明治 二十六年 月 日 | ||
お照(て)らしは一体、七王も八王も王が世界に在れば、此の世に口舌(くぜつ)が絶えんから、日本の神国の、一つの王で治める経綸(しぐみ)が致してあるぞよ。 この日本は神国の世であるから、肉食(にくじき)なぞは成らぬ国、神は此の世に居れんように成りたぞよ。 世界の人民よ、改心致されよ。元の昔に戻すぞよ。 ビックリ箱が明くぞよ。 神国の世になりたから、信心強きものは、神の御役に立てるぞよ。 今迄は、カラと日本が立ち別れて在りたが、神が表に現われて、カラも天竺も一つに丸めて、万古(まんご)末代続く神国の世に致すぞよ。 艮(うしとら)の金神(こんじん)は、此(こ)の世のエンマと現われるぞよ。 世界に大きな事や変わりた事が出て来るのは、皆この金神(こんじん)の渡る橋で在るから、世界の出来事を考えたら、神の仕組(しぐみ)が判りて来て、誠の改心が出来るぞよ。 世界には、誠の者を神が借りて居るから、漸々(だんだん)結構が判りて来るぞよ。善き目醒(めざま)ましも在るぞよ。又悪しき目醒(めざ)ましもあるから、世界の事を見て改心を致されよ。 新たまりて世を替えるぞよ。 今迄宜かりた所はチト悪くなり、悪かりた所は善くなるぞよ。上へお土が上がるぞよ。お上が下がりて海となるぞよ。是(これ)も時節であるから、ドウも致しようが無いなれど、一人なりと改心を為(さ)して、世界を助けたいと思うて、天地の元の大神様へ、艮(うしとら)の金神(こんじん)が昼夜(ちゅうや)に御詫(おわび)を致して居るぞよ。 この神が天晴(あっぱれ)表面(おもて)に成りたら、世界を水晶の世に致すので在るから、改心を致したものから早く宜(よ)く致すぞよ。水晶の神世(かみよ)に成れば、此(こ)の世は思うようになるぞよ。水晶の霊魂(みたま)を調査(あらため)て、神が御用に使うぞよ。身魂(みたま)の審判(あらてめ)を致して、神が綱(つな)を掛けるぞよ。ツナ掛けたら神は離さぬぞよ。 此(こ)の日本は結構な国であるぞよ。元は神の直系(じきじき)の分霊(わけみたま)が授けてあるから、一段も二段も上の身魂(みたま)であるぞよ。言葉もその通りであるぞよ。夫れに今の日本の有様は、全然がいこくと同じ事に曇りて了(しも)うて、神国の名ぱかりに成りて居るから、元の先祖の神は悔(くや)しいぞよ。 是(これ)から世界中神国に致して、世界の神も仏も人民も、勇んで暮さすぞよ。 神、仏事、人民なぞの世界中の洗濯(せんたく)致して、此(こ)の世を返すぞよ。 信心強きものは助けるぞよ。信心無きものは気の毒ながら、御出直(おでなお)しで御座る。 神は気を付けた上にも気を付けるぞよ。 モ一ツ世界の大洗濯(せんたく)を致して、根本(こんぽん)から世を立直すから、世界が一度に動くぞよ。 東京へ攻めかけるぞよ。○○○は綾部に守護が致してあるぞよ。 あとは宜(よ)くなりて、綾部を都と致すぞよ。 世界には何でなりとも見せしめがあるぞよ。 綾部に天地の神々のお宮を建てて、三千世界を守るぞよ。 世界がウナルぞよ。世界は上下に覆(かえ)るぞよ。 此(こ)の世は神国の世であるから、善き心を持たねば、悪では永くは続かんぞよ。 金神の世になれば、何んな事でも致すぞよ。珍しき事が出来るぞよ。 |
||
目次へもどる |