011 ATOYAMA

基本情報

[台帳番号]011
[作品名]ATOYAMA
[作 家]流 政之
[設置年]2012年
[設置場所]エルム高原リゾート 流政之彫刻公園
[所有者]赤平観光協会
[材質・構造]  
本体材質花崗岩  高277 x 横170 x 幅150 (cm)
台座材質花崗岩  高** x 横** x 幅** (cm)
[写 真] 1:佐藤文計、
[記 事]**********

以上、基本情報

[解 説] 「後山」とは炭鉱用語で、「先山」と対になって補助作業を行う人を指す。女性の坑内労働が禁止されるま では、夫婦で作業を行う事が多く、先山は夫が後山は妻と女性が「後山」の役割 を務める事が多かった。この作品は、その辛く厳しい炭鉱労働に従事した女性に 焦点を当て、当時の記憶を残しておくために作られた。「SAKIYAMA」と対の夫婦 作品になるため、材質は同じく御影石を使用、黒い輝きの中に女性らしい優しさ 表現する。
作家紹介: 流 政之(ナガレ マサユキ)1923年、長崎県生まれ。 香川県高松市在住。彫刻家「Samurai Artist」の異名を持つ。少年期には父、 中川小十郎(立命館大学創設者)の教えにより古流武道を学ぶ。その後、刀鍛冶、 桜井正幸の門をたたき、隅谷正峯らとともに作刀を学ぶ。海軍飛行科予備学生と なりゼロ戦パイロットとなる。戦後は各地を放浪。1955年に日米戦没パイロット 追悼のため木彫と鉄溶接による個展「飛行空間」を開く。1956年、石彫に出会い 「ワレハダ」技法により注目を集め、ニューヨーク世界博日本館の壁画「ストー ンクレージー」が世界博ベストワークとして紹介される。1964年から75年の間は 主にアメリカを拠点に活動する。その中で、1967年に日本を代表する文化人とし て、アメリカのタイム誌が世界に誇る侍彫刻家として紹介する。1981年に奥尻島 に「北追岬」、2002年に大沼流山温泉に流彫刻公園「ストーンクレージーの森」 を監修する。2005年、北海道知事公館に「サキモリ」を建立。2010年には札幌駅 に「テルミヌス」を建立。日本アカデミーの創設者、日本アカデミー賞受賞者に 贈られるオスカー「映画神像」の製作者である。流政之公式HP  http://www.nagaremasayuki.com

011 ATOYAMA

写真・atoyama
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