イタリアの旅・その4 ピ サ編


2000.12.1  5日目



ピサ(Pisa)





フィレンツェから約9kmトスカ−ナ地方の東海岸に近接した人口10万人の小じんまりとした町。

フィレンツェから貸し切りバスで移動したが紙芝居でも見ているような詩情に豊んだ風景が展開し、小高い丘陵地帯にオリ−ブの林やブ゜ドウ畑が続き,糸杉の並木が点在する中に古城や赤い瓦屋根の民家が見え隠れし、すばらしい風景でした。

とくに建築・彫刻ではピサ様式と呼ばれる独特のスタイルを生み出したそうです。

フィレンツェを通って流れているアルノ川も海に近く下流となるため川幅も広く流れもゆったりと流れておりました。


『フィレンツェは晴れていたのに一時雨が少し降る、2〜3日前まで雨が1ケ月程度続いたそうで、湿気の多い土地柄らしい。




ガリレオの地を見た


斜塔は危険なのであまり近づけなかったがとうとうガリレオの地を見た!思い。

ガイド(男性)の洗礼堂でのエコ−が美しく聞こえた、幸運だそう。


ジプシ-のひったくり


帰路広場を出てバスまでの道で子連れの2人のジプシ−が段ボ−ル(新聞紙の1/4)に何か書いてあるものを持ち、パパに近づいてきていきなり皮コ−トの袖を引っ張っぱられた』⇒家内のメモ

ピサでは同じグル−プの中で背負っていたリュックの底をナイフで切られたという被害もあったそうだ。

私の場合は何か尋ねるふりをして、懐のサイフを狙ったのかな、白昼堂々と余程生活に困っているのだろう、トッサにあれだ、ヤバイと感じたので大声で怒鳴りつけ振り払った。

何もせず、そのまま素早く逃げて行った。

グル−プと数m離れて歩いていたのがまずかった。反省。pisaの貴重な苦い思い出でした。

同行のツア−のみなさんもすぐ何かあったと気が付き、何もなくて良かったねと労われる。

みなさんにもびっくりさせてしまいました。










奇跡の広場

ピサの斜塔(丸い塔屋のある中央の建物はDuomo、左は洗礼堂)


世界的に有名な斜塔は鐘楼であり、十二世紀後半に工事が始り3年目当たりから地盤沈下で傾いたのを修復しながら14世紀の半ばに完成。塔の高さ南と北側で若干違うがほぼ55m南の方向に5度30分傾いています。

294の螺旋階段があるが現在は入場禁止となっています。

Duomo一帯の広場は芝生が眩しいくらいに一面に広がり、建物の均衡美と斜塔などもある事から『奇跡の広場』とも言われています。

またガリレオがここで物体が自由落下するときの時間は落下する物体の質量には依存しないという『落下の法則』を実証するために、ピサの斜塔の頂上から大小2種類の球を同時に落とし、両者が同時に着地するのを見せたと伝えられています。

Duomo


11世紀半ばに工事がはじめられ12世紀に完成したがピサ様式建築の代表例であり、正面ファサ−ドの何本もの列柱で飾られたア−チと、白と緑の大理石の組み合わせが美しい。






Duomo







洗礼堂(Duomoの真向かい)


外壁をぐるりと優美な列柱ア−チで飾られた円形の建物に、八角形の素焼き瓦のド−ムが美しい。

14世紀に完成、堂内左の高いところに説教壇があるがイタリア・ゴシックの最初の作品とされ、力強い浮き彫りが美しい。

又完成した結果のたまたまの副産物のようですが、現地のガイドさんのエコ−がヤマビコのようにすばらしい反響がいたしました。








『奇跡の広場』

上の画像の左の部分を少し拡大したものですが、『奇跡の広場』と言われている広場の出入り口があり、日本でいうと屋根付きの屋台のようなみやげもののショップがびっしりならんでいました。

黒く点々に見えるのは観光客の買い物をする人たちです。斜塔や洗礼堂の周囲は観光客もまばらでしたが、ここはすごい数でした・









もう少し、上だよ−ん(*^_^*)

左がドウオモ;右端が斜塔です、斜塔を支える仕草なんですが、何か危ないです。

もう少し上を支えてあげるように教えてあげると良かったですね。
カメラマンの失敗でした。

みなさんこのようなポ−ズで記念の1枚撮ってました!(^^)!




斜塔を支えているワイヤ−


偶然にもワイヤ−で倒壊防止をしている部分を(素人の考えですが、気休めに過ぎず、倒壊するときは余り意味はないとは思いますが?)発見し撮影して参りました。






























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