基本情報
[台帳番号] | 268 |
[作品名] | ひと休みする輪廻 |
[作 家] | 丸山隆 |
[設置年] | 1986年 |
[設置場所] | 真駒内緑町4丁目、地下鉄真駒内駅前 |
[所有者] | 札幌市南区土木部 |
[材質・構造] | 本体材質 : ブロンズ 高**x横**x幅** (cm) 台座材質 : 花崗岩 高**x横**x幅** (cm) |
[写 真] | 1: 仲野三郎(No713)、2 松原安男 |
[記 事] | 松原安男 |
以上、基本情報
[解 説]
札幌芸術の森がオープンした記念に設置された作品。外側の円形は、真駒内オープンスタジアムをイメージさせ、楕円形のトラックの空間の中には大小の石が数個。人々が熱狂したオリンピック競技も終わって、〝ひとやすみ〟している…台座下の地中には「2051年に贈る」としたタイムカプセルが埋められている。2051年は〝ふれあい〟に因んだというが、それまでひと休み?
丸山隆は1954年、長野県穂高町出身。1985年、東京芸大大学院彫刻専攻過程を卒業。31歳のとき北海道教育大学札幌分校(現・札幌校)の彫刻教諭として赴任。道展初出品で美術協会賞を受賞、最短で2年後に会員。デフォルメを利かせた人体表現や、当時、北海道ではあまり制作されていなかった石の彫刻を熱心に指導した。中でも、5人の彫刻家集団による「CINQ」(サンク:フランス語で「5」を意味)を結成して〈石山緑地〉に取り組んだのが特記される。2002年(平成14年)、肝臓がんのため逝去。享年47歳。