被爆直後の様子を、九州産業大学芸術学部学生が、
            被爆者から聞いて描いた被爆絵画


 
腹の底からの叫び

 
浦上川に浮かぶ死体の山を橋の上から見た母は、”戦争は嫌だ!”と、
非国民との批判も気にせず、大声で叫んだ


当時10才 岡崎 満也




        猛火をのがれて

      火の粉を浴びながら、お婆ちゃんにおんぶされ、天満川に
       滑り降り、イカダのように組んだ戸板で向う岸にのがれた。

       当時4才 中川裕子


 
    原爆炸裂の瞬間

   
長崎市街を見下せる200メートル程の山頂で、枇杷の木に登っている時、
突然、太陽が爆発したと思うような、異常な光に吸い込まれた。

     当時7才 開 勇