Excel2019用アドイン名:

重回帰分析アドイン (StepRegSS19.xlam) Ver.4.1

作成者:早狩 進

 


機能:

  重回帰分析アドインは、「応用回帰分析」(N.ドレーパー、H.スミス著)の解析手順を忠実になぞり、残差の検討及び多重共線性のチェック部分を「パソコン統計解析ハンドブック」(田中 豊編)から借用して、約8年前に作成済みのSTPREG01.BASから移植したものである。 STPREG01.BASは自作のMS-DOS 版統計解析システム「シーガル・スタット」の統計ツールとして開発した。
  移植に当たっては、モデル検証用の4種類のグラフを、Excelのグラフ作成 機能で自動的に作成できるようにした。  プログラムは、40個までの変数に対し、変数増減法、変数減増法、全変数導入法による重回帰分析を行うもので、サンプル数は一応32,000件までとしている。
  一部の市販Excelアドインに比べて、残差の検討、4種類のグラフ作成、変数増減過程の表示、多重共線性のチェック等の面で、十分太刀打ちできるものに仕上げることができたと考えている。 また、試行錯誤の道具としての用途を広げるため、範囲指定した変数の中から一部変数を除外して繰り返し解析できるよう、説明変数選択リストボックスを追加した。
  なおExcel2013〜2019で動作確認済みである。 Ver.4.1までの間に有意水準の判断基準として、Fとpから選べるようにし、100×65,000の配列でも解析できるよう拡張した。


 

条件設定ダイアログ 

テストデータ

(青い部分があらかじめアドイン立ち上げ前に指定しておく範囲) 


 

解析結果途中の表示例

(分散比のF検定からは2変数で十分有意な回帰式であることがわかり、
変数除去の検討からは2変数とも偏F値が2.0以上なので除去変数はなく、
変数導入の検討からは次にX2を導入することがわかる。           
t検定の結果も2変数がそれぞれ有意であることがわかる。         
また、VIFからは導入変数間に共線性の問題がないことがわかる。)   

 

残差の検討作表例

(Student化残差からは異常値と思われるサンプルがなく、HiiからはNo.10が、
CovRatioからは3検体が回帰式決定に大きく寄与していることがわかる。)
 


 

作図例その1 

 

作図例その2 

 

作図例その3

作図例その4


バージョン情報:

Ver.1.5 : 2005/04/26 (変数減増法と全変数導入法の追加)

Ver.1.9 : 2008/01/30 (変数導入除去基準にP値選択追加)

Ver.2.1 : 2010/06/16 (カテゴリー・データの前処理を追加)

Ver.4.0 : 2014/04/11 (100×65,000に拡張)


メインページへ