先ほどのスイセンを例にみてみますと花の中心だけワンポイントとして色をつける。 また、黒い部分は少なくして葉も花にも色をくける。黄色いスイセンなら花びらも色をつけてフルカラーにすることも可能です。 このようにバリエーションは無限にあるといってもいいと思います。 この彩色には和紙を使っています。 ![]() ![]() (1)和 紙 ![]() まず、つけたい色の和紙を切りあがったものの下におき色合いを確認します。 それでよければ左の写真のようにライトボックスの上に切りあがったものを置き、その上に選んだ和紙を重ねます。黒く輪郭が 透けて見えるので鉛筆で色をつけたい部分を写し取ります。このとき黒い枠よりはみ出さないことと 小さくなりすぎないことが大切です。 ![]() ![]() 彩色には、裏に当てる紙に筆・スプレー・エアーブラシで色をつける方法があります。 スプレーやエアーブラシでは色をつけたい部分ごとの型紙を作る必要があります。他の部分 はマスキングをしておいてグラデーションするなど色をつけていきます。霞を表現するときなどは 黒い紙の上からエアーブラシで直接色をつけることもあります。リスクはとても大きいです。 この作品は山が和紙でその他はエアーブラシで彩色しました。 |