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 | 「オーソン・ウェルズ監督・主演『市民ケーン』視ました」 |
 | 「新聞王と呼ばれた大富豪が、傲慢さから次第に孤独になっていく人生を描きます」 |
 | 「映画の名作についての話題で、必ず挙げられるような名高い作品です」 |
 | 「古い映画ですが、今でも見る価値のある映画ですね」 |
 | 「ぶっちゃけ今では流石にちょっときついんですが、見ようと思えば何とか見るに堪えますね。筋書きも演出も俳優の演技も、どれをとっても一級品の映画です」 |
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 | 「なんといってもウェルズの存在感がすごいですね。立っている姿も、それだけで威圧感があるんですけど、なにより発声している様がいいです。綺麗で、声量もあり、引き込まれるような圧力があります。主人公の不遜なキャラクターにも符合して、圧倒的です」 |
 | 「自信家なゆえに成功し、傲岸なゆえに孤立していく人生ですね」 |
 | 「ある種ありがちっちゃありがちな設定ですが、ウェルズの存在感のおかげで説得力があります。お金を持っていることが、あるいは野心を持っていることが、幸せにつながるわけではないと、納得感をもって思わせられる人生です」 |
 | 「脇を彩るキャラクターもいいですね」 |
 | 「イエスマンながらケーンのことをいたわる心は確かなバーンスタイン、親友であるゆえに袂を分かつことになるリーランド、ケーンに愛されながらもその唯我独尊なふるまいについていけなくなる二人目の婦人スーザンと、みんなキャラが立っているし魅力的です」 |
 | 「脇役がしっかりしているからこそ、主人公の人生の輪郭も際立って見えてきます」 |
 | 「あと、ケーンの人生を追うことになる新聞記者の見せ方も面白いです。演技というより、演出的に面白いですね。黒子に徹していて、正面からの映像がほとんど(一つも?)なく、画面にいるときはいつも影がかかって見えにくい。これは記者に主人公の人生を追わせることで、視聴者も同じように主人公の人生を追わせるようにしているんですね。だから記者の顔は描かれないのです」 |
 | 「視聴者は記者に移入して、ケーンの人生を追っていくことになるのですね」 |
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 | 「演出面は、詳しいことはわからないし、古い名作なので今まで散々語られてきただろうから、今更私が言うことは無いんですけど、なんか知らんけど工夫しているんだろうなあとは伝わってきました」 |
 | 「なんか知らんけど」 |
 | 「なんか知らんけど、新鮮味を感じる。なんか知らんけど、いつも見ている映画とは違う感覚がある。そういう理解で十分ですし、そういう映画って、すごいなあと思います」 |
 | 「名作です」 |
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 | 「古い映画ですので、ちょっときついなあと思いはしましたが、見といてよかったです」 |
 | 「映画ファンなら見といて当然、みたいな映画ですね」 |
 | 「まあ、私は映画ファンではないですので。でも単純に、楽しい映画を見られたという意味で、見られて良かったですよ。これは面白い映画です」 |
 | 「いい作品というのは時代を超えて楽しまれるものですね」 |
 | 「なんといってもウェルズですね。映画史に残る名声、その圧倒的な存在感を堪能しました」 |
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