工 房 の 近 況

  以下は、私が県庁職員時代頃の様子を記録したものです。 当時は、公務員でしたのでソフトは無償提供しておりましたが、約3,000以上のユーザーがおりましたので、有償にしていたらすごいサイドビジネスになっていたと思います。 その後、公務員をやめてから有償に切り替えましたが、途端にだれも買ってくれなくなりました。 どこのソフト紹介サイトでも売り出していないので、今では年に数人買いに来てくれる程度です。
  公務員を退職する間際から市民出資型の風力発電事業に参加して、常務理事を務めておりましたが、65歳から新たに起業したために、そこを退社して現在はその会社経営に専念しております。 コロナ下でいつ倒産するかも分からない状態なので、名前は積極的にお知らせしたくはないですが、「クワじい」で検索すればたどり着けるかもしれません。



Excelアドインのプロテクトを解除する方が現れてから、ソフトの提供方法をユーザー登録をいただいた方だけに送るように改めました。 1年を経過した平成15年12月初めにはユーザー登録依頼も沈静化しましたが、1月中の多いときにはお礼のメールも含めて1日に20件ものメールが舞い込む程の状態が続き、仕事にも差し支えるほどでした。 以下は、少し古くなりましたが平成14年12月からの1年間のユーザー登録状況を集計したものです。

1.1年間のユーザー登録数  496名

  1年間の内約8割が新規ユーザーであり、自動的にダウンロードできた当時の4年間にダウンロードされた方からのユーザー登録は以外に少なかったです。 以前からのユーザーの方がメールしてくるケースとしては、パソコンを買い換えたりHDをフォーマットし直した際ソフトを消去してしまったため再度欲しいという方が多く、ソフトの自動ダウンロードができなくなったことが残念というメッセージをたくさんいただきました。

2.月別登録数 

  以下のグラフが示すように、1月が79件と最も多かった。 この月の大学関係の方の登録が44%とそれ以外の月の25%を大きく上回っていることからもわかるように、1月は卒論に用いるために駆け込みで求められる学生さん達が多かったことが影響していたようです。

3.登録者の内訳

  ユーザー登録者の職種別内訳を見ますと、民間企業の方が半分、残りを大学・公的機関の方で占めており、民間企業の更に半分は、環境関連のコンサルタント会社の方が占めていました。 その他の企業の中で多いのは建設関係のコンサルタントの方でした。 [個人その他]には所属を教えてくれなかった方も含んでいます。

 

 

 

4.注文アドインの内訳

  注文いただいたアドインの総数は、統計解析アドイン集や気象解析アドイン集をそれぞれ1つとカウントすると1,092個に上り、内訳は下図のとおりで、統計解析アドイン集、主成分分析、コンターマップ、度数分布解析、気象解析アドイン集、重回帰分析の6つで約2/3を占めていました。 統計関係のソフトは全体の67%を占め、気象関係のソフトは20%を占めていました。 AndersenAnalyzerが少ないのはAndersenSamplerという特殊な計器の解析用であるためで、CMBが少ないのは唯一HP上で公開しているため直接ダウンロードする方が多いためと思われます。 また、反復ブロック集計は風配図作成や風向別積上棒グラフ作成等」の前処理をおこなうアドインであり、既に集計済みのデータを持っている場合に必要ないためと思われます。

  次に、職種別にアドイン注文の傾向を調べると、大学関係では統計解析アドイン集や主成分分析など統計関係のソフトが目立つが、公的機関は統計ソフトやコンターマップ、環境コンサルは気象解析やコンターマップ、その他の企業では度数分布等統計解析ソフトが目立つという傾向がありました。 比較的注文の少ない累積粒度分布図では、粉体を扱う企業の方や大学で土質を研究されている研究者の方からの注文が目立っていました。

  また、これらアドインの1人あたりの注文数は平均2.3個であるが、その内訳をみると1個だけ求められる方が45%と半分近くを占めていて、中には全部ほしいとまとめて求められる方もおりました。

5.アドイン注文者のマナー

  ソフトを送付しても何の応答もない方が約3割を占めており、インターネット上ではこちらの顔が見えないため、機械的にソフトを入手したという感覚があるのかもしれないと感じました。
  また、何の自己紹介もないままソフトを注文された方には、最初の頃ソフトを提供する際こちらの氏名、勤務先、所在地、電話、Fax、Mailアドレスを添えながら「差し支えない範囲でもう少し詳しい自己紹介をお願いします」とアピールしていましたが、それでもなしのつぶてというケースが多く、中にはセキュリティの講釈を長々とメールでよこす方もいました。 セキュリティ上メールで素性を明かせないということなら、手紙でも、ハガキでも、電話でも、Faxでも可能だと思う私は、古い人間なのでしょうか?
  ソフトを送るときにアピールしても裏切られることが多いので、その後は先に自己紹介をいただいてからソフトを送るように改めました。 それでも、「この注文はなかったことにさせていただきます」とメールせざるを得ないケースが数件ありました。

 

E-Mail :   hayakari@jomon.ne.jp 


メインページへ