松岡八景

7.荒崎の夜雨(国道6号線のJR常磐線跨線橋東側の荒崎橋畔)
語句:夜雨遥聴荒崎辺(夏の景色)
意味:「夏の夜、ひとしきり激しく雨を降らせた雷雨が過ぎて行った。
まだ遠くで雷の音が聞こえる。荒崎辺りはまだ降っているのか。」
- 荒崎橋    道端のケシの花

この辺りの関根川は改修工事が行なわれ、川筋が変わっている。
8.高戸の帰帆(高戸の小浜海岸の入り江)
語句:帰帆遥臨高戸浜(夏の景色)
意味:「青い海原の遠くから、白帆に夕日を浴びながら船が高戸の浜へ帰ってくる。」
- 小浜海岸の入り江   万葉の道

高戸の小浜海岸の入り江にはかつ漁船が出入りしていた。この浜の北側の手綱の浜は万葉集で、
「遠妻し 高にありせば知らずとも 手綱の浜の尋ね来なまし」と詠まれている。


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