日立ののさくら20選 より: 桜塚・熊野神社

桜塚 日立鉱山では大正4年に高さ155mの大煙突を
完成させました。
これによって煙害を抑える事に成功しましたが、
これと同時に試験農場の開設と耐煙樹種の研究を行い、
黒松・ヤシャブシなどと共に大島桜の苗木を台木として
ソメイヨシノの苗木を昭和12年までに合計500万本
以上も植えさせました。諏訪台の桜塚は当時の
日立鉱山の庶務課長であった角弥太郎氏の業績を称えて
昭和9年に建立されたものです。
桜塚から市役所の裏にかけての一帯は、さくらの季節に
なるとピンク色の雲がかかったようになります。



熊野神社 日立製作所山手工場の地続きに佐竹の旧家臣の佐藤信為が 熊野神を祀った祠がありました。大正7年小平浪平氏は 創業にあたって佐藤家の了解を得てこれを工場の守護神 として新たに社殿を造営し、熊野神社としました。 平成2年、日立製作所創業80周年を機に社殿は銅板に 葺き替えられ、鳥居も改築されました。 熊野神社の由来札より さくらの時期になると玉砂利を敷いた境内に枝を触れん ばかりにたわわに花をつけたさくらが咲き競います。
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