札幌デジタル彫刻美術館   229 朔風

基本情報

[台帳番号]229
[作品名]朔風
[作 家]本田明二
[設置年]1971年
[設置場所]北6条西7丁目、北海道自治労労会館北側
[所有者]北海道自治労労会館
[材質・構造] 本体材質 : ブロンズ     高173x横**x幅** (cm)
台座材質 : コンクリート   高600x横**x幅** (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No609)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] 《朔風》 本田明二 1980 北海道自治労会館
 《朔風》の「朔」とは、北の方角の意。高さ3㍍の細長い台座の上に、1.8㍍の裸婦が一本の若木を支えて立っている。「厳しい北海道の北風に、木々は伸び悩み、捻じ曲げられ、枝はみな同じ方向に向いている。それでも、少しずつたくましく成長を続けるエネルギー。そんな木を厳しい北風から守り育ててゆくのが若々しい女性であり、それはまた未来を象徴する。」と作者は言う。依頼者の構想では、北海道の労働運動の、過去、現在、未来を三人の群像で表現してほしいというものだったが、予算や設置場所の関係などからこのような形に落ち着いた。案内版には『厳しい北海道の北風に向かいながら、たくましく前進を続けるエネルギーと、くじけることを知らない強固な勇気と気迫を表現』とある。
 北海道自治労会館竣工記念として建立された。題字の揮毫は、自治労道本部委員長森尾曻。   (松原安男)

229 朔風・正面

写真・朔風
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