札幌デジタル彫刻美術館   260 栄光 (1対:北)

基本情報

[台帳番号]260
[作品名]栄光 (1対:北)
[作 家]本田明二
[設置年]1971年
[設置場所]真駒内公園、五輪小橋西端北
[所有者]札幌市南区土木部
[材質・構造] 本体材質 : 石  高**x横**x幅** (cm)
台座材質 : 石  高**x横**x幅** (cm)
[写 真] 1: 仲野三郎(No713)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説]
 札幌冬季オリンピックを象徴し、しかも札幌的なものを、と与えられたテーマにそって、いく度も現場を見た本田明二が「この風景の中に耐えられるものは、肌の荒い、大きな白い石の塔のようなものでなければ…」と、最終的に結論付けたのが、男女が月桂樹を持った〝こけし〟のような、単純なフォルムだった。制作は、茨城県稲田の山元で現地の石工や機械の力を借りて行われた。「花崗岩の持つ、荒々しく力強い、それでいて素朴なぬくもりを感じさせる、自然石の美しさ。そんなものを失わないよう気をつけながら、こつこつとのみを運んだ」 「夏は緑の中にくっきりと浮かび上がる白い線。冬は雪で作られた彫刻のように立つ白い石。そんなことを考えながら、夏のぎらぎら輝く太陽の反射を受けながら、石を刻んだ」と作者は語っている。本田明二には珍しい石彫作品。

260 栄光 (1対:北)・正面

写真・栄光 (1対:北)
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