お気に入りの工具たち

修理のプロがお勧めする工具のページです




■ ベッセル ボールグリップドライバー(+) No.220


しょっぱなからドライバーでがっかりしました? でもこのドライバーは侮れません、手応えや食い付き感が抜群で、ネジ締め作業が気持ちよくなります。
写真上から2番目、軸長 150mm が手に持ったバランスがよく、特にお気に入りです。
発売以来25年以上経つと思いますが、プロの間でも愛用者が多いです。電気屋さんに貸してみたら、「うぉー何これ、ごっついええわ〜」 と感心していました。

ただしマイナスドライバーの方は、私は敢えて写真の No.220 ではなく、握りが木製で軸に焼き入れをしていない No.350 を主に使用しています。
私の仕事では、マイナスドライバーを相手の形に合わせて軸や先端を曲げたり削ったりする場面が多い事と、軸を曲げても簡単に元に戻せるからです。

ドライバーは消耗工具です。使い込むと先端が摩耗して来ますので、
十字穴から滑って外れる様になったら、スッパリ買い替えましょう。
そうしないとネジ側の十字穴を痛めてしまいます。

一番上の様な軸の長いドライバーは、中には曲がっている物があります。先端からニラんでみて、曲がりが無いか確認して買うとプロっぽいです。

ベッセル ホームページ




■SK11(藤原産業) スタビー フィットドライバー No.700 +2X38



柄の短いスタビードライバーは、ベッセル製の物は握りが短か過ぎて使い難かったので、いろいろ遍歴した結果、今はこれに落ち着いています。


ドライバーといえば、全品検査を謳った ”PBスイスツールズ” が有名ですが、(工具も製造販売する機械メーカーで) 生産技術をやっていた私に言わせてもらうと、品質管理のしっかりした日本のメーカー製では、全品検査の必要もない気がしています。
提携先のドイツやイタリアのメーカーさんが、びっくりして目を丸くするような事をごく普通にやっています。日本のモノ作りの技術は欧州の比ではありません。



■ トーコマ Aerobics (エアロビクス) 2



十字穴が潰れたネジを回す時に重宝しています。
新人やお客さんが、しばしば穴を潰して、こっちにケツを向けて来ますので(怒)。
穴を潰す理由は、十字穴のサイズが合っていないか、ドライバーの先端がすり減っているか、安物のナマクラのドライバーを使うからです。

十字穴には No.00 から No.4 まで、規格には6種類のサイズがあります。この内、良く使われているのが No.1 〜No.3 で、たいていはこれで間に合います。

新人には口を酸っぱくして言ってるのですが、面倒くさがって No.1 のドライバーを3ミリ以上のネジに使用したり、 No.2 のドライバーを 6ミリ以上のネジに使用してはいけません。ドライバーの先端とネジ側の十字穴両方を早く傷めるからです。
まあベテランと言われる人でも、モノグサな人は大勢いるのが現実ですが…(怒)。皆さんは悪い見本を真似しないでくださいね。


最近 No.1〜3 まで、全てのサイズを1本で使用出来ると謳ったドライバーが売られていますが、使って見ると穴に対してガタガタです。断言しますがこれは悪い商品の代表みたいな物です、買ってはいけません。

クルマの付属工具で付いてくるドライバーや価格の安い物は、コストダウンの為に焼き入れをしていません。ですからこれらは応急用、無いよりはましな物と思って下さい。こういう物を使い続けていると、後で必ず悲しい思いをして、余計な手間とお金が掛かる事うけ合いです。



■ フジ矢 スタンダードニッパー No.60



電線専用のニッパーです。刃先が適度に鋭く、切れ味が良いのでサクサク作業がはかどります。長さ 150 mm の物が使いやすいです。
これ一本で、普通のニッパーが2、3本買えてしまいますが、値段の違いは切れ味の持ちのよさです。その他大勢のニッパーは賞味期限が早いです。

電線の皮ムキ用に小穴が開いたバージョンもありますが、一見便利そうに見えても、1〜2種類の電線にしか使えないし、電線の切断時に小穴に引っ掛かると、一発で切れずにヒゲが残ります (リズムを壊されるので、これがちょっと ”イラッ” と来ます)。綺麗な仕上がりにコダワリたい人には、ワイヤーストリッパーを別に購入する事をお勧めします。


フジ矢 ホームページ



買われる方はくれぐれも、これで針金を切らないで下さい。刃先がこぼれるか、切れ味が鈍くなってしまいます。長い間使わない時はCRCを吹いて置くと錆を防げます(まあ錆びても少しですが)。

以前お客さんに 「ちょっと貸してね♪」 と持っていかれ、刃をこぼされて返された時にはさすがに
「大事に使ってきた工具を一瞬でダメにされてはかなわん」
と文句を言ったら、お詫びに大川○法さんの本をくれました。
正直イラネーと思いました…。
(大川氏がまだ無名の頃の本は、ツッコミが入っていたりして意外と面白かったのですが…。氏が高校の先輩だと知ったのは後の話)

プロ用の道具は使う人を選びます。せっかくいい物を買っても、刃先をボロボロにしている人はかなり見受けます。なんて勿体ないというか、こういう無頓着な人の作業自体を私は信用しません。
イケるイケるで手間を惜しむ人に持つ資格はありません。



■ TONE (前田金属工業) ラチェットレンチ No.371



12.7mm ソケット用です。 ヘビーデューティーの代表のような工具で、とにかく丈夫で長持ちです。

(本当はいけないのですが) 柄の形が 「どうぞパイプを差し込んで下さい」 と言わんばかりの形をしているので、(仕方なく) 力を込めたい時には 3/4 インチのガス管( SGP 3/4″)がピタリとハマります。

私も若い頃はブランドイメージに魅かれ、自衛隊やJR御用達のKTC製のラチェットを買いましたが、あっさりギアを壊してしまい、以後は壊さないように、大事にそっと使っていても、さらに2本壊したので見切りをつけました。その間ハードに使っていたTONEは1本も壊れませんでした。

前田金属工業 ホームページ

ラチェットレンチ用のソケットを買う時は、12角ではなく六角の物をお勧めします。 滅多にありませんが、12角では錆ついたボルトの頭をナメてしまう事があるからです。
コーケンから発売されている、ボルトの落下防止用ボールの付いたソケットはアイディア賞モノです。

ラチェットレンチのセット物は、買っても中身の半分は使わないので、良く考えて買いましょう。買うなら最初に最低限のセットで買った後、必要な物をその都度追加していくとよいと思います。これは工具セットにも言えます。


これは余談ですが ”レンチ” という言葉はイギリス英語です、アメリカ英語だと ”スパナ” になります。モンキーレンチはイギリスだと ”ADJUSTABLE WRENCH” 、アメリカでは ”ADJUSTABLE SPANNER” です。

以下   メガネレンチ → BOX-END WRENCH
      両口スパナ → DOUBLE-SIZE OPEN-END WRENCH

モンキーレンチは便利な工具ですが本来は仮締め用です、本締めはなるべくメガネレンチで行いましょう。また、モンキーにパイプを掛けると、一流品でもすぐにガタが来ます。最悪アゴがモゲます(経験者談)。
モンキーレンチは、ウィキペディアに面白い事が書いてあります。

国産のモンキーレンチはJISで規格化されているので、どのメーカーでも似たような形をしています。その中ではスーパーツール製が少し軽くできていて、使い勝手がいいです。
最近はやりの軽量モンキーでは、ロブテックス製のグリップに樹脂コートされた物を愛用しています。



■ 東日製作所 トルクレンチ QL200N


クルマをいじるDIYには必須です。写真は 12.7 ミリソケット用で、M10以上のボルト・ナットに使用しています。

以前トルクレンチなしで、AVOの ”サブフレームロックボルト” をインプレッサに取り付けた時、締め過ぎてロックボルトのネジを2本ともナメてしまった事があります。
その時は復旧に往生しましたので必要を痛感し、仕事で使っている物と同じ物を買いました。
樹脂グリップなので、素手で連続作業しても手が痛くなりません。

東日製作所 ホームページ




■ 理研オプテック 作業ゴーグル M 10 C


これもクルマのDIYには必携です。クルマの下に潜り込んで作業をすると、防塵メガネでは横のスキマから砂が目に飛び込んで来るからです。

別にどこ製でもよかったのですが、理研さんとは以前から取り引きがあり、ホムセンで偶然見かけたから買ってみたというだけの理由です。
理研オプテックは、光線式安全装置の国内トップメーカーです。レンズ類にノウハウを持っています。



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