被爆二世の会の動向
「福岡県被爆二世の会」会長 南嘉久 氏より寄せられた最近の情報です。

1、今年は各地で、二世の会を結成する動きが進んでいるのが大きな特徴になっています。
 九州では、昨年佐賀県被爆二世の会が結成されましたが、今年に入って長崎被 災協・被爆二世の会諫早と同長崎が相次いで結成されました。11月25日には熊本県被爆二世・三世会が活性される予定です。 大分でも結成に向けての活動が強まっています。
 今度の九州・中国地区二世交流会は大分で開催されますが、これも良いきっかけになればと期待されています。
 九州以外では、京都で今秋二世の会が結成されました。東京でも二世の会の結成に向けて交流会が重ねられています。

2、日本被団協の二世の会に対する取り組みも大きな変化を見せています。6月の日本被団協総会では、二世の発言が相次ぎ、総会後に「二世委員会」を設けること、「二世交流会」を開催することが決まり、既に両者とも第1回が開催されています。
 また、厚生労働省や各政党交渉では「がん検診の追加」という二世の要求にも取り組みました。

3、今後被爆者の高齢化が一層進み、被爆者運動の継承が重要な課題になっています。
 このような中で、九州・中国(一部近畿を含む)の二世の会が長崎で「被爆運動継承の学習・交流会」を開催し(11月17日、18日)、被爆者、被爆二世、非被爆者含めて学習・交流を行います。

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