平成26年 活 動 記 録

寺坂棚田学校の活動の様子を載せていきます。できるだけ多くの活動を載せていきたいと考えていますが、全てを記録することは難しいと考えています。落ちが出ることを承知での公開になりますが、あらかじめご容赦ください。

11月9日(日) 収穫祭を行いました。
 本日10時半頃より餅つき会を始めて、懇親会を12時を少し過ぎた時間から行いました。餅つき会では、生徒の皆さんが率先して餅をつき、きめ細やかな餅がつけました。子供さんも餅つき体験をして、楽しい時間を過ごすことができたと思います。12時から、来賓のご挨拶を頂いたり、活動報告・収穫状況報告などを行い、会食では、トン汁と稲荷寿司などでお腹を満たしてもらいました。皆勤賞は3名、収穫高クイズの正解発表とその授賞式を行った後、生徒の皆さんから今年の稲作体験の思い出など話して頂きました。来年もぜひ参加したいとの思いを話された方が多くいて、来年もまた頑張って、学校を充実させていかねばとの思いを改めて感じました。今年1年お疲れ様でした。
      
 女性指導員のトン汁作りの様子          餅つき会の様子          子供さんも練りの体験をしました           懇親会風景

10月4日(土) 籾摺り作業を行いました。
 28日の日にやる予定だった籾摺り作業を、4日に行いました。生徒も3人来てもらって、5人で行いましたが、籾摺り機の調子がいまいちで、2度摺りになってしまいました。機械の調子が良ければ、正午で終わったのですが、2時までかかってしまいました。機械の調子の良し悪しが何事にも左右することを前回の脱穀に引き続き感じさせられました。黒米の色は昨年より良く、黒く色艶も良かったですが、出来高はだいぶ少ないようです。
      
      籾摺り準備完了                            籾摺り作業風景                          籾摺りされた黒米

9月28日(日) 脱穀を行いました。
 今日は寺坂棚田の彼岸花祭りと重なり、多くの観光客が訪れる中、脱穀作業が行われました。指導員6名、他2名は彼岸花祭りの『「田んぼの真ん中演奏会』の係で彼岸花祭りに係わっていました。生徒は28名、その家族を含めると30名以上の方に参加してもらえました。
 予定していた籾摺り作業は、演奏会会場の電源に使っているため、籾摺り機が使えないので取り止めとなりました。そのため、全員で、脱穀作業に取り組んだわけですが、ハーベスター(脱穀機)の使い方を校長から指導を受け、ハーベスターで脱穀をする者、脱穀できなかった米を選り分ける者、肥料にするためにわらを粉砕するチッパーを操作する者、はぜを外し竹を所定の場所に移動する者、落穂拾いをする者等、全員が一汗も二汗も流しながら、気持ち良い秋空の下、作業が行われました。12時を回ってしまいましたが、多くの彼岸花祭りに訪れた人達が作業の様子を撮影していました。訪れた人たちは珍しかったのでしょう。ある意味いい作業風景を観光客に披露できたように思います。お疲れ様でした。
 籾摺り作業日は、決まり次第お知らせします。
      
    ハーベスターの操作指導                     ハーベスターでの脱穀作業                        はぜ木の取り外し作業
      
   全員がそれぞれの作業を見つけ、手際よく効率的に作業を進めました             チッパーを使ってわらを粉砕し、来年の田の元肥にします

9月14日(日) 稲刈りを行いました。
 気持ちよい秋晴れの中、男性指導員12名、生徒及びその家族40名程の計50名程で稲刈り作業を進めることができました。その間、女性指導員8名で、昼食の赤飯とトン汁を調理していました。
 田んぼの状態は昨夜降った雨のため決して良い状態とは言えませんでしたが、バインダーと手狩り作業で順調に進めることができました。けがをする方もなく、みんな慣れていててきぱきと行動していました。新しい方も指導員から教わったり、生徒の皆さんから教わったりして、稲刈り作業を体験することができました。バインダーを使って刈った田んぼにはぜ掛けをして、昼食前に作業を終了することができました。
 田んぼ用の長靴を川で洗ってきれいにし、いよいよ、楽しみにしていた昼食です。期待通り赤飯とトン汁、漬物は美味しかったです。午前中の稲刈りの疲れも吹っ飛んでしまいました。無事稲刈りが予定通り行うことができ有難うございました。2週間後は脱穀です。
 まだ2枚の田んぼがぬかってバインダーを入れることができないので、まだ2枚の田んぼを残しています。周りを今日刈ってもらい、風通しを良くして土を乾かし、バインダーで作業しやすいように準備できました。作業は、木曜日に予定しています。指導員中心で行いますが、生徒の皆さんで参加できる方は、来てください。今日はお疲れ様でした。

      
    たわわに実った古代米            稲の束ね方の指導             新人に稲刈り方法を指導              手狩り作業
      
  ぬかるみの田んぼを手狩り作業          はぜ掛け準備               最後にみんなではぜ掛け             はぜ掛け風景

7月27日(日)  防鳥作業を行いました。
 
最高に暑い日の中、防鳥作業を行いました。指導員9名、生徒24名が参加し、順調に作業が行われました。
 今年は、カラスに見せかけた、案山子を作り、大きな田んぼ2枚と下の小さい田んぼの3枚に取り付けました。今まで通りの糸張りは大きな田んぼ2枚に行いました。かすみ糸を幅50㎝程に張り、脇を4段にかすみ糸を張り巡らしました。それで、鳥が糸を嫌って近寄らないようです。羽に糸が触れるのが分かるようで、近づいてきません。
 稲の穂がもう出初めています。後は、稲穂が垂れたら水を抜いて田を干し、稲刈りを待つばかりです。
 作業終了後は、恒例のスイカを頂きました。甘い伝助スイカで今日の疲れがいやされました。今日は、暑い中での作業でしたが、楽しい稲作作業の思い出ができたことと思います。
     
      田んぼの周りに糸を張り、東西にかすみ糸を張る作業風景            かすみ糸が張られた様子
    
       案山子づくり作業             案山子の設置作業             恒例となったスイカ

7月20日(日) 最後の田の草取り終了しました。
 指導員6名、生徒19名が参加して、3回目、最後の田の草取りを行いました。人数が少ないこともあって、12時20分の終了となりました。時間に追われながらの作業で、大変でしたが、みんな頑張って、力を一つにして終わりにすることができました。
 今回は、中耕除草機(ハッタンドリ)で除草した後を、株の間に残ってしまう草を手作業で取り除きました。中耕除草機で除草した後に手作業でやる方が作業は楽で、しかもきれいに除草ができました。ただ人数が少なかったので、大きな2枚の田のみをきれいに除草することができましたが、後の田は、ハッタンドリでの除草で終わりました。皆さん終わった後ぐったりしていましたが、ほんとにお疲れ様でした。
 尚、今回土用干しの作業もあったのですが、今回は行いませんでした。土用干しの効果を2点校長から話がありました。1点は、根をしっかり張らせるために水を抜いて、しっかりした株にすること。2点目は、一度田の表面を固めることによって稲刈りのとき作業をしやすくすること。いわゆるドブッ田にしないことだそうです。防鳥のときやる予定でいます。
      
    中耕除草機の後、株の間に残った草を手作業で除草        体全体を使っての中耕除草機作業    穂が伸びての前かがみの除草はつらい

7月6日(日) 2回目の田の草取りを行いました。
 生徒27名の方が参加して、田の草取りを行いました。天候には大変恵まれて、そんなに暑くなく心地よう環境の中で作業が行えました。ただ草の育ちがよく、取りきるのが大変でした。生徒の皆さんが頑張って12時に終えることができました。今回の田の草取りの作業は今後の稲の成長にとって大きな影響を与え、骨を折った成果が収穫につながる重要な作業であると最後に校長から話がありました。お疲れさまでした。
      
     成長した田の草           中耕除草機を使っての作業                    手作業での除草作業

6月15日(日) 田の草取りを行いました。
 梅雨に入ってから水は十分に確保されましたが、今日の天候が心配されました。しかし、梅雨の中休みとは思われない夏模様の天候の中、予定通りの草取りが行われました。開始刻々になっても人数が少なく、ワールドカップコージボワール戦の影響が心配されましたが、生徒26名、指導員7名に集まってもらって、順調に作業が進み、11時にはすべて終了することができました。
 この田の草取りは、今後の稲の成長に対して欠かすことができない作業で、稲に十分な栄養を補給するためには悪影響を及ぼす田の草を除去し、中耕を兼ねて根に酸素を十分送るための重要な作業でもあることを校長より説明があり、生徒の皆さんは本気になって田の草を取り除きました。手作業の他、昔ながらの中耕除草機を使っての除草作業も行いました。これまで何年も経験している生徒の皆さんが主体となって中耕除草機を使いこなしての作業で、手際よく作業を終えることができました。生徒の皆さんお疲れ様でした。
 きっとこの後、稲の成長がみるみる目に見えて成長することと思います。
    
中耕除草機の使い方の実地指導    手作業による草取り作業              中耕除草機を使っての草取り作業             手分けしての草取り作業   

5月25日(日) 田植えを行いました。
 
天候に恵まれ、そんなに暑くなくさわやかな空気の中で、心地よい活動ができました。生徒は38名参加しました。指導員11名で田植え指導に当たりましたが、長く続けられているベテランの方が率先して作業を進め、スムースな田植え作業が行えました。初めて体験された方も「楽しかった」と感想を述べられていました。転ぶ人もなく、笑い声が出て、和気あいあいとした雰囲気の中で、楽しい田植え作業を進めることができました。
 田植えが終わって、皆さんが楽しみにしている昼食は、古代米の入った赤飯とトン汁、お漬物でした。女性指導員11名は、昨日から準備に当たり、美味しいおもてなしに精を出していました。トン汁が美味しいとおかわりをする人が大勢いらっしゃって、女性群の苦労も報われたのではないでしょうか。皆さん今日はお疲れ様でした。お陰様で楽しく田植えを終えることができました。
      
 指導員方から田植えの実地指導    苗を全体にばらまいて作業の準備      2班に分かれての田植え           田植え風景

      
          武甲山を背に昔ながらの手植え作業                古代米の赤飯とトン汁、漬物の配布           昼食風景

5月18日(日) 代掻きを行いました。
 指導者6名・生徒40名で代掻きを行いました。トンボで土が均等になる作業や、耕耘機、トラクターと使っての代掻き作業、シート周りの水漏れ防止のための作業などそれぞれ分担して田植えに向けての大事な作業を効率よく行えました。予定以上に作業を進めることができました。ご苦労様でした。
     
       土が平らになるようトンボでのならし作業                 シート周りの水漏れ防止作業      水流れを作っての水引き作業

 
         耕耘機・トラクターを使っての代搔き作業

4月27日(日) 施肥・シート入れ・耕耘作業を行いました。
 指導者9名、生徒28名(内6名が新入生)が参加して、上記の作業が行われました。もう何年も経験している人が多く、手際よく作業ができました。11時半ごろの終了を考えていましたが、計画通り11時半で終了することができました。耕耘作業が途中になってしまうため、予定していなかった用水路の掘り起こしまで作業を行いました。ご苦労様でした。
       
      シート入れの説明              シート入れ作業                施肥作業               施肥・シート入れを分担で作業
 
   
             指導員の指導の下で耕耘作業

4月24日(木)  播種作業を行いました。
 発芽状態を見て、27日に予定していた播種(種まき)作業を指導員で行いました。急きょ決まったため、生徒の皆さんには事前の連絡ができず申し訳ありませんでした。今年は、育苗器を使っての育苗を行います。元気な苗が育つことを願います。
             
給水シートに水を浸して播種の準備        播種作業             種を蒔いた育苗箱を育苗器にセット

4月20日(日)  関普請を行いました。
 9時から始まった用水路清掃作業はには、棚田学校関係では、指導員・生徒の皆さんで24名参加しました。用水路にたまった柴葉を掻き出したり、水元にたまった大きな石を取り除いたりして、これから始まる代掻きの準備が整いました。
        
柴葉を用水路から掻き出して、水を流す準備完了                        水元の作業                       きれいな水が開通

4月11日(金) 指導員による作業の開始
 
種籾浸水の作業の予定でしたが、27日の播種に合わせるには幾分早いという結論に至り、14日(月)に種籾浸水を行うことにしました。肥料(鶏糞)と培養土、マットを購入し、27日の作業に向けて取り組みました。
  
        培養土とマットの準備                   鶏糞20袋準備

4月6日(日)  開校式及び説明会の開催、今年の活動がスタートしました。
 横瀬町役場振興課長さんを来賓に迎え、開校式及び説明会が無事終了しました。指導員18名、生徒28名が参加し、自己紹介では、生徒の皆さんの稲作に対する意気込みなどが伝わってきて、今年も楽しく活動ができそうで、うれしく思いました。また、生徒のリーダー、サブリーダーの選出では、自ら立候補されるなど、前向きなスタートができました。自然の中で汗を流し、楽しく交流を図りながら、充実した棚田学校にしていきましょう。