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キック始動法

初期型SRXを購入した理由の一つは、オーソドックスな2本サスのデザインが好きだったことですが、決め手となったのは、アナクロニズム漂うキック式始動に無骨なオートバイらしさを感じたためでした.

その昔、SRがまだマイナーだった頃、SR500をキック一発で始動させるベテランライダー達に、オートバイを知り尽くした本物のライダーの影をだぶらせ、「いつかは自分もキック式のビッグシングルを乗りこなしたい!」と、考えていました.

しかし現実は甘くなく、購入後しばらくは一発始動など夢のまた夢、平均5発は蹴っていました.何十連発とキックを繰り出しても始動できず、バイクを置いて帰ることもありました。

今は通常2回のキックでエンジンに火が入ります.どんなに調子が悪いときでも5回も蹴れば確実に始動します。
キャブのセッティングを変えたり、プラグを代えたりしたわけではありません.苦労の末キック始動のコツを学んだためです.

このコツは僕のSRXにしか通用しないかもしれませんが、キックで苦労している方々の参考にでもなればと思い、以下に記載しました.
キック始動には、大変興味があり、いろいろな方々の意見を聞きたいので、訂正点、補足点等ありましたらメールにてお願いします.

通常のキック始動法

@真夏でもチョークはフルに開ける。
Aアクセルを全閉したまま、重くなるまで(上死点)軽くキックを踏む。
Bアクセルを全閉したまま、キックをぐっと踏み込む。このとき、あまり早く踏み込まない。気持ちとしては蹴るというより、下に押しつける感じ。
C火が入ったら気持ち(2mm位)アクセルを開く。
D2000回転で2分ぐらい暖気。

通常の方法で失敗したとき(5回以上トライしてもダメなとき)

@チョークを戻す。
Aアクセルを8割ぐらい開けて、キックを踏み降ろす。
Bたいてい、この方法を3回やれば始動できる。

上の方法でもダメなとき

@チョーク全閉かつアクセル全開にして何度か蹴る.この時に掛かることも多いが、あまり期待はできない.
Aチョークを全開にし、「通常のキック始動法」を行う.

ひとこと

シリンダーの中の状況を想像しながら、チョークやアクセルを調整するのがコツと思われます.
また、外気温や使用頻度も影響を与えますので、つねに考えながら「始動」すれば、自ずとスタートの確率は上がるでしょう.
私は街乗りがメインなので、たまに峠などに出かけると、始動に困ることがあります.これも慣れと経験の問題と思います.

始動が難しい状況

・エンジンが少し冷えているとき
エンジン停止後20分ぐらいたつと中途半端にエンジンが冷えてしまい始動困難になります。

対処法
チョークを半分開けて、エンジンをかける。

・寒い冬の朝
冷え切った冬の朝は始動に苦労することがあります.

対処法
残念ながら王道はありません、普段通りに始動するのが一番なようです。
ただ、少しでも始動しやすくするため、冬は10-30Wのエンジンオイルと8番のプラグを使っています。
以上の手段をもってしても始動しないときは、故障の可能性があるので、ガソリンからプラグまで順番に点検していきます.
一度、インシュレーターに亀裂が入っており、二次エアを吸い込んでいたため、始動困難だったことがありました。