油彩 キャンバス F30号

静物

令和2年4月12日完成
 初めて静物画を描きました。物の質感をどのように出すかを課題として取り組みました。綿の柔らかさと煉瓦のごつごつ感、土瓶の鉄感に加え凸凹している中で表面の微妙に違う色の違い、瓶の透明感などそれぞれの質感の違いをどう出すか悩みながらの制作でした。描いていて分かったことは、油絵具によって艶のあるものと艶のないものがあることが分かりました。例えばブルーブラックを背景にしたのですが、艶がありすぎた感があります。艶を出したかった瓶の最後に色の違いを出そうと思いオーロラブルーを使ったのですがこれが艶がなく逆に透明感が出なくなってしまいました。しかたないのでタブローを上塗りして艶を出しました。是は全く下書きなしで描いていきました。煉瓦はマスキングテープを使って角張った形つくりをしました。綿やオリズルランの込み合い加減をもう少し明暗を変えて奥行きを出したかったです。やや平面的になってしまったのが悔やまれています。