札幌デジタル彫刻美術館   223 風雪

基本情報

[台帳番号]223
[作品名]風雪
[作 家]坂坦道
[設置年]1987年
[設置場所]北24条西8丁目、札幌飛行場正門跡
[所有者]札幌市*****
[材質・構造] 本体材質 : ブロンズ   高75x横**x幅** (cm)
台座材質 : 石       高**x横**x幅** (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No603)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] 《風雪》 坂坦道 1986 北24西8
 「大空に憧れ、空高く飛んだ 父も兄も弟も、遠い想い出になって消えてしまうだろう。」碑にはこう刻まれている。 ここはかつて「札幌飛行場」があった。昭和2年(1927年)、旧北海タイムス社(現:北海道新聞社)はこの辺り周辺に飛行場を開設。やがて国営飛行場となり、札幌―仙台―東京間の定期航空路も開設された。飛行場といっても草を刈って整地してあるだけの滑走路で、機体がぬかるみにはまれば、みんなで力を合わせて引き上げるというのどけさだったという。昭和19年(1944年)には初めて軍用の板敷き滑走路が完成。さらに拡張しようとした矢先に終戦。戦後、進駐軍によって飛行機や施設が焼き尽くされ閉鎖された。 付近一帯は住宅地へと変貌を遂げ、二基の門柱だけが残された。ここにアトリエを建てた彫刻家坂坦道は当時をしのんで、プロペラ型のブロンズ記念碑を制作設置した。   (松原安男)

223 風雪・正面

写真・風雪
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