独り言


2008.06.29
これぞ「梅雨」っていう天気でした。でも、こういう日もいいです。
しとしと降る雨を見ながら物思いに耽るっていうのもいいじゃないですか、部屋で本を読んだり、FMで雨に因んだ曲を聴いたりするのもたまにはいいんじゃないのかなあ・・・、って今日は病院の外来をやっていた自分が言うのもなんですけど。
外来の合間にはうちから紹介して入院された患者さんの顔を見に行ったりしてました。


明日で開業して3年が経ちます。自分の中では意外と早かったかな?と思っています。
振り返ってみて、果たして地域医療に貢献出来ているんだろうか?自己満足の診療をしてないかな?スタッフには不満が溜まってないかな?反省点を挙げていったらいくつでも挙げられそうですが、なんとかここまでやってくることができました。4年目の心がけは、「感謝の気持ちを忘れない」ですね、スタッフ、業者さん、モール内の先生、薬局さん、そして一番感謝すべきは患者さんに対してです。

2008.06.23
昨日の新聞の読者の声欄で面白い記事があったので。
15歳の高校生の投書だったんですが、「進路に不要な勉強は邪魔だ」っていうなんとも刺激的なタイトルとその内容に、一瞬、「これは釣りかも?」と思いました。内容を要約すると、幼少時は9年間も海外にいた彼は元々理科や数学が苦手で、将来は英語による仕事を希望しているそうです。だから、文系の教科に力を入れたいのに、理数系の勉強をするのに苦痛を感じ、無駄だと感じているらしい。数学や理科を知らなくても恥ずかしいとは思わないらしく、もう既に進路をきめてあるので、理数系の教科は無駄だと言い切っています。最後に、そんな彼みたいな人を受け入れてくれるような高校が増えて欲しいと結んでいます。
うーん、完全に釣りだよね。新聞もどういうつもりで掲載したのかな?
例えば、将来は弁護士になりたいので、中学校・高校は文系の教科しか勉強しません。数学なんて、化学や物理なんて必要ないでしょ、っていう裁判官、例えば、将来は医師になるので、数学・生物・化学・物理・英語しかやりません。地理や歴史、政治・経済、それに国語なんて関係ないね、っていう医者、例えば英語の教師になるって決めてるから英語だけできれば良いんだよっていう英語の先生、そんな人間に弁護してもらいたいか?診てもらいたいか?教えてもらいたいか?
私も、彼とこの新聞に完全に釣られてしまったのかも・・・。
勉学ではなくて、スポーツの世界だったらどうなんだろう。例えば、日ハムに入った中田翔や今や日本のエースになったダルビッシュあたりが、「俺はプロで飯を食っていくんだから、勉強なんてしなくていい、野球だけやりたい」なんて言ったら(本当に言ってたかもしれませんが)、やっぱりそれは叩かれるでしょう。
うちの息子にも読ませて感想を聞いてみたいな。

2008.06.22
日本漢字検定っていうのを受けてきました。以前も受けていて今回が2回目だったんですが、今回は○級でした。試験会場は高校生から二十歳くらいの若者ばかりで、自分みたいなおじさん世代はほんと数えるくらいしかいませんでした。本番ではそれほど難しくは感じられませんでしたが、そこまでの勉強が大変でしたね。今回はかなり勉強して、沢山の漢字を覚えました。でも、1週間もすれば元通りになってしまうんでしょうけどね。
今更、漢検の資格を持っていても何に使うでもなくて、ただの自己満足に過ぎないんですが、この2ヶ月あまりの期間は学生時代にやったように、広告の裏やファックスの裏を使って書き取りの練習をしたり、四字熟語の意味を国語辞典で調べながら覚えたり、漢字辞典片手に部首を覚えたりして、硬くなった脳味噌のリハビリができた気がします。(もう既にいくつかの間違いが発見されました、受かってるかなあ?)

2008.06.19
先週末の重要な会議も終わって、そのまとめをやっていたらすぐに1週間が経過してしまいました。
今朝の新聞に、医療崩壊の現状を憂慮して厚労省が医師不足を認めて、医師数の増加へ方針変更をするとの記事がでていました。それは大いに結構なことだと思います。しかし、数を増やせばそれで解決するかといえば、答えはノーでしょう。増やしたお医者さん全てが小児科・産婦人科・外科・救急科・麻酔科に進んでくれればいくらかは助かるでしょう。でも、彼らが一人前に育ってくるのは10年くらい先ですし、彼らを教えてくれる中堅医師がいないわけですから果たしてちゃんと育ってくれるかどうかはわかりません。また、医学部卒業生の大半がそういったリスクの高い科を選択しない現状を鑑みますと、医師数増加策の効果は薄いんではないかと思います。それより効果的なのは、現在いる人たちを大事にするってことだと思うんだけど。どうして、リスクの高い科から人がいなくなるのかを考えれば自ずと解決策は出てくると思います。「給料を上げる」というより、「待遇を改善する」という方が、それにも増して、「リスクのある治療・検査で不都合な事象が起こっても後出しでクレームをつけることをやめる」ことが重要と思います。今の状態では誰も一か八かの事はやらないし、救急患者さん(特に重症者、専門外の患者さん)の受け入れ拒否は続くでしょう。
あとは、医療費抑制策の弊害でしょうね。高齢化社会、医療技術の進歩で医療費は増えることはあっても減ることはありえないんですけど、なぜかこの国では医療費を減らそうとしています。既に介護の現場は崩壊しています。介護師さんはどんどん現場から逃げ出しています。うちのクリニックでも例外ではなく、医療材料の仕入れ値はどんどん上がります。値下がりしたものなんてありませんね。薬剤費は幾分下がっていますが、保険の点数も同時に下がっていますので、全く関係ないです。

2008.06.12
午前中は雨、そして午後になってからは日も照ってきて、少しひんやりとした澄みきった空気の中を車を飛ばして帰ってきました。こういう天気って結構いいかも。今日は午後が休診でしたので、銀行や郵便局に行って、本屋で買い物したり、家では窓を開けっ放しにして換気したり・・・。
そういえば、先日贔屓にしている本屋さんに行ったら、6月一杯で閉店っていう張り紙が貼ってありました。かれこれ10年以上利用していたんですけど・・・、ただ頻度は決して多くなくて、精々月に1、2度っていうところでしょうか。いつもは家の近くの書店を利用していますし、DVDやCDをレンタルするときはついでに併設してある上の書店に行ったりもしますので、そこの店からすると、自分は必ずしもお得意様っていうわけでもなかったんですが、品揃えや書籍の並べ方なんかは好きでしたね。以前はどこの店にも置いていないような本が置いてあったりして、前の病院のときは昼休みに抜け出して買いに行ったものでした。
最近では古本屋で本を買う人も多く、普通の書店は苦労するみたいです。自分でも時々ワンダーグーのリサイクル商品を買ったりしますが、やはり本は新書で買いたいものです。新書を買うことで新しい作品も生まれるわけで(出版業界、著者へお金が回ることで)、本のリサイクルばかりだとそのうち新書は出なくなると思うんだけど・・・。自分の場合、昼食代より本代により多くのお金を注ぎ込んでいまして、出版業界にはいくらか貢献してるかな?最近、人の褌で相撲を取るような業種が多くて、そしてそれが成功するんだよなあ、その上、あたかも消費者の味方だとかいって崇められたりして、個人的には好きじゃないなあ。流行の言葉を借りると、「品格」っていうものがないのかな?って気がするんだけど、日本人って「武士は食わねど高楊枝」っていう気品というか心まで貧しくなりたくないっていう意識があったんだけどね。


今週末は一年のうちで最も重要な会議が行われます。しっかり準備をせねば。

2008.06.09
昨日、「ナルニア国物語〜カスピアン王子の角笛」っていう映画を見ました。もちろん、子供と一緒に。1作目を見ていたのでとっかかりは大丈夫でしたが、いきなり2作目から見た人にとっては導入部分はなかなか難しかったかも?前作を一緒に見に行った子供も今回の最初の15分くらいまでは理解するのに苦労していましたね。でも、今回のは面白かったです。
そんな映画館で過ごしていた時間に、秋葉原ではとんでもない事件が起こっていたんですね。先日の荒川沖の事件といい、今回の秋葉原の事件といい、現在の病んだ世相を反映しているのかな?なんて考えたりもします。高齢者にも、そして若い人にも生きていくのに辛い世の中になっているんでしょう。一度弱者になってしまうともう二度と這い上がれないような、絶望感に苛まれるような社会制度ですもんね。偉い政治家の先生方の目は大企業、そしてアメリカ様の方へ向いてますから。

2008.06.04
今週から梅雨入りしています。昨日までは梅雨らしい空模様でしたが、今日は一転、過ごしやすい良い天気でした。エアコンの必要もなくて、外の空気を入れて・・・、経済的にもとっても助かるんだけどなあ。
先日、「お知らせ」の中でも書いたとおり、血圧脈波測定の検査機器が1週間の期間限定で入っています。自分も被験者になってやってみましたが、血管年齢は一応年齢相当という結果でホッとしました。


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