独り言


2006.03.27
ヤンキースの松井が結婚しました。相手は一般人らしいんですが別にどうでもいいです。松井については今はもう何とも思っていません。WBCを辞退したあの一件で完全に未練はなくなってしまいました。松井の日本での最後のシーズンのファン感謝デーではスタンドで一生懸命タオルを振って送り出したのは遠い昔の思い出です。本人にも事情があったんでしょうが、あの時点で松井のいるヤンキースを応援したり、松井の成績に一喜一憂することもなくなりました。かといって、松坂のレッドソックスに肩入れするわけではないんですけど。どちらかというと、イチロー、城島のマリナーズを応援しています。そして、同じ日に桑田が引退を表明しました。こっちの方が自分にとっては大きかったかな?桑田は、当時、春休み・夏休みの間じゅう高校野球を熱心に見ていた頃から大好きな選手で、世間ではヒールだった頃もひとり応援しておりました。最近になって彼の評価が上がってきていますが、僕にしてみれば「何を今更」ってな感じで冷ややかにみつめていました。プロ野球選手の引退でしみじみ感傷に耽る、悲しい思いを抱くのは、原、中畑、江川の時以来かなあ。槙原や斎藤にも思い入れはありましたが、今回の桑田は同じ時代を生きてきた同士(学年は下ですが)としてなんだか感慨深いものがあります。引退といえば、古いところでは長嶋のあの引退シーンはなぜか生では見ていませんし、王の時もそれほどの感慨はなかったように思えます。次に引退をする選手で最も悲しく感じるのは多分、カズだと思います。彼には一度でも良いからワールドカップのピッチに立ってもらいたかったです。そういった意味で、岡田ジャパンは別にどうなっても構いません。

医療に目を移すと、4月から診療報酬の改定、後期高齢者の医療制度、特定健診(メタボ健診)と医療側、患者さん側にもとても厳しい制度が待ち構えています。当クリニックでは後期高齢者(こういう言い方はイヤなんですが)も今までどおりの診察をすることにしました。窓口で支払う金額も出来高制ですからこれまでどおりの検査・治療ができます。メタボ健診については、その意義・効果については疑問を抱いておりまして、今のところ様子見することにしています。メタボ健診をすることで、新たな患者を作り出し、医療費を押し上げるのではないかと危惧しております。国が何か新しいことをすると、得てして良いことはありません、新たな天下り先を作るだけで、医療機関は新たな負担を強いられ、国民は一層の自己負担を迫られるだけですから。診療報酬の改定の目玉は勤務医対策だったわけですが、果たしてこれが充分な効果を発揮するのかは大きな疑問があります。一番効果があるのは社会保障費を増やすことなんだけど、なぜどのマスコミもこれを言わないんだろう。介護保険、年金、医療にお金を回すほうが、道路を造るより人は幸せになると思うんだけど・・・。

2006.03.26
今日は暖房も要らないくらいの暖かさでした。この陽気で桜のつぼみも一気に膨らんできそうで、今週末から来週にかけてはお花見が出来そうです。
昨日、今日と東京ドームではメジャーの開幕シリーズが行われています。一方で日本のプロ野球もちゃんとやっているのにマスコミの扱いはメジャー優先です。日本人メジャーリーガーの松坂、岡島も確かに大事です、しかし、パ・リーグがこれほどないがしろにされているのには納得いきません。昨日の地上波での中継では岡島の登場シーンに最も感動?(感慨深い)しましたが、今日のゲームなんかは全く面白みも何もないゲームでした。
今週末からセ・リーグも始まります。今シーズンも何試合かは見に行きたいと思っています。

クリニックの方はというと、今月は健診が多くて大変です。日曜日にも出てもらったり、スタッフにはかなり無理してもらっています。ちゃんと埋め合わせしますからね。

2008.03.20
個人的には久々の休日でした。先週、今週の日曜は仕事でしたし、来週の日曜日も仕事の予定です。しかし、折角の休日も、生憎の冷たい雨と強い風のため、終日読書と映画に費やされました。子供と見に行ったのは「魔法にかけられて」で、なかなか面白かったです。
今日、プロ野球が開幕しました、そして、センバツも22日から始まります。球春到来ってな感じで、ワクワクします。

2008.03.16
「ねんきん特別便」なるものが社会保険庁から届きました。私の分も合計21ヶ月がいわゆる「宙に浮いた年金」っていうことなんでしょうか?未納扱いになっておりました。某国立病院、村立病院、共同病院にきちんと勤めていたんですけど、その間が空白となっています。記入して明日にでも送り返す予定です。しかし、なんで「ねんきん」って平仮名なんでしょうか?年金ってちゃんとした漢字があるのに、どうも政府のやることは理解に苦しみます。怪しげなもの、どうにかして騙くらかしたいものって変なひらがなか横文字(カタカナ)です。ホワイトカラーイグゼンプションなんていうのもありましたが、あれなんて残業代タダ法案ですもんね。きちんと国民に説明をして、国会で議論をしての法案通過ではなく、自分達に都合の悪いことは密室での根回し、委員会での強行採決ですから。そんな議員を選んだのも国民ですから自業自得なんでしょうね。この4月からの医療改正も国民無視(特に75歳以上の高齢者)のとんでもないものになりそうです。「高齢者は死んでください」っていっているようなものですから。

2008.03.13
花粉症の人には辛い季節になっています。自分は殆ど問題ないのですが、子供はマイティッシュボックスを抱えて何度も何度も鼻をかんでいます。薬を飲んでもあまり効果がないようで、ちょっと可哀想ですね。もし、自分だったらセレスタミンでも飲んじゃうかも・・・と思ったんですが、子供だし、ステロイド入りのは少し躊躇してしまいます。
昨日、一昨日と日テレのZEROで医療崩壊について特集をやっています。今日が3回目で最終日なんですが、ここまでのところ内容としてはこれまでのマスコミ(ひどいのはTBS、産経あたり)と比べるとまずまずかな?ただ、昨日のはちょっと物足りない気もしました。2次救急が減って、3次救急にみんな押しかけているということなんですが、その原因についてもっと突っ込んで欲しかったです。救急が崩壊する原因は・・・、ここでざっと挙げると、
1.医者不足
2.診療報酬が安すぎる。だから不採算となる。
3.救急車の利用の仕方の問題
4.専門外の患者を受けるリスクが高すぎる。
などがあると思います。これ以外にも挙げられそうですが、昨日の番組の中では2と4についてさらっと言っていました。3については今日の番組で言うのかな?1については昔から医者は少なかったんです。それでも何とか回っていたんですが、当時救急当直をやっていた頃と今の状況を比べると最も影響が大きいのは4ではないでしょうか?専門外の疾患の患者さんを自分で診て不幸な転帰になるより、最初から専門医のいる施設に行ってもらったほうが良いと考えざるを得ない裁判が日本各地で起こっています。医療裁判での判例がこれまでは善意で診ていた当直医の心を折ってしまっています。病院側としても、そういう不幸な事態が起こった場合、多額な損害賠償、社会的にも厳しい評価(社会的制裁)をもろに受けますからそんなリスクを負ってまで、採算のとれない救急はやりたくないというのが本音かも。そのあたりのところまで言及してくれればもっとよかったかな?

うちのクリニックに置いてあるパンフレットはご自由に持っていってください。でも、本は持っていかないでね。

2008.03.10
先週後半からちょっと体調を崩しました。ここ暫く、熱を出したこともなかったものですから、37度台でも結構きつかったです。食欲はなく、気持ち悪いし、仕事から帰ると夕飯も食べずにすぐに寝るという生活をしていました。おかげで、体重も落ちてきまして、ちょいメタオヤジの腹回りも少し細くなったかな?今日は大分よくなってきて食事もできるようになり、HPの更新もできました。

2008.03.02
いよいよ3月に入りました。ひところの寒さはなくなりまして、このまま春になってしまうのではないかと思わせるような天気です。でも、もう1度や2度、寒の戻りがあるんではないでしょうか?
先週、ある高齢のご夫婦の往診をしました。その方には息子さんがいたのですが、彼には格別な思い出があります。彼は発見された時にはかなり進行した肝臓癌の患者さんで、勤務医時代に僕が受け持ちました。初診の外来で腹部エコーを当てた瞬間、「これはまずい」って思わせるくらいの状態で、すぐに入院してもらって血管造影での治療も行ったんですが、その甲斐もなく亡くなってしまいました。自分に死が迫ってきているにもかかわらず、ちっともじたばたせず、それをきちんと受け入れ、辛い、悔しい、悲しいなんて僕の前では一言の泣き言も言わなかった方でした。(一人になった時は色々と葛藤があったのかおしれませんが、看護師さんにも同様に接していたようです)病状の説明もご本人に直接していましたし、予後についても正直に話していました。(それを望んでいましたから)
今回初めて彼の育った家へ往診して、ご両親(今回の患者さんになった方)とお話して、その頃のことを色々と思い出しました。ご両親とももう高齢で外来へ通院することが困難とのことで、往診の依頼を受けたわけですが、帰りに、「息子がお世話になりました。今度は私たちがお世話になります」と言われた時には何かこう込み上げてくるものがありました。


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