独り言


2007.10.30
最近は朝、晩の気温が下がって、呼吸器疾患の方には少しつらい季節となってきました。自分でも経験があるのですが、この時期に風邪をひくと、すぐ喘息っぽくなってしまうんですね。何年か前までは毎年のように外来で点滴をしてもらっていました。しかし、最近ではそんなこともなくなってきまして、この何年かは風邪らしい風邪もひいておりません。多分、当直や夜間の呼び出しなんかのため、寝不足から体調不良になって、風邪をひきやすくなっていたんではないでしょうか?今、薬のお世話になるのは、アレルギー性鼻炎で抗アレルギー剤をたまに飲むのと、頭痛で頭痛薬を飲むくらいになっています。秋になって、外来で喘息様気管支炎の患者さんが来ると、昔の自分を見ているようで、なんだか親近感が沸いてきます。
喘息発作の辛さは子供のときに身を持って体験していまして、今思えばかなり重症例だったのではないかと思っています。起座呼吸で眠れず、歩くのも休み休みでないと苦しいし、会話も困難といった状況にもかかわらず、内服薬はなく、ただひたすら我慢してよくなるのを待っているというものでした。どうして、点滴も薬もなかったんだろう?吸入もしてもらえなかったですね。その当時、「減感作療法」っていうのをやっていまして、高校生くらいまで通院していましたが、果たして、あれは効果があったんでしょうか?スクラッチテストをやってアレルゲンを特定して、濃度を変えながら定期的に注射をするっていう治療法です。
大学に入ってから、実家が開業医だった友人のところでやってもらったのがテオフィリンを使った初めての治療でした。あれはよく効きました。今まで、ひたすら我慢して発作が治まるのを待っていたのが一本の注射ですーっと良くなっていったのには感動すら覚えましたから。しかし、現在は喘息は起きた発作を抑えるよりも予防が大事というスタンスになって、テオフィリン製剤より吸入ステロイドが第一選択薬になっています。自分にとっては魔法の薬のように思っていたテオドールは今も我が家の薬箱に大事にとってあります。(さすがに期限切れかな?)

2007.10.25
昨日から医療系ホームページらしく、病気のことを紹介するようなページを作っています。これが結構大変です。自分でも改めて本を読んだり、パンフレットを引っ張り出したりして、一日に一項目くらいしかまとめられません。
自分の専門分野だとスムーズにいくんですが、これが膠原病、血液疾患、神経内科疾患の病気のまとめになったら大変です。恐らく、自分の得意分野で終わってしまうような気がしてます。
まあ、時間を見つけて、ちょこちょこやっていきますので、期待しないでのぞいて見てください。

2007.10.21
「健康まつり in うしく」に行って参りました。今年で2回目だそうで、まだまだ市民への周知は不十分かな?と感じられる人出でした。今日は暑いくらいの陽気で、絶好の行楽日和でしたので、別のところへお出かけする方が楽しかったのかもしれませんけど・・・。私はその中で、講演を依頼されておりました関係上、ここ数週間はスライド作りにいそしんでおりました。自分に与えられた時間は20分で、最初は「時間が少なくてラッキー」と内心喜んでいたのですが、作ったスライドで自宅で予行演習したら、「全然時間が足らん」という状態でした。出来るだけスライドをけずりながら、時間内に終わるよう心がけたつもりでしたが、やっぱり時間はオーバーしてしまいました。次の先生、済みませんでした。
アルコールは量さえ間違わなければ、そんなに悪いものではないと思っていますので、患者さんにも「絶対禁酒」という厳しい指示はしていません。中には、禁酒しなければならないような疾患を持つ方もいますが、多くの方は今より少し減らすだけで充分です。肝炎でインターフェロンや強ミノCをやっているのに飲酒してるとか、膵炎で腹痛があるのに痛み止めを飲みながら飲酒しているとかいう人は、さすがにどうかとは思いますが・・・。

プロ野球もセ・パともCSが終わり、日本シリーズです。今回も性懲りもなく中日を応援します。別に中日ファンというわけでもないんですが、あの野球スタイルが好きなだけです。マスコミ受けしない落合監督にも好感が持てますから。

2007.10.15
来週の日曜日に市が主催する、「健康祭り」に向けて、現在スライドを作成しています。私に与えられたお題は「お酒」、これに最近話題のメタボリックシンドロームを関連付けてお話しするのはなかなか難しいです。メタボリックシンドロームはどちらかといえば脂肪肝との関連性が大きいので、アルコール性の疾患とメタボを分ける形で進めていく予定です。
講演の時間は20分ですから、なんか中途半端な講演になるかも・・・。あんまり厳しい質問はしないでね、って誰に言ってんだか。
インフルエンザの予約がそろそろ入ってきています。ここで、予防接種を受ける方への問題です。YesかNoで答えましょう。(答えも用意しておきます)
Q1.ワクチンを打てば今シーズンはインフルエンザにかからない。  答え No  運悪く、予防接種したにもかかわらずインフルエンザにかかる人もいます。
Q2.ワクチンは安全である。  答え No  副反応が出ることがあるので、注意書きをよく読んでください。不幸にも副反応が出た場合の救済措置もあります。
Q3.新型インフルエンザにも有効である。  答え  No   A型、B型インフルエンザには有効です。

2007.10.09
今日は風邪の方が多かったように感じました。気温も涼しくなってきていますし、朝は少し寒いくらいの日もありますからねえ。
この日曜日は、「ホームカミングデイ」と称して昭和62年(医学は平成元年)の卒業生を集める企画が大学主催でありました。丁度、学園祭の最中で、本当に久々に大学の本学の方に足を踏み入れました。うーん、卒業式以来かな?学園祭にいたっては大学1年の時以来でしょうか?その1年生で見に行った唯一の学園祭での思い出というのが、「私の身体にはワインが流れているの(だったかな?)」という迷言を残しているあの方のコンサートです。「わぁ-かぁ-かぁ-った-、あのぉ-ころぉ-、なぁ-にぃ-もぉ-こわくぅ-なかぁ-った-」っていう感じで、どうやってチケットを手に入れて、どういう気で見に行ったんでしょう、今となっては謎です。彼女に関しては、「お笑いマンガ道場」時代でもそんなに悪い印象は抱いていなかったので、喜んで見にいったんではないでしょうか?
そんな川島なお美ネタはどうでもいいことで、「ホームカミングデイ」の後は同窓会に出席しました。ほぼ20年振りに会うかつての同級生もいましたが、意外とそんなに変わっていないんですね、これが。まあ、大体は年を重ねて少し太ったくらいで、元々同じ業種ですから、凄くびっくりするようなエピソードのある方はいなかったかな?
これからも日本の医療に大きく貢献しようとしている人、私のように開業してしまった人、そして人生に疲れてしまった人等々、卒後の人生は様々でした。会場では何杯かのビールと1杯のワイン、食事には一切手を付けず、そして会費が○○○○○円。それだけの価値のある時間を過ごせたから、まあいいか。

2007.10.04
プロ野球はセ・パとも優勝が決まりまして、次はクライマックスシリーズです。その後、日本シリーズがあるらしいんですけど、自分の中では長いペナントが終わった時点でシーズンは終了かなっていう感じですね。あとは全くのおまけ、クライマックスシリーズで勝とうが負けようが今シーズンのリーグチャンピオンは巨人と日ハムでいいんじゃないかなあ。テレビ的、機構的には盛り上がるんでしょうけど、ここでペナントで3位だった阪神とソフトバンクが上がってきて勝ったほうが日本一って言われても、なんだかなあって気がするのは自分だけなのかなあ?昔の日本シリーズだと、勝ったほうが真の日本一っていう絶対的な評価が確立されていたんですけど、今のシステムは何かとってつけたようなイベントでしかにように感じます。
今シーズンは両リーグとも面白かったですね。特にセ・リーグのシーズン終盤での熾烈な攻防は是非とも地上波で最後まで見たかったです。巨人vs阪神のドームでの3連戦(阪神の3タテ)、巨人vs中日の最後の3連戦(特に最終戦)なんて、あれこそプロ野球の醍醐味が存分に表われた好ゲームでしたけどねえ。最終的には阪神は息切れしてしまいましたが、あの怒涛の追い上げは凄かったです。疲れが溜まってしまったJFKもここで充分な休養が取れますので、クライマックスシリーズは巨人より阪神じゃないかな?(今岡、林も戻ってきたし)一方、中日も福留を欠いての2位は立派ですが、福留の穴は大きく、中村や森野ではカバーできていません。パ・リーグはと言うと、やはり投手力の差で日ハムの優位は動かせないかな、と思いますが、過去のパ・リーグのクライマックスシリーズではファーストステージを勝ち上がってきたチームが勢いをそのまま持ち込んで日本シリーズに駒を進めていますので、今度こそソフトバンクにもチャンスがあるかも・・・。

10月に入りまして、そろそろインフルエンザの予防接種の季節になりました。予約の問い合わせもちらほら来ていますが、昨年度のタミフルの一件がありますので10代の子供さんを持つ方は心配ではないでしょうか?是非打つことをお勧めします。接種時期ですが、、昨年度はインフルエンザの流行の時期が例年に比べ遅かったと記憶しています。年明け、入試時期から流行りはじめるのが例年だったのですが、3月頃に結構でましたから・・・。一応、受験生は遅くても12月中旬までに受けるのがいいかと思います。

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