平成30年 活動記録

平成30年11月11日(日) 収穫祭楽しく開催、そして今年度の活動全て終了
 秋晴れの好天に恵まれた中、生徒及びその関係者等42名、来賓4名、指導員14名で賑やかに最後の棚田学校のイベントを開催することが出来ました。白餅1臼、黒餅1臼をついて、みんなで美味しく食べ、昼食はむすび、豚汁、漬物で、会食はそれらを食べながら飲み物、つまみ等で1年間の活動を振り返りながら楽しい一時を過ごしました。最後に一言づつ感想等を述べて頂きましたが、皆さんそれぞれいろいろな思いで参加されていたことが分かりました。また来年参加したいなど、ころれからの抱負なども述べて頂き、頼もしく思いました。
 各田の収穫量は、次の通りです。ボタンをクリックして籾状態での収穫量、経年の収穫比較を見てください。収穫量
    
受付、収穫量クイズ記入、収穫米受取    みんなで交代に餅つき         付き上がった餅をいただきます       むすび、豚、漬物で会食               収穫祭風景

平成30年10月27日(土) 籾摺り終了
 指導員6名とサブリーダー1名で籾摺りを13時30分までかかったけど、無事終了できました。朝方雨が心配でしたが、雨粒は落ちてこないで、終了の頃には晴れ間が見えてきました。
 朝一番に脱穀を行った1番田の米はやはり少し水分量が多く湿気っていたため、きれいに籾を取ることができなく2回通しをし、余分な時間を使ってしまいました。朝方の籾は湿り気が多いことを痛感した作業でした。今年は収穫量が多く、皆さんに配分される収穫米は、いつもの年より多くなります。期待していてください。
   
     籾摺り機の点検をしています        この窓の摺り具合を見て調節しながら籾を投入         分業での作業風景                摺り上がった籾は計量してすぐ軽トラで移動

平成30年10月22日(日) 脱穀無事終了
 延び延びになっていた脱穀を久しぶりの快晴の下、生徒13名、指導員5名で行いました。長く置いたせいか出てきたほこりは今までにない多さでしたが、乾燥状態もよく、土曜日の天候で水分量15%以下になったようです。18名でしたが手際よく作業を進めてもらい、12時30分ごろには終了することができました。
    
   ハーベスターで手際よく脱穀     脱穀の終わったはぜ木は分業で片付け    脱穀後わらリレーで横へ移動     計量して軽トラに載せ別の場所に保管   わらは粉砕し、田に返し元肥となる

平成30年9月16日(日) 雨上がりで作業が大変だった稲刈り無事終了
  昨日は、本降りで今日の稲刈りが心配でしたが、やはり、足場が悪く稲刈りに一苦労しました。天気の方は昨日と打って変わって晴天で暑いぐらいの秋晴れで、気持ちはよかったのですが、生徒66名、男子指導員9名で昼食前には終わりにさせようと頑張りました。
 今年の稲は、順調に生長していたのですが、水気の多い場所での紋枯れ病が発生し、この前の台風で茎が折れて中間から曲がってしまったのだ多かったです。それが収穫量にどの程度影響が出るのか心配です。今回は2組に分かれ1番田と2番田で分かれ、手刈りでの稲刈りを行いました。1番田は、水が抜けきれず足場が悪く、作業に手間取りました。5番田は。稲刈り機が入れたので、機械刈りで作業を進めました。最後に4番田は、機械刈りと手刈りで分けて作業を行いました。各田毎の収穫量を図るためにそれぞれ別々にはぜ掛けをし、収穫量を経年で調査します。それによって、どのような作業が適しているか推測することができると思います。
 13時前に全ての作業を終えて、女子指導員7名の賄がこしらえた古代米赤飯と豚汁、漬物で美味しい昼食をいただいて、今日の作業を終えることができました。
    
 秋晴れ、彼岸花の咲く中の稲刈り   手刈り・結束作業、足場がぬかって大変   機械刈りのできるところは効率よく          はぜ作り              田んぼ毎にはぜ掛け
    
ぬかるみの部分ははぜまで稲束リレー     労働の達成感で思わずカメラにポーズ

平成30年7月29日(日) 防鳥作業台風で心配したが実施できた
 台風12号の影響があったが、西武秩父線は運行していたので、予定通り実施Wしました。生徒19名、指導員9名が集まって、最初は雨の中行っていたが、途中から天候がよくなり、暑いぐらいになりました。終わりには夏の空模様となり、日差しが強く照りつける中、恒例のスイカは、とてもおいしかったです。これであとは稲刈りを待つばかり。後の管理は指導員が行います。これからの生長を待つばかりです。
    
  角は斜交いをかけしっかり固定       支柱を立て掛け紐を回す       黒糸を50p間隔で縦紐を張っていく  霞糸から透かして見える一変した夏空、     もう穂が出始めている

平成30年7月15日(日) 今日も暑かった 田の草取り3回目実施
 今日もゆだるような暑さの中、田の草取りの3回目を行いました。生徒22名、指導員5名が参加し、今回は、4グループに分かれて1・2・4・5番田を5・6名で組を作り並行して行いました。3番田と6番田は指導員で行いました。大きな物のみを取っていく拾い草の方法で行いました。草の数が少ないことと穂を痛めないためもあって中耕除草機は使いませんでした。最後に今回は特別にスイカを用意し、みんなでスイカの甘みを味わって終了となりました。
    
 穂の背丈はこんなに生長してます                         拾い草取り風景・・・今回は大きな物だけを取りました。                     疲れた体にスイカの甘みがしみ込んだ 

平成30年7月1日(日) 梅雨の開けた暑い中、田の草取り2回目実施
 先日梅雨明けし、この2日間は、横瀬町でも27度を記録しています。その熱い中22名の生徒が集合し、田の草取りに頑張りました。今年は、前回同様田の草がずいぶん少なく、大きな田んぼ2枚の作業で終えることができました。今回は、1番田・3番田・6番田は手を付けず、2番田は中耕除草機(ハッタンドリ)で、4番田は手作業で作業を開始し、分業で行いました。5番田は多少の草があったので、私が草取りをやらせてもらいました。また、補植作業も一部行い、指導員は、7日のホタルかがり火祭りの準備を兼ね、草払い機で畦の草刈りを並行して行いました。途中でなぜ1番田に草が少ないかの要因らしい様子を見ることができました。カモのつがいが草払い機の音にも動じず遊んでいる姿を目撃し、おそらくはそこを自分のえさ場にしているのではないかという結論に至って、1番田が乳酸菌除草剤を蒔かなかったにもかかわらず、草が少ないのはその為なのだろうということで納得(?)しました。最後に、2番田の株間を生徒全員揃って手作業で除草をし、今日の作業を終了することができました。暑い中の作業でしたが、最後の皆さんの顔が晴れ晴れとしていたのが印象的でした。
              藻に成長を押さえられるとこのような違いが出ます           藻で枯れてしまったりした所への補植       中耕除草機の説明            中耕除草機を使っての除草
   
               手作業での草取り作業                      野生合鴨農法(?)ができた証拠写真    全員で手作業の除草作業で終了

平成30年6月17日(日) 田の草取りならぬ藻の除去作業で汗をかく
 曇天の肌寒い日の中、今日は、草取り作業でしたが、田に生えている草はほとんどなく、草については、畔から長く伸び出している草が意外に悪さをするので、それを取り除いてもらいました。田の草の代わりに、今までにない藻の発生がひどく、藻の除去に専念しました。藻の除去の他、畦が壊れかけて水漏れしている所や、補修しておいた方がいい場所に土を入れて補修作業を行いました。また、機械植えした田の補植もあわせて行いました。最後に乳酸菌除草剤を投入して今日の作業を終えました。生徒23名、指導員5名で頑張りましたが、もっと短時間で終了するかと思いましたが、意外に時間がかかってしまい、11時30分に終了でした。
    
  畦から伸びている草の除去           藻の除去作業 道具を使ったり、手でからめとったりしての作業            畔の整備  クロが崩れ落ちたりして痩せている部分を補強

平成30年6月3日(日) 晴天の下田植え実施
 気持ち良い梅雨前の日光がまぶしく暑くはあるが五月晴れともいえるすがすがしい天候の下、田植えを行いました。今回は生徒やその家族・団体など総勢75名、指導員16名で田植えに係わり、ハウスでは昼食のまかないで女子指導員6名の全員で95名がこの田植えに係わりました。今日は飛び入りでTABICAの田植え体験を募集し、16名が参加して、寺坂棚田で多くの人が活動しました。
 最初に先週作った物と3日前に作った乳酸菌除草剤を3枚の田んぼに撒き、田植えに取り掛かりました。今回は人数が多かったので、3グループに分かれ効率よく田植え作業を行いました。予定した12時前には全て終えることができました。TABIKAの田植え体験もちょうど12時の町のチャイムとともに終えることができました。
 終わって下に下り、ハウスでは110名を超える人たちで楽しく昼食を摂ることができました。皆さんが美味しい美味しいと豚汁のおかわりをして途中で盛替え終了となってしまいました。盛り替えをしたかった人には申し訳ないことをしました。
    
苗を田んぼ全体にばらまいて準備完了    一列に並んで手植え作業       かわいい子供達も楽しく田植え      腰が疲れたのでのびのび体操     下の一枚の田は、田植え機で田植え

平成30年5月27日(日) 代掻き作業を終えて、後は田植えを待つばかり
 少し暑いくらいの天候でしたが、風がさわやかで、気持ちよく作業を進めることができました。生徒34名、指導員9名、計43名で代掻きを行いました。
 最初に無農薬で進めていくとき草取り作業が重労働で、少しでも軽減するためにいろいろな取り組みを研究してきました。昨年は深水を維持するとともに乳酸菌除草剤で草の生長を押されることに成功しました。そこで、今回乳酸菌除草剤の作り方を実演をふまえて2通りの方法を披露しました。興味のある方はぜひ取り組んでみてください。その後、まだ施肥を行っていない2枚の田に施肥を行い代掻きを行いました。また、用水の脇の畦が痩せてきているので、補修しました。代掻きの後は、トンボと丸太・角材で均しを行いました。若い力は見ていても気持ちの良いものです。他にシート脇をよく踏んで土を柔らかくし、クロに細かい泥が入るようにし、水漏れを防ぐ作業も念入りに行いました。下の田んぼは、まだ水が溜まっていなかったので、シート脇を踏み固め、全体に水を回し、代掻きを行えるように準備を進めました。これで全体に水が回り、午後指導員がトラクターで代掻きを行えました。
    
 糠と牛乳で出来た乳酸菌の元液    それをくず米に入れてかき混ぜ準備OK    糠に無調整牛乳2本を投入     同量の水を投入して、よく攪拌。後はぬか床と同じように表面を平らに均して放置
     
  用水の畦を補修            施肥            トラクターと耕耘機2台で代掻き    丸太と角材を使って均し        トンボを使っての均し        全体に水を回すための作業

平成30年5月13日(日) 施肥、シート張り、耕耘作業行う
 曇り空で作業のしやすい空模様の下、生徒30名、指導員9名が揃って、作業を行いました。サブリーダーを中心に2グループに分かれ、その中でさらに分担して、用水路の掘りあげ、TABICA田のシート張り・施肥、学校田のシート張り、施肥、耕耘を行いました。長年やっている方は手慣れたもので進んで新入生に手ほどきをしたりしてスムースな活動を行いことができました。
 今年は、例年と違ってかなり水が回っていたため、シートを張るのにシートが浮き上がり、抑え込んで張るのに苦労していました。大きな上の2枚の田は荒掻きをしてあったため手を付けないぶん何時も指導員が行っていた田までやってもらうことができました。学校の耕耘機1台での耕耘だったので真ん中の三日月田は昔の農法の足踏みでの耕耘を行いました。4・5人で肩を組み、元気いっぱいの活動でした。見ているほうも楽しくなって応援し、久しぶりの活気あふれる学校になりました。若いグループの皆さんが加わり、いつもと違った活気を感じられた今日の作業でした。
    
       用水路の整備             シート張り前のクロ作り          シート張り作業(TABICA田)       シート張り作業(水が多く難儀)   施肥作業(共同で均等に撒くのが難しい)
  
        耕耘作業               耕耘機1台だったので、昔の農法の足踏み耕耘での作業風景 

平成30年4月25日(水) 播種(種蒔き)作業
 朝から雨が降っていましたが、後に回すと今後の稲の成長などにも影響が出るため、また午後には晴れてくるとの天気予報を信じ、播種作業を決行しました。軒下での作業が多かったのと、途中から小降りになり、作業にはあまり影響はありませんでした。今後は、芽が出てきたら育苗機に入れ替え、10p程苗が育ったら田んぼに入れ、田植えができる大きさまで育てます。田植えが育つまでの育苗作業工程は目を離すことができません。
    
 うるち米が混じっているため、除去   根が張り出さないためのシート入れ        育苗マット敷き          播種の前に水を含ませマットの準備完了       機械のセット完了
      
   作業分担を決め作業開始         余裕をもって70枚を用意       保温のためビニールシートを二重に被い  添え木で回りを固定し、今日の作業終了

平成30年4月22日(日) 堰普請行う
 水元まで用水路を整備し、水元から水を引き込む堰普請を行いました。棚田学校の生徒は12名の参加でした。私は、記録写真を撮る必要上、ある程度の作業を行いながら、前に前にと進んで行って作業を進め水元まで着きました。後で分かったことですが、途中柴っ葉が詰まり大変な作業であったことを話を聞いて分かりました。以前もそこで詰まりがあり大変だったことを思い出しました。水元はいつもよりスムースな作業で水が勢いよく用水路を流れす様を見ていると心地よい気持ちになりす。
 用水路の整備作業の後、棚田学校の生徒の皆さんには、シートはがしを行ってもらいました。畦つくり準備のための作業で、特別作業でした。
     
用水路に溜まった柴の葉   山に入っての作業      水元に溜まった砂味を取り除く        だいぶ除去できた           用水のコンクリートが見えてきた     勢いよく流れる水

平成30年4月20日(金) 種籾浸水行う
 オーナートライアル教室の生徒2人と指導員4人、棚田学校生徒、地域協力隊の方8名で種籾浸水を行いました。病害虫対策でこの1回だけは農薬を使います。薬剤はヘルシードTフロアブルを水20?に20倍希釈で使います。1日浸けこんでその後1週間ほどすれば発芽が始まります。ただ温度加減を見ながらの様子見ですが。芽が出始めた頃次週が播種となります。簡単な作業ですが、最初の肝心な作業で今後の成長に影響を与える大事な作業と言えば大事な作業です。薬を使わない方法としては、お湯60℃で浸けこんで消毒する方法もありますが、かなり大変な感覚を要するようです。棚田学校では、以前行ったこともあるようですが、今は確実性を選んで薬剤に切り替えています。
    
   5kgを2袋作って作業開始         種籾からしいな米を選別        選抜した種米を網袋に入れる作業         薬剤ヘルシードT            ヘルシード薬剤に浸した種米

平成30年4月8日 開校式並びに説明会開催
 桜が終わり、急に山の色が変わって、新緑の美しい横瀬町に懐かしい顔の生徒の皆さんが集まりました。新メンバーが今年は11名と昨年並みに入校し、今年も期待が膨らみます。生徒の皆さんからの自己紹介では寺坂棚田に対するそれぞれの思いをうかがえて、今年も皆さんから元気をもらえそうです。和気あいあいとした雰囲気の中で、会を終えることができました。今年も楽しい棚田学校にしていきたいと思います。
      
                        受付場面                        会場風景            田靴の説明・・田靴を持ってきてもらい現物で説明