平成29年 活動記録

11月5日(日) 収穫祭楽しい雰囲気の中終わる
 来賓、指導員、生徒の皆さん総勢64名で、楽しい収穫祭を終えることがでいました。11時から餅つきを行い、良く突いた白餅と古代米餅1臼ずつをきな粉餅、あんこ餅、おろし餅でいただきました。大変おいしかったです。
 収穫祭では、豚汁と漬物、おむすびで昼食にしていただきましたが、ご満足いただけたでしょうか。最後生徒一人一人に感想をしゃべってもらたのですが、1年間大変な作業ではあったが毎回楽しみにして参加して頂いたことが伝わってきて、私共としては大変うれしく思いました。来年はぜひ皆勤賞を取りたいとのうれしい言葉も聞かれました。また来年も共に汗を流して稲作を楽しみましょう。ぜひオーナートライアル教室にも挑戦してみてください。連絡待ってます。
    
     指導員調理作業                臼・杵の準備                  受付様子                                  餅つき風景
   
             子供さんも頑張って餅つきしてます                                 収穫祭風景・・・来賓ご挨拶

10月8日(日) 籾摺り行う
 指導員6名、生徒30名程で、最後の作業の籾摺りを行いました。今までは、別の平日に数名で行っていたのですが、今回は、作業回数に入れて行ったため、手が余っている状態でしたが、作業工程として知ってもらうことと、一部の人で行うのでなくみんなで体験してもらおうと計画しました。籾摺り機を新しくしたので、効率よく作業が進んだようです。私は、横瀬町の体育祭の役員にもなっていたので、参加することはできませんでしたが、今年の状況を判断し、来年の計画に活かしていこうと思います。
    写真は生徒からの提供
      籾摺り機全体像                              籾摺り作業                              玄米の計量 

10月1日(日) 脱穀行う
 天候に恵まれ、稲の乾燥状態もよく、順調に脱穀作業を行うことができました。指導員8名、生徒29名の参加でした。一人ひとりが自分で仕事を見つけ手際よく作業を進めることができました。ハーベスターに係わる人、籾の付いている穂を稲束から選り分けて集める人、はぜを取り払って、はぜの竹を運ぶ人、わらをチップソーで粉砕する人、それを全体に均す人と分業がとても素晴らしく作業を進めることができました。今回は、田毎の収穫量を調べたのですが、これも混乱することなく手際よく集計することが出来ました。収穫量を集計して、いかに草を生やさないかが収穫量に大変影響していることが明らかになりました。草の多かった田は1u当たり341gですが、草がほとんど生えなかった田は、1u当たり402gと収穫量に大きな差が見られました。無農薬を進める中、草をいかに生やさないかが今後の大きな課題となっていると思います。
           ハーベスターで脱穀        籾のついている穂を集めています       わらをチップソーで粉砕          粉砕したわらを均しています        はぜを外して竹を運んでます 

9月20日(水) 稲刈り行う
 今回は17日に行う予定でしたが、台風18号の影響で、前線が刺激され、大雨が予想されるため今日に延期となりましたが、平日にもかかわらず生徒の皆さん全員で28名の方に参加して頂きました。(家族やご夫婦を含みます。)指導員9名を加え、その他町おこし協力隊の2名を加え39名で、稲刈り、結束、はぜ掛け作業と一連の活動を行い、12時30分で終了することができました。初めての方も多くいましたが、慣れてきて、手際よく作業を行っていました。手刈り作業は、大きな田んぼ1枚と小さな田んぼ1枚であとの田は稲刈り機を使っての作業でした。
 楽しい一時を寺坂棚田で過ごして帰られたことと思います。
    
     彼岸花を背に稲刈り              手刈り作業            手刈りをした後結束を行っています。      はぜ掛けの設置作業          はぜ掛けに稲束をかけています。

7月30日(日) 防鳥対策実施
 指導員7名、生徒25名が参加して、途中多少の霧雨が降りましたが防鳥のため、糸張を行いました。今日まで雨が強く降っていたりして、畔が緩んでいたため、慎重に畦を壊さないよう作業を進めていきましたが、畔が特に緩んでいる田については、今回の作業では行うことをやめ、来週に行うことに決めました。記念撮影をしてハウスに移動し、恒例のスイカを食して解散となりました。
   
  支柱を立てて、元糸を張りました。                      糸張作業風景                           最後に記念撮影  

7月16日(日) 田の草取り3回目行う
 今日は、焼き付けるような暑さの中、指導員9名、生徒25名で田の草取りを行いました。サブリーダーを責任者として2班に分かれ、上の田と下の田と別れて効率よく作業を行っていきました。今までも伝えているように今年は、草対策がうまくいっていて、昨年と比べると一段と作業が楽でした。暑い中でしたが、水の中に入ると心地よい涼しさが稲の葉の中で感じることができ、腰は辛かったですが気持ち良い作業でした。
 茎の丈もぐんと伸びて、草取りをすると葉先が目に刺すようなかんじで、注意しながらの草取りでした。草の数も少ないため、今回は中耕除草機を使わず手取りのみで行いました。
 今日も途中休憩なしの10時半前には終了しました。作業終了後の反省会で、暑い中の作業なので来年はぜひスイカを食べたいとまとめ、終了となりました。お疲れさまでした。
    
    ほとんど草のない状態        草取りをすると体が隠れてしまいそう                                手取りの草取り風景

7月2日(日) 田の草取り2回目行う
 男子指導員10名と生徒28名で作業を行いましたが、ホタルかがり火祭り2日間を終えてその片付けと並行して、田の草取りを行いました。そのため指導員の係わりは途中からとなりましたが、生徒の皆さんは、慣れてきていますので、田の草取りを順調に進めることができました。今回は中耕除草機を使って、残った株と株の間は手作業で除草をしました。中耕除草機を初めて使った方も、コツを教えてもらって、しばらくすると要領を覚え、力が要って大変だが、楽しんで学ぶことができたようです。女の方も挑戦しましたが、楽しめたようです。
 今回も、田の草が昨年までと比べるととても少なく、割と早く終了することができました。
   
    田の草の多い場所                      中耕除草機を押した後手作業で除草              田の草の少ない場所は手作業のみで除草

6月11日(日) 田の草取り第1回目行う
 梅雨に入った情報とは裏腹に、今日もよい天気で、水が少なく干からびた田もあちこち見かけます。幸い学校田は、水は切らしていません。代掻きの時、生徒の皆さんが、シート周りをよく踏んで水漏れ対策を行った成果です。頑張ればそのように成果が出て苦労が報われることが体験として実感できました。
 今日は、指導員7名、登録の生徒は27名ですが、その家族など含めれば35名程が参加し、田の草を取りました。これも成果ですが、深水を維持したことと、途中で乳酸菌除草剤を散布したためと思われるが、大きな3枚の田はほとんど草がなく、そこは追肥のみ行いました。
 田の草取りを行った田は、TABICAの体験者を受け入れた田のみでした。その田は、上にポンプで水を汲み上げる目的で水をためるために、代掻き作業の時、手を付けずにおいたので、均しを行わず、シート周りも踏みつけずにした結果、草がたくさん生えたものと思われます。その田は水が少ないため、中耕除草機は使えませんでした。準備に手をかけるのとかけないのとの差がこのように出るのですね。最後に捕植をして終了。お疲れさまでした。
 もう一つ報告ですが、今年はたくさんのホウネンエビが出ていました。オケラ、蛍の幼虫も見つけました。それだけ自然が豊かになっている結果でしょう。良いことですね。
     
      田の草の様子                            田の草取り作業風景                       田の草の出た田との違い              ホウネンエビ

5月28日(日) 田植え実施
 昨日まで雨や曇りの日が続いていましたが、今日は一転していい天気で、少し暑い中でしたが気持ち良い環境で田植えを行うことができました。生徒及びその家族や友達で総勢56名が参加し、男子指導員10名とで田植えができました。子供達もはしゃぎながら一生懸命取り組んでいました。途中10時半ごろよりTABIKAの田植え体験者10家族27名が加わって、別の田んぼを使って並行して取り組みました。
 学校の方は、順調に進んで予定より早く終えることができ、下に降りて、ハウスでの昼食を先に摂っていただきました。TABIKAの方は12時を少し回って、川で汚れを落としてから昼食を摂っていただきました。古代米赤飯と豚汁で、おかわりをする方もいて、おいしく味わって食べて頂き、女子指導員7名の皆さんのまかないの思いやりが伝わったのではないかと思います。今日は2団体を受け入れる形となりましたが、充実した1日でした。参加した皆様、お疲れさまでした。
 TABIKAの田植え体験の皆様も、雄大な武甲山を背景に自然豊かな寺坂棚田で良い思い出を持ち帰っていただけたかと思います。
    
 植え方の指導をしてから活動開始   苗をまんべんなく田に投げて準備完了 2グループに分かれて手植えの田植え作業   子供達は小さな田で田植え       TABIKAの田植え体験の皆さん

5月21日(日) 代掻き行う
 最近猛暑日が秩父にもやってきて、大変暑い中の作業でしたが、皆さん頑張ってスムースな活動を進めることができました。指導員6名、生徒(子供を含む)34名で耕耘機を使っての代掻きやトンボや丸太・角材を使った均しなどを行いました。今回は水が心配だったため、あらかじめ、大きな田については代掻きを終わらしてあったので、土の慣らしの他、シート周りの踏み込みを十分に行ってもらいました。
 これからも雨の気配はなく、水がいつもの半分に満たない状態なので、田植えまで水が今のまま維持されているか心配です。また、TABICAで田植え体験を受け入れる場所の田が代掻きできない状態になるかもしれないため、とても心配しています。
    
    耕耘機を使っての代掻き           トンボでの均し            シート脇の土の踏み込み作業          角材を使っての均し          やや水が少ないが、代掻き開始

5月7日(日) 施肥・シート入れ行う
 天候に恵まれる中、指導員9名、生徒31名が参加して、施肥、・シート入れ、畦土の盛り上げ・用水路の掘りあげを行いました。グループに分かれて、手際よく作業を行い、途中休憩なしで、11時前に作業を終えることができました。というのは、先日クロ作りをあらかじめ行っていたので、その分作業時間を短縮できました。今年の生徒が集まっての最初の作業でしたが、スムースに進めることができて良かったです。
    
       クロづくり                 用水路の掘りあげ                            施肥作業の様子                    シート張りを終えた後の様子     

4月23日(日) 用水路整備通水作業行う
 天気も良く寺坂棚田営農組合主催の堰普請が行われました。棚田学校からも多くの皆さんが参加され、きれいな水元の自然が豊富な場所での作業を体験できたことと思います。最後に学校の皆さんで記念写真を撮りました。
 ただ途中の山中の用水路付近に落ちている生活ごみの投げ捨ては、誰もが不愉快な思いをしたのではないでしょうか。観光で訪れる人だけでなく、別荘で時々訪れる人が投げ捨てて帰る輩もいるようです。自然に触れながらさらにそういう心無い人たちが減っていくことを願いながら作業に従事させてもらいました。
 堰普請の後、シートはがしを行いました。シート入れ前に、クロの形を整えておこうと考えております。その為に今あるシートをすべて取り除き、作業に備えました。
    
 用水路の集まった落ち葉を処理        山中の用水路風景             水元周辺の風景                水元にたまった石や砂利を掻き出して水を通します。
  
        水が勢いよく流れていき、作業完了            参加された皆さんの笑顔で記念撮影

4月9日(日) 開校式並びに説明会開催
 受付の13時を前に生徒の皆さんは受付を始め、開会予定時刻の13時30分を前にほぼ参加者が揃い切り、時間の調整をしながら、数分前に開会をしました。それだけ意欲的に取り組む姿の現れとうれしく思いました。横瀬町役場振興課長様に来賓として出席してもらい、指導員16名、生徒34名が参加し、活気あるスタートを切ることができました。新聞記者さんもいらっしゃって情報収集に励んでおられました。
 生徒の皆さんの自己紹介では、入校のきっかけや棚田学校での体験活動の抱負や複数年続けてこられた人たちから皆勤賞をもらえるよう頑張りたいなどの意欲も語っていただきました。リーダー・サブリーダーの選出では互いに声かけあってスムースに決めることができました。記者さんが、お互いが理解できていてリーダーなど決めるとき、いい雰囲気を感じましたというような言葉を述べられていました。今年もみんなで家庭的ないい雰囲気を作り、楽しい稲作体験の場を作っていけると感じました。よろしくお願いします。
    
       受付の様子                                会場の様子

3月8日(水) イノシシ対策・・・柵の設置作業
 指導員の作業を行いました。寺坂棚田は、毎年イノシシの被害にあって、その対策を3年前から行っています。去年電気柵で対応した部分を指導員で金網の設置を行いました。石垣が崩れた部分などもあって杭を打つのも大変でしたが、一応の柵の設置を終えることができました。これも棚田を守り、稲作を行っていく上で大事な作業といえるでしょう。
    
                   杭打ち作業                     金網を設置するための横棒取付         金網取付                  めでたく完成