基本情報
[台帳番号] | 005 |
[作品名] | 泉の像 |
[作 家] | 本郷新 |
[設置年] | 1958年 |
[設置場所] | 大通西3丁目、大通公園 |
[所有者] | 札幌市緑化推進部 |
[材質・構造] | 本体材質 : Century'ブロンズ3体 高600横200幅**(cm) 台座材質 : 基盤 コンクリート 高190x横**x幅** (cm) |
[写 真] | 1 仲野三郎(No716)、 2 松原安男 |
[記 事] | 松原安男 |
[解 説]
本郷新とニッカウヰスキーの竹鶴会長が懇談していた際、竹鶴会長が「大通公園に彫刻が欲しい 」と話したことから、この作品は誕生した。
本郷新はこの作品について「踊り子が先にあったのではなく、地下から天空を支え、雲や風と遊ばせたかった。風や雷を呼びたかった」と語る。
「彫刻は公共的な広場で、公共的空間の中で生きるものこそ本当の彫刻のあり方である」とする作者の思いが初めて実現した、記念すべき傑作のひとつ。周囲を直径10㍍の花壇であしらい、中央の台座は直径4㍍の黒御影石で構成。テレビ塔と噴水をバックにした三人の踊り子《泉》の像は、札幌観光のシンボル的宣伝媒体となっている。晴れの日も雨の日も、365日、三人の踊り子は《石川啄木像》の前で優雅なポーズで舞い続ける… 何思うかや啄木は?
これより3年前の1956年5月に、《牧童》が建立されている。