札幌デジタル彫刻美術館   001 花の母子像「愛」

基本情報

[台帳番号] 001
[作品名] 花の母子像
[作 家] 山内壮夫
[設置年] 1971年
[設置場所] 大通西2 大通公園北側
[所有者] 札幌市緑化推進部
[材質・構造] 本体材質 : ブロンズ       高137x横150x幅75  (cm)
台座材質 : 花崗岩 (黒御影石)  高53x横80x幅72  (cm)
[写 真] 1 仲野三郎(No713)、2 松原安男
[記 事] 松原安男

    

[解 説]
 この像は、昭和46年(1971)10月、札幌丸井デパートが創業百年を迎えたのを記念して札幌市に寄贈したもので、山内壮夫の作品。
ゴンドラかゆりかごを偲ばせる三日月型で構成され、母子が手をとり向きあい、幼子の右手には「札幌の木ライラック」の花房がにぎられている。母と子の至福のひととき。季節にはライラックの花が、母子を祝福するかのように咲きこぼれる。碑文の「愛」は、当時の札幌市長板垣武四の揮毫による。この像が設置された当初は碑文にちなんで《愛の像》《「愛」の母子像》と呼ばれていたが、いつの頃からか「愛」が「花」に変わって《花の母子像》と呼ばれるようになった。
エピソード: 昭和52年(1977)9月6日、像に乗って遊んでいた男の子が、像の腕と胴体の間に顔を挟んで動けなくなり、救急車が出動。ブロンズの手を切断して無事救出された。

花の母子像「愛」

写真・花の母子像
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001-2 花の母子像「愛」

写真・花の母子像
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