欲しいですね。

2008.12.19
今年も残りが少なくなりまして、うちのクリニックの診療も今年はあと一週間となりました。
17日をもってインフルエンザワクチンの予約を終了としましたが、こればっかりはワクチンがなくなったので仕方ないです。昨日、接種を希望される方からの電話が何本か入りましたが、全てお断りしました。うーん、非常に心苦しかったですね。特に、受験生をお持ちの方やかかりつけの方なんかはなんとかしてあげたいのですが・・・。
マスコミも無責任なもので、今年はインフルエンザの流行が例年より早いので今からでも医療機関でワクチンを受けるように、なんてことを言っておりましたが、もう多くの開業医さんにはワクチンは余ってないし、新規の予約を受けてるところなんて殆どないんじゃないかなあ?
うちも昨年よりワクチンは多く入れましたが、シーズン前にどれだけの方が受けに来るのかの予測は難しくて、多く入れすぎて余っちゃったら来シーズンは使えずに損をするし、足りないと不評だし、ギリギリに調整するのは本当に難しいです。今年みたいに品薄になって、問屋に注文しても入ってこなければ自動的に接種は終了となります。ちなみに昨シーズンは何本か余ってしまって捨ててしまいました。まあ、そのくらいの方が気分的に楽なんですけどねえ。
同じことは製造元にも言えるわけで、数多く作れば良いってものではなくて、余れば損をするし足りなければ文句を言われる、製造元も可哀想なんですけどね。


昨日は久々にサッカーを見ましたが、サッカー素人としては昨日みたいな試合は凄く面白かったです。中盤でパス回しに明け暮れてスコアレスドローで勝ち点1を狙うようなゲームではなく、玉砕覚悟で点を取りにいくスタイルって好きなんですね。攻守の展開が激しくて、シュートシーンが数多く見られて・・・、C.ロナウドやルーニーのいる世界のマンUが親善試合ではないトーナメント戦で日本のチームと戦ったのはなかなか趣がありました。

2008.12.11
昨日、今日ととても暖かくて、暖房が少し暑いくらいに感じられました。
誕生してまだ2ヶ月の麻生政権がどうしようもなくなっています。何をどうしたいのか、ビジョンが見えません。景気対策としての定額給付金がミソのつき始めで今になってももらえるのがいつになるのか分からない状況です。
僕ですか?勿論もらいます。でも使いませんけどね。多分借金の返済に充てるか、そのまま銀行に預けちゃうんでしょうね。
こんなの政策でもなんでもないって専らの評判で、1万2千円で国民のほっぺたを叩いているようなものでしょう(次も自民党に入れてねって)。本当に欲しい人も数多くいるんでしょうが、2兆円あれば他にもあんなこともこんなことも政策として一杯できるのに・・・。
もちろんお金も欲しいでしょうが、もっと欲しいのは将来への安心感(安定した職業、生活)なんじゃないかな?派遣とか請負いなんていう働き方では将来設計なんてできたもんじゃありませんからね。お年寄りにとっても、医療や福祉の充実がもっとも切実な問題でしょうし、そこには経済的なものも絡んできます。小泉改革?以来、そのへんのセーフティーネットが一気に破綻してしまって格差の拡大が顕在化してしまいました。経済学者のT中氏やトヨタのO田氏をはじめとする経済財政諮問会議のお偉い方々はそれを、「自己責任」の一言で片付けてしまうんですが、今回の経済危機に関しても彼らは当然自己責任と考えていらっしゃるのでしょうね。しかし、一番割りを喰ったのが非正規雇用者たちだったのはあまりに残酷です。こういう虐げられた人たちが政治に参加すればもっと労働環境もよくなるのに・・・、といつも思っているんですけどねえ。

ボーナスのシーズンです。うちでもボーナスの支給を予定していましてそろそろかな?一年間頑張ってくれたスタッフにはちゃんと尽くしてあげるのが経営者としての責任ですからね。まあ、業績次第ですが、少しはアップできそうです、多分。

自分の場合を振り返ってみると、勤務医の時は冬のボーナスでも一ヶ月の給料と同じか少し安いくらいだったと思います。基本給は安くて、色々な手当がついて、給料は○○万ってもらっていたんですが、「ボーナスは給料2ヶ月分」なんて期待してみると意外にも「たったこれだけ」っていう状況でしたね。
僕はもうボーナスをもらうことなんて一生ないんですね。

2008.12.4
今日の午後は、業者さんに院内清掃をやってもらいました。窓ガラス、エアコン、床のワックス清掃を半日かけてやりましたが、やっぱりきれいになりましたね。毎年、この時期にやってもらっていますが、初年度はずっとつきっきりで見ていましたが、ここ2年は掃除している間に銀行に行ったり買い物をしたりと、まかせっきりにしています。天気も良く、窓を開けっ放しにしても寒くはなく、いい掃除日和になりました。
丁度今日は院外清掃も入っていて、シルバーのおばちゃんたちが来て、落ち葉や草取りをやってくださったおかけで外回りもすっかりきれいになりました。実は今週の月曜の朝、クリニックに来た時には前の芝生が一面落ち葉に覆われていまして、がっくりしていただけに、ほんと助かりました。


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