札幌デジタル彫刻美術館   263 雪娘

基本情報

[台帳番号]263
[作品名]雪娘
[作 家]佐藤忠良
[設置年]1971年
[設置場所]真駒内公園、五輪小橋東端北
[所有者]札幌市南区土木部
[材質・構造] 本体材質 : ブロンズ  高**x横**x幅** (cm)
台座材質 : 花崗岩   高**x横**x幅** (cm)
[写 真] 1: 仲野三郎(No713)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説]
 札幌冬季オリンピックを記念して制作された札幌ゆかり4人競作作品のひとつ。制作者の言葉から:「雪の峰に立ちて娘、神話のラッパ(ギリシャのレリーフに出てくる2本組の笛)を掲げ奏でれば、ファンファーレは山々にこだまして響き渡る」「統一的な場に競い合う偶然は、私ども彫刻家のオリンピックである。二中(旧制の札幌第二中学)出の新制作協会彫刻仲間の競作で、それぞれに、ある種の感慨を抱いたに違いない。胸躍る戦いの場であった。彫刻と空間。真駒内の素晴らしい空間を与えられて、私はある種の恐れと、興奮とを覚えた」「ふさふさとした毛をなびかせて、飛ぶように山野を走るエゾ鹿。勝利の月桂樹をくわえて、勇ましきエゾ鹿」本郷新から「お前、シカの腹をうまくやったな」とほめられ、苦労したところだった分だけうれしかった」と書いている。

263 雪娘・正面

写真・雪娘
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