スティーヴ・ライヒの新作《ダニエル・ヴァリエーションズ》と《ヴィブラフォン、ピアノ、弦楽器のためのヴァリエーションズ》を収録したCDのライナーノーツです。ライヒ自身のライナーノーツ(作品解説)を訳したほか、日本盤のみの特別ライナーも収録。ぼくは2006年10月8日の《ダニエル・ヴァリエーションズ》世界初演をバービカン・センターまで聴きに行きましたので、そのときの模様についても文中で触れています。それと目玉は、第18回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したライヒが2006年10月に来日した際(ちょうど世界初演の10日後にあたる)、記者懇親会でぼくの質問に答えていただいた時の長大なトーク(優に30分近くもかかってしまいました!ほかの記者のみなさん、時間とっちゃってすみません)の全文を採録。《ダニエル・ヴァリエーションズ》を理解するために、きわめて有用な資料だと自負しております。
ダニエル・ヴァリエーションズ
01. 第1楽章「私は夢を見た」
02. 第2楽章「私の名前はダニエル・パール(カリフォルニア州エンチーノ出身のユダヤ系アメリカ人)」
03. 第3楽章「その夢が恐るべき敵に降りかかりますように」
04. 第4楽章「その日が終わったら、ガブリエルはきっと私の音楽を受け入れてくれる」
グラント・ガーション指揮
ロサンゼルス・マスター・コラール
ヴィブラフォン、ピアノ、弦楽器のためのヴァリエーションズ
05. 第1楽章:急 Fast
06. 第2楽章:緩 Slow
07. 第3楽章:急 Fast
アラン・ピアソン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
ワーナーミュージック・ジャパン WPCS-12136
税込:\2,520 税抜:\2,400 2008年5月14日発売
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