78年目の原爆展
  

 今年も8月4日~11日の8日間、福岡市民福祉プラザ1階ロビーで行いました。
 数々の被爆実相写真の外、広島県基町高校生が描いた絵に加え、今年初めて九州産業大学の学生に描いてもらった3枚の被爆絵画も展示され、来場者の注目を集めました。
 被爆絵画を書いてくれた九産大の3人は、被爆体験者の話を何回も聞き取り、被爆地長崎まで赴き、感性を磨いて、見事に被爆の実相を描き上げてくれました。



 今年は、昨年の反省を活かし、光線の影響を考え手見やすい展示にしたり、DVD視聴の椅子を配置したりするなどの工夫をしました。
 更に、9日にはホールを借り切り、被爆の日にふさわしい様々なイベントを行いました。中でも、九産大の国本先生や学生と被爆者の対談は、被爆絵画作製の意図とその過程の苦労を知ることができ、有意義な内容でした。

 また、証言活動の一環として今年結成された朗読の会「おり鶴の声」の被爆体験記の朗読も好評でした。

 期間中、生憎、台風の襲来と重なってしまいましたが、来場者は昨年より多く、TVニュースや新聞でも報道され、多くの人に感銘を与えた展示会になりました。