ヨ−ロツパの建物に良く出る建築様式の用語について

ネットから調べて見ましたが特にルネッサンス様式など建物を見てこの部分が他の様式とちがうとか正直区別するポイントも判りませんし、良く理解できていません。難しく解説しているものもありましたが一応以下のような解説を拾って見ました。

ロマネスク様式とは

10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパ全土に広まった美術様式のこと。名前の由来は、ローマ風、ローマ的という意味から。建築の特色は、半円アーチや厚い壁、壁や柱が石でつくられていること、開口部が少なく、重厚で存在感のあること。また、ところどころに、動物や実在しない獣などの装飾をモチーフとして使うこともあるようです。

ゴシック様式とは

天を刺すような鋭い尖塔で装飾されているのが特徴のようです。12世紀中頃北フランスに始まった一大様式。数十年の後に諸外国へ伝達し、それぞれの国で独自の発展を遂げた。教会堂建築が主で、リブ-ボールト(肋骨穹窿)・バットレス(控え壁)・尖頭アーチを構成要素とし、広い窓、高い尖塔や尖頭アーチなどの垂直線から生じる強い上昇効果を表現しているのが特徴のようです。

ルネッサンス様式とは

14世紀から16世紀にかけてイタリアを中心におこり、ヨーロッパ各地に広がった芸術や建築様式のこと。ルネッサンスとは、再生、復活の意味。古代ギリシャやローマの建築物のオーダーや装飾モチーフなどを取り入れ、シンメトリーとバランスをモチーフとした。近代的な芸術観の出発点となり、ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエルは、ルネッサンスの三大巨匠といわれています。

バロック様式とは

各時代の中で最も華やかで重厚な建物、荘厳華麗という表現が適当かも知れません。ポルトガル語のBARROCO(ゆがんだ真珠という意味)を語源にもつ言葉で、17世紀から18世紀にかけて、ルネッサンス後のヨーロッパに流行した様式で、壮大な構想と細部にわたる過剰な装飾技巧が特色のようです。



ロココ様式とは
豪華で雄大なバロックから転じて、華やかではありますが目立って繊細で、特徴的な装飾要素を持っています。おおむね18世紀の初頭、すなわちルイ14世(在位1643〜1715)の在位の終りに近いあたりからフランス革命(1789)が勃発する前の時期の美術をロココと呼んでいます。


バロック建築 ロココ建築
豪壮で華麗
繊細で優美
男性的
女性的
躍動的
鎮静的
保守回帰的
耽美的、官能的
石材の素材色
白塗り、白と金
豊穣
過剰
伝統装飾の編集
貝殻模様に代表される新たな装飾

アールヌーボー様式とは

19世紀末のヨーロッパ全土で強い指示を受けた前衛アーティストによる運動。一世を風靡したもののわずか10年あまりで消えてしまう。花や昆虫などの自然界をモチーフとしたゆるやかで流れるような曲線のフォルムが特徴。また、そのフォルムは女性のヌードも連想させるため官能的である。当時、新素材であった“鉄”が曲線を表現するのに適していたため、アールヌーボー様式は鉄が用いられている部分が多いようです。