独り言


2008.09.26
小泉元総理が政界引退だそうです。小泉改革が全否定されてさぞ居心地が悪かったんでしょう。「自民党をぶっ壊す」といいながら日本をぶっ壊した張本人ですから、辞めて当然でしょう。
本当は彼に責任を取ってもらいたかったのですが、それも叶わなくなりました。小泉構造改革がきちんと検証されることもなく、安倍、福田さんがその尻拭いをさせられてぼろぼろになりながら辞めていったのとは対照的です。本当は彼こそ無責任な辞め方だと思うんですけどね。そして、政治的になんの実績もない、27歳の息子が後継者ですか、これはまさしく古い自民党のやり方そのものですね。同じ選挙区からの出馬禁止(世襲禁止)を本気で考えなくてはならないと思うんだけど、当事者がそんなことに賛成するわけはないですよね。
世襲というと、昔はお医者さんも子供が跡を継ぐことが多かったようです。しかし、今では親は自分の子を医者にしようとは思わないようです(うちも例外ではない)。
何故かって?
良い事ないですもん。もし、学力があるなら、もっと別の道を歩ませたいです。
そう考えると、政治家さんは余程いい職業なんでしょうね。

2008.09.23
事故米、カビ米からメラミン含有食品に至る食品の安全性に係る事件が数多く報道されています。その中で、使われていた事故米の多くが介護施設や病院などに納入されていて、さもありなんという感情を抱いていました。病院で使う食材は出来るだけコストを削減したいでしょう。いくらいい食材を使って、おいしい給食を出してももらえる報酬は同じです。昨今、チーズ、バター、小麦などの食料原材料の価格が高騰していますので、どうしてもお米は安く仕入れたいという気持ちは分かります。明らかに安い(安すぎる)ものっていうのはやっぱりおかしいんじゃないかな?って考えそうなものですが、標準のものより若干安いとそれほどおかしいとは気付かないのかもしれません。また、自分が食べるわけじゃないからいいやっていう心理も働いているのかもしれません。
こういう事件が起こるとすぐに誰が悪いの?っていう議論が起こりますが、末端の小売業者の名前を公表してどうなるわけでもないし、大臣や次官が辞めても解決するわけでもないし、一体どうすればいいんでしょう?ばれなきゃ何をしても良い、儲けるためならズルをしてもいい、なんていう不埒な業者が厳正に処罰されるような(ズルしたら一文無しになる、厳罰に処される等)システムを作るのも一考かと思うんだけど、結局、個人消費者の場合は適正な価格のついたものを買うっていうことが防衛手段だと思います。しかし、今回の施設などで食べさせられた方たちはたまったもんじゃないですね、防ぎようがないんですから。
医療用のものでも言えますが、インフルエンザのワクチンや検査キットなんかでも、一般のものより凄く安いと、「これって効かないんじゃないかな?粗悪品じゃないかな?」って思いますもん。食べ物屋で、「安くて早くてうまい」、これは最高だと思いますが、安さには何かあるんじゃないかな?変な材料が使われてるんじゃないかな?料理が凄く早く出てくるってどうして?レトルトを温めてるだけじゃないの?とか、やっぱり自分の中できちんと吟味することが大切だと思っています。
タクシー業界にしてもそうですけど、行政の規制緩和による陰の面っていうのが最近こういう形で現れてきています。企業努力でコストを下げるには、もう限界に来ている業界もあるんじゃないかな?

2008.09.20
台風13号はいつの間にか通り過ぎてしまって、何だか拍子抜けでした。今日の午後は休診でしたので患者さんは午前中に集中して、いつもより忙しかったです。
明日は小学校の運動会です。台風のおかげで見に行けそうです。

2008.09.18
茨城県の医師会から昨日FAXが届きまして、なんでも、次回の衆議院の選挙の際は民主党候補を推薦するとのことでした。日本医師会っていうのは元々自民党べったりの犬だったわけで、今回、茨城県医師会はそれに反旗を翻したわけです。参議院の時も国民新党の自見さんを推薦していたし、後期高齢者の件でも公然と反対の立場を示していましたので、今回の決定も当然かな。それに高い医師会費を自民党なんかの政治献金に使うのは勘弁してもらいたいのですが・・・。
いつも不思議に思っていたんですけど、お医者さんって選挙の時にこぞって自民党に入れていたんでしょうか?
自分の主義に基づいていれば誰に入れようとかまわないと思うんだけど、属している組織や団体の指示を受けて選挙権を行使するのって好きじゃないですね。

2008.09.14
 先月の今頃は凄く暑いところにいたような・・・、何だか凄く遠い過去のように思えてきます。昨日は地域の高齢者の方たちへの講演会?と校医をやっている学校の運動会に出てきました。運動会は昨年も見に行きましたが、中学生のものは面白いです。それが、純粋に勝負ですから。白黒がきっちりつくし、なんと言ってもそのスピード感が小学生とは違います。ただ、怪我をしている生徒が目立ちましたね。

 もう1週間以上も前になりますが、「高校生クイズ」という番組の件で。ウルトラクイズ亡き後、個人的には結構気に入っているクイズ番組だったんですが、今年はちょっとつまらなかったかな?ベスト8は超有名校ばかりでそこに集中してスポットが当てられ、全国から集まったその他の高校は可哀想なくらい無視。スタジオ収録のみで知識を問う問題ばかり。チームワークは関係なし、クイズオタクや高偏差値の子がいれば勝ち上がれるような構成っていうのは、「あんなの高校生クイズじゃない」っていう気持ちで後味が悪かったですね。運や体力なんていう要素があって、敗者復活やチーム同士の駆け引き(昨日の味方は今日の敵なんていうクイズ)なんかがあってこそだと思っていたんですけどねえ・・・。
うちの妹の母校なんて悲惨な結果に終わっていました。あんな形態だと参加する高校生は少なくなるんじゃないかな?もういっそのこと東大合格者数上位校だけでやったら?っていう番組になってしまいました。


 自民党の総裁選は結局5人ですか、麻生さんで決まりかな?で、政策はなんでしょうか?景気対策、ばらまきですか?
うーん、赤字国債はもう勘弁、90年代に既に失敗してるじゃないですか。
上げ潮?乾いた雑巾をいくら絞ってももう水は出てきません。
無駄をなくせというならば、公務員の天下り防止や公益法人の廃止や道路特定財源の一般予算化かな。そして、それを教育、福祉に回して欲しい。小さな政府より大きな政府、セーフティーネットの拡充こそ高齢者や弱者が安心して暮らせる社会になると思うんだけど。財源?生活必需品以外の消費税アップ、法人税率アップ、相続税のアップだな。

2008.09.11
 秋晴れが続いたかと思ったら今日は昼前から突然の雨で、洗濯物を外に出さなくて正解でした。
今週は週末にある講演会(そんな大げさなものではないのですが)の準備でいつもより勉強してましたね。ボケッと学会雑誌を見てるより緊張感を持って文字を追ってましたし、たまにはそんなことでもないといけませんね。

2008.09.04
 もう3日も前のことなんですが、福田総理が辞任しました。前総理の安倍さんと同じで突然の辞任ということで、二人を同列に並べる論調もあるようですが、個人的にはちょっと違うのかなあっていう気もして見ていました。個人的には、福田さんのちょっと醒めた感じの物言いとか、何となく他人事(当事者感のなさ)のような対応なんていうのは好きだったんですね。だから、辞任会見での最後の質問者に対する答え、「私自身は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなとは違うんです。」っていう台詞は福田さんならではの言い回しでとても良かったんじゃないかな。派閥への根回しもそれほど上手でもなく、感情をむき出しにして、論戦を繰り広げるというわけでもなく、だからリーダーシップに欠けるとか、総理の器ではなかったという評価はその通りで、あくまでも誰かのサポート役、黒子に徹すれば非常に良い味を出していけたんではないかと思っています。
支持率が下がってもなかなか辞めないと、「総理の座にしがみついていて醜い」といわれ、あっさり辞めてしまうと、「無責任だ、放り投げた」といわれ、じゃあ、一体どんな辞め方が理想的なの?って聞きたくなるようなマスコミの卑怯なバッシングでした。何も提灯記事で持ち上げろというわけではないのですが、何でもかんでも批判ばかりではイヤになりますね。小泉政権の時とは大違いで、正当な評価っていうものをして欲しいものです。だから「マスゴミ」なんていわれてしまうんではないんでしょうか。福田さんにしても、安倍さんにしてもちょっと可哀想な状況でしたが、結局小泉のやった悪政の尻拭いをさせられて自ら腹を切らざるを得なかったわけで、当の小泉は未だにのうのうと無責任を決め込んでいるといった風に見えます。また、道路族や官僚の抵抗もあって、勿論民主党をはじめとする野党の抵抗もあってなかなか物事が決められないという側面もありました。このまま自民なり民主なりが政権を取っても事態は大きく変わらないと思います。やはり衆議院を解散してきちんと民意を問うしかないように思っています。しかし、民意っていうのもいい加減だからなあ・・・(郵政選挙が良い例)。自分に都合の良い、甘い言葉を真に受けて(減税、公共事業拡大とか)ほいほい尻尾を振ってしまう人気投票ですから。この国の行く末を本当に考えるのなら高負担はやむなしってことになるんだけどなあ・・・。
民主も政権政党となるにはやや不安が残ります。どちらを向いて政治をするのか?その目は本当に国民の方に向いているのか?やっぱり大企業に?それともアメリカに向いているのか?あと、公約(マニフェスト)は選挙向けのリップサービスで、果たして実現性はあるのか、疑問な点は多々あります。政権を取ったとしても、国会論議で自民と対等に渡り合えるのか、ただ、混迷を深めるだけではないのか、とか・・・。そして、国会運営や政策に失敗した時に国民に与える絶望感(やっぱり民主じゃだめだったんだ)だけが増してしまうんじゃないかな、とか。
まあ、麻生さんでも小沢さんでもいいけど、小池さんだけはダメ。


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