基本情報
[台帳番号] | 265 |
[作品名] | 牛と少年 |
[作 家] | 佐藤忠良 |
[設置年] | 1964年 |
[設置場所] | 真駒内曙町1丁目、真駒内第1公園内 |
[所有者] | 札幌市南区土木部 |
[材質・構造] | 本体材質 : ブロンズ 高**x横**x幅** (cm) 台座材質 : 花崗岩 高**x横**x幅** (cm) |
[写 真] | 1: 仲野三郎(No713)、2 **** |
[記 事] | 松原安男 |
以上、基本情報
[解 説]
《真駒内種畜場之跡》の碑の建つこの付近一帯約3千ヘクタールの地は、明治9年(1876年)、開拓使のお雇い米国人エドウィン・ダンが牧牛場として開墾して以来、昭和21年(1946年)まで約70年間にわたって北海道庁種畜場として牧畜の試験、指導にあたった所。記念碑の《牛と少年》の象は、佐藤忠良の作品としては大通公園にある《開拓の母の像》に続く早い時期の野外設置作品。「跳ね上がるような元気な明るさを、少年と子牛に託してみたかった作品である」と作者は語っている。少年の正ちゃん帽のような雪洞のついた帽子がかわいらしい。「中学一年の時に知り合い、一緒に自炊生活をしてくれた兄のような歳の人が北大畜産課勤務だったので、いつの間にか牛や馬に興味深くなり、この作品のときの主題の助けになったかもしれない」と佐藤忠良は語っている。