Excel2019用アドイン名:

主成分分析アドイン (PCASS19.xlam) Ver4.1

作成者:早狩 進

 


機能:

  主成分分析アドインは、固有値算出のアルゴリズムとしてHousholder-QR法を用いて約8年前に作成したEIGEN01.BASから移植したもので、 EIGEN01.BASは当時自作のMS-DOS版統計解析システム「シーガル・スタット」の統計ツールとして開発したものである。
  移植に当たっては、既に作成済みの「負荷量散布図作成アドイン」を組み込んだが、今回図の中で変数名が重なってしまうところをある程度自動で移動させるようにした。  さらに、スコア散布図も3種類の作図方法から選択できるようにした。 これらの作図は市販Excelアドインにはまねのできない機能である。
  Ver.1.7までのバージョンアップで、マーカーによるグループ分け(最大6グループ)してスコア散布図を描けるようにし、その条件設定のためにマルチページを採用した。 また、各主成分の符号を必要に応じて反転できるようにし、試行錯誤的に一部変数を除外して解析できるように機能拡張した。 さらに、Ver.4.1までの間で、グラフの大きさを大小から選べるようにし、スコア散布図のXY軸を左右・上下対称となるよう設定できるようにした。
  アドインは、Excel2013〜2019まで動作確認済みである。


条件設定ダイアログ(基本設定) 

条件設定ダイアログ(詳細設定)

 

テストデータ

(黄色い部分があらかじめアドイン立ち上げ前に指定しておく範囲) 


 

解析結果の表示例

(表の中で表示される主成分数は、固有値が1以上または累積寄与率が、90%を越えるまでの数としている。 但し、ダイアログにおいて「図への出力範囲」の指定主成分数の方が多い場合は、その個数とする。)

 

スコア表の表示例

(スコアを出力する主成分数は、ダイアログにおいて「図への出力範囲」で指定した主成分数で決まる。) 


 

負荷量散布図作図例(主成分が2つの場合) 

(「H+」等の変数名が左側に移動している。) 

 

スコア散布図の作図例(黒丸と検体名による) 

(検体名の移動も行っているが、検体数が多くなると自動では限界がある。) 

 

スコア散布図作図例(通し番号)

(ある程度検体数が多くなった場合に適した表示方法) 

 

スコア散布図作図例(マーカーによる分類)

(検体が例えば季節ごととか地域ごとにに分類できる場合)

 

負荷量散布図作図例(主成分が4つの場合)

 


バージョン情報:

Ver.1.7 : 2005/05/02 (グループ分けを最大6に拡張)(空欄セルへ対応)(変数選択機能)

Ver.2.1 : 2008/01/16 (グラフの大小選択を追加)

Ver.4.0 : 2014/05/10 (250×65,000に拡張)(X*Y<=2,000,000の制限)



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