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       札幌の口腔顎顔面領域の外科とがん免疫療法・がん統合医療専門クリニック
       平田口腔顎顔面外科腫瘍内科 がんヴィレッジ札幌です
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がん高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法について

ビタミンCには、抗酸化作用、コラーゲン合成作用、抗ウイルス作用、免疫増強作用をはじめとする多くの作用があります。その点滴注射は経口摂取を上回る効果が得ることが期待され、2005年アメリカのNIHがびたみんC を点滴注射した時のみに得られる抗がん作用が確認、発表されました。
以後2007年からアメリカ国で1万人以上の方がIVC療法を受け、近年日本でもがんの治療や再発予防にIVCが応用され始めました。



     ビタミンCの抗がん作用のしくみ

 がん細胞は、正常細胞に比べ、栄養素としてブドウ糖を約8倍取り込みます。ビタミンCは、ブドウ糖と非常に似た構造式なため、癌細胞に非常に多く取り込まれます。
ビタミンCは、高濃度になると、過酸化水素水H2O2をがん細胞内で発生させます。正常細胞中のH2O2は、正常細胞中のカタラーゼ酵素によって中和され、正常細胞は影響は受けません。 しかし、カタラーゼ酵素を持たないがん細胞は、H2O2により破壊されてしまいます。     血中ビタミンC濃度が、3500〜4000μg/(ビタミンC50g〜75g点滴;人によって差があります。)のときに、がん細胞が影響を受けます。




     
高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法の実際      

 
ビタミンCの量が25gを超えて点滴を行う場合、G6PD異常症のある患者さんで溶血反応(赤血球が壊れる)を起こす場合があります。したがって、高濃度ビタミンC点滴療法を受ける患者さんにはすべて、G6PD活性検査を受けていただき、その結果安心そして安全に高濃度ビタミンC点滴療法が受けられます。
  1、初回は、高濃度ビタミンC12gの点滴療法(30分)を行います。
   そのときG6PD検査も実施します。                 
  2、2回目は、ビタミンC25g(60分)を点滴します。点滴終了後ビタミンC血中濃度を測定。
  3、3回目は、ビタミンC50g(120分)を点滴します。点滴終了後ビタミンC血中濃度を測定。
  4、4回目以降は、血中ビタミンC濃度が3500〜4000μgになるよう、ビタミンCの量を      
   決めていきます

落語を見ながらIVC療法を受けてます。


     
がんに対する高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法の適応

 1、標準がん治療の効果を増大させたい場合(がん統合医療として)
 2、標準がん治療による副作用を軽減させたい場合
 3、標準がん治療が無効の場合
 4、がんとの共存を目的とした場合
 5、緩和医療として


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    高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法の効果

 わが国でIVC療法が行われて間もないため、詳細な統計的治癒率、治癒確立はあまり発表されていません。ただ多くの患者さんは、標準がん治療(手術、抗がん剤、放射線)がすべて終わり治療の手立てがないといわれた患者さんがIVC療法を受けられるケースが圧倒的に多いため、劇的にがんが縮小したケースは少ないようです。
 しかし、国際統合医療学会では、IVC療法に低用量抗がん剤、免疫療法、サプリメント、温熱療法など併用した症例(統合医療)のほうがより効果的であり、中にはがんが消失した症例も報告されています
。 

   

     高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法の費用(保険診療外)


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