油彩 キャンバス F40号

山間の沢

令和3年1月23日完成
 下絵なしの作品です。最近の絵は頭の中に構図を決めて直接描く方法で挑戦しています。専門画家に言わせるとデッサンはしっかりと描いてから彩色することが必須というでしょうが、油絵に挑戦する前は水彩画で、例えば花を描くのに実物を見ながら直接彩色し、描いていました。もちろんポイント点も下絵もなしです。ですから油絵でもそれができるのではと思い、最近の何作かは頭の中で構図を描いてから直接キャンバスに向かっています。モネの「印象・日の出」は下絵なしで直接目でとらえた印象をキャンバスに落としていたそうです。だからそれも有りかなと思ったのも要因になります。
 この絵は、六番沢の砂防ダムの上に流れる様子を描いたものです。以前からこの水の流れを描きたいと思っていたのですが、水の量が少ないことが多く、描きたいと思った流れになったところでやっと描くことが出来ました。出来上がるまで自分の描ける時間を確保できなかったため結構な時間を要してしまいました。完成と妥協するまで半年以上かかってしまいました。